台風や大雨の時など、クルマを停めていた場所が水に浸かる場合も考えられます。
車屋さんに点検してもらうのが前提ですが、車が浸水したとしてもまだ走れるって場合もありますよね。
今回は、浸水した車を乾かすには、クルマが浸水した時のお掃除方法、浸水した車がクサい時の対策について綴って行きます。
車が浸水した後で乾かすには?
まず最初にですが、車の乾かし方の前に…まず車両保険の確認をしてみてくださいね。
天災に対応してくれる特約に入っていれば、保証される可能性が出てきます。
加入している保険会社に、確認してみてくださいね。
車内に入ってしまった水は、汚水、泥水、下水の混じったものなので、どうしてもニオイの原因となってしまいます。
さらには密閉された場所にものすごい湿気がたまるわけですし、カビや雑菌が繁殖するのには好条件となります。
フロアマットやシートだけではなく、ドアの内貼りの中にある静音材なども考えないといけません。
車両保険が使える場合は、交換できる内装は取り換えるのが一番でしょうし、使えないなら内装を剥がしてから可能な限り、水洗いと掃除して乾燥させるのがベストでしょう。
乾かすことだけを考えても後々ニオイの問題が出てきますし、クリーニングして雑菌の繁殖を抑えつつニオイも抑え、その後乾燥させた方がいいですよ。
最終的には、ドライヤーを当てて乾かすなどは不可能に近いです。
外せるものは外して洗い、天気の良い日に数日かけて天日干しすることになります。
車が浸水した後のクリーニングは?
どこまで浸水したかによってクリーニングの場所は変わってきますね。
車内の足元あたりまでなら、シートを外してから水拭き・乾燥させれば大丈夫だと思います。
できれば除菌作業も行ったほうが良いですよ~。
もっと上まで浸かってしまった場合は、かなり厄介になります。
配線など電気系はダメージを受けている事が多いですし、トラブルが出やすいと思っておいた方がいいです。。。
お掃除のやり方としては・・・
①シートやフロアカーペットを外す
②床にコンピューターなどが固定されている車種の場合は、コンピュータも外す
③車内を、水と洗剤を使って洗う
④シートやフロアーカーペットも、同じく洗う
となります。
電装部分は本当なら水厳禁ですが、もう雨水に浸かってますしね。。。
細かい泥などが付着したそのまま放置しておくより、蒸留水につけてからよく乾燥させた方が良いかもしれません。。。(自己責任でお願いします。)
塩素を含んでいる水道水より、蒸留水の方が幾分マシかなぁと。。。
川や水害で浸水した場合、雨漏りしたのとは違い、泥などの異物が車内に入ってきます。
充分にクリーニングをしたつもりでも、後々正常に動かなくなるなど、寿命や耐久性に影響が出てきますね。。。
ちなみに家が浸水した場合も、充分なお掃除が必要になります
車が浸水して臭い…
浸水した場合、川の水や生活用水などが混じった水が入ってきます。
ニオイ的には、ドブ川のようなものに近いかもしれません。。。
上に書いたクリーニングが重要になってきます。
車内のフロアカーペット下には、スポンジが敷き詰められています。
このスポンジが吸ってしまった水で最近が繁殖して、ニオイの原因となりますね。
車って高気密な作りがされているので、ニオイを取ることは難しいんです。。。
実際のニオイを消す作業となると、
①シート、シートベルト、センターコンソール、ダッシュボードを外す
②フロアカーペットを丁寧にはがす
③ドブのニオイがする水を、タオルで回収してフロアをキレイに掃除する
④外したカーペットをキレイに洗う
となります。
カーペットは、高圧洗浄機を使うと楽です。
そして天気の良い日に、天日干しさてください。
乾燥したあと、外したものを逆の手順でつけていくことになります。
臭いに関しては、ディーラーだと10万~15万円あたりかかるかもしれませんね。
町の整備工場だと、もう少し安くなるでしょうかね。
まとめ
浸水した車は、後からカビやニオイがひどくなる場合が多いです。
外せるものを外してからキチンとクリーニングすることで、ある程度のニオイを抑えることは可能です。
ただし水に浸ってしまったクルマは、たとえ動いたとしても後々までカビ、サビ、異臭の原因となります。
また電動ドアミラーが動かなくなった、パワーウインドウが壊れた等トラブルが発生しやすいです。
車に対する知識がないと、自分での回復は難しいですよ。
ディーラーなり整備工場で整備をしてもらうことをおすすめします。。