長靴って、ガーデニングとか、アウトドアとかを楽しむ人ならよく履くものでしょうが、そうでない人は台風や大雪の時しか履かないものですよね。
一足は持っていたいものですけど、そんなに頻繁に履かないから、普段はしまいっぱなしですよね。
でも、いざ、長靴の出番があると、長靴がボロボロなんてこともあったりして・・・。
ここでは、長靴のゴムは劣化するのか、長靴の手入れ方法、長靴が白くなる理由について説明します。
長靴のゴムは劣化する?
長靴なんて革製品ではなく、ゴムだからと思って、油断していませんか?
実は、長くしまいっぱなしの長靴、ゴムが劣化していることがよくあるのです。
靴箱の奥から出してみると、ゴムがひび割れしていたり、白く汚れていたり、もう、安い長靴だから仕方ないとあきらめますか?
たしかに、安価な長靴の場合、合成ゴムを使われているので劣化しやすいということもありますが、高級な長靴に使われる天然ゴムでも寿命はたった1~2年。
年に数回しか履かない長靴で、それは短すぎませんか?
けれど、しっかりとお手入れをしてから、保管すれば、この寿命を延ばすことができるのです。
その方法については、次に説明していきますね。
長靴のゴムの手入れ方法は?
使った長靴は水で濡れていることが多いでしょう。
ここで、晴れた日に外干しなんてしたら、大間違いです。
直射日光に当てると、表面が黄ばんでしまったり、ゴムが固くなって、ひび割れしたりすることがありますので、絶対にやめましょう。
水分を拭き取ってから、家の中でゆっくりと陰干しします。
ゴムには急な温度変化はよくないのです。
長靴の中も乾いた新聞紙や乾燥材などを入れて、乾かしていきます。
そして、保管する前にひと手間!
長靴専用のケア剤を吹き付けておくと、とても安心です。
ラバーブーツスプレーなどのネーミングで販売されています。
ケア剤でコーティングされることで、ゴムに艶が出ますし、乾燥による硬化予防にもなります。
裏技としては、カー用品であるタイヤ用ワックスを使う方法もあります。
タイヤの寿命を長持ちされる製品ですが、タイヤも同じゴム製品ですから、長靴でも使えそうですね。
問題なさそうですが、あくまでも、自己責任での使用をお願いします。
長靴のゴムが白くなる理由は?
長靴のゴムの劣化でひび割れと同じくらいよく見られる現象が白い汚れ。
長い間しまっておいた長靴が白くなっていたら、驚きますよね。
これって、もしかして、カビ?
特に、黒い長靴ではすごく目立ってしまいます。
これはどうにかならないのでしょうか?
実はこの白い粉、ゴムの特性なのです。
ゴムは紫外線や劣化を防止するために、自然と表面に油膜を張るようになります。
そのため、白っぽくなってしまうのです。
特に、濡れたまま、長靴を放置しておくと、水滴の跡がしっかりと白く残ってしまいます。
また、ケア剤を吹き付けていても、時間が経つにつれて、白く浮き上がってくることがあります。
ゴム自体に劣化防止剤が配合されていても、徐々に、表面に白くにじんでくることもあります。
対処法としては、先ほど出てきたケア剤を使用することで、かなり綺麗になります。
長靴だけでなく、ブーツや靴の靴底部分にも使えますが、床に接する面に使うと滑りやすくなってしまいます。
靴底に使う時は側面だけにしてくださいね。
長靴のケア剤は靴屋さんなどで販売されていますが、手元に無い場合は車の艶出しスプレーなどでも代用できるそうです。
ゴム製品にも使えるか、パッケージの表示などをよく確認してから使ってください。
長靴を白くならなくする方法はありませんので、長靴と一緒にケア剤も同時購入しておいて、常にお手入れで使用するようにした方が長靴を長く使うことができそうです。
頑丈そうな長靴ですが、きちんとお手入れの必要があったのですね。
まとめ
たまにしか使わない長靴ですが、正しいお手入れで長く履くことができます。
お手入れに欠かせないのがゴム製品のケア剤です。
ケア剤を使うことで、ひび割れなどの劣化を抑えてくれます。
白くなった時も、再度、ケア剤を使うことで、艶がよみがえってきます。
長靴を買う時は、セットでケア剤も買って、普段のお手入れに使用してくださいね。