暑い日は外出先で冷たい飲み物が欲しくなりますよね。
最近ではエコと節約をかねて、マイボトル持参がスタンダードになってきました。
ステンレスの水筒は保冷できるから、時間が経っても冷たいまま♪
ところで、「いつも冷やした麦茶を水筒に入れているけれど、水筒のまま、冷やすことはできないかしら?」と思うことはありませんか?
そうすれば、冷やすためのボトルを洗う手間が省けますしね。
ここでは、ステンレスの水筒を冷凍庫や冷蔵庫で凍らしたり冷やせるのかを説明します。
ステンレスの水筒を冷凍庫に入れておくと凍る?
冷凍庫に水筒を入れても、中身が凍ることはありません。
ステンレスの水筒は保冷可能でも、半日から1日経つと徐々にぬるくなってしまうことがありますよね?
そんなことのないように、冷やした飲み物を入れる時に氷も一緒に入れる人もいると思いますが、一層のこと、「水筒ごと冷凍できたら、すごく冷えそう♪」と思ってしまいそうです!
しかし、ステンレスの水筒を冷凍庫に入れるのはNGです。
絶対にやめましょう。
飲み物などの液体は冷凍されると体積が増えて、水筒自体が変形したり、破損したりしまうことがあります。
やはり、冷たさをキープするには、水筒に氷を入れるのがベストです。
もし、氷を入れることで飲み物が薄まってしまうのが気になる場合は、飲み物自体を氷にして水筒に入れるのがおすすめです。
こうすると、氷が溶けてきても薄まることがないですよね。
また、アイスキューブを使うのもおすすめです。
アイスキューブは常温の飲み物を冷やすのは不向きですが、冷たさをキープすることは可能です。
繰り返し使えるのもいいですよね。
アイスキューブの素材はプラスチックやステンレスのものがあります。
ストーン製のものもありますが、飲み物の風味が変化してしまうことがありますので、注意してください。
また、小さいお子さんなどはアイスキューブの誤飲が心配なので、使用を避けた方がよさそうです。
冷凍庫に凍らせる水筒なら、冷凍庫対応しているプラスチック製のものがおすすめです。
ステンレスの水筒はスポーツドリンクや乳製品など入れられない飲み物がありますが、プラスチック製のクリアボトルはお手製の飲み物を入れられます。
キンキンに凍らせて、結露防止のカバーなどで包んでおけば、外出先で、ほどよく溶けた冷たい飲み物が味わえます。
ただし、お手製の飲み物をプラスチックボトルに入れる際は冷ましてからにしてください。
ボトルによっては耐熱温度がそれほど高くないものもあります。
また、中身を満タンにしないで、八分目程度にすることで、中身が凍結した時に溢れてこないようにします。
それから、十分に冷ましてから冷凍庫に入れないと、冷凍庫内の温度が緩み、保存している他の食材に影響を及ぼしてしまいますので気を付けてくださいね。
ステンレスの水筒を冷凍すると中は冷える?
前章では、ステンレスの水筒を冷凍庫に入れてはいけない理由を説明しました。
ところで、そもそも、冷凍庫に入れると中身は冷えるのでしょうか?
答えは「冷えない」です。
ステンレスの水筒は真空2重構造で、断熱を可能にしています。
本体内側と本体外側の間を真空にすることで、外側と内側の熱伝導を遮断しています。
ですから、室温に係わらず、中身の温度が保つことができるのです。
暑い日でも飲み物は冷たいまま、寒い日でも飲み物は温かいままになりますよね。
しかし、熱は光でも伝わる(輻射)ことがありますし、ふた部分は断熱が十分ではないことから、保冷・保温機能も永久的にとはいかないようです。
ステンレスの水筒を冷蔵庫に入れておくと?
前章での説明の通り、ステンレスの水筒を冷蔵庫に入れても、中身は冷えないです。
でも、もし、少しでも、水筒を冷やしておいて、冷たい飲み物を入れた時に温まらないようにしたいなら、氷水を入れておくのがおすすめです。
同様に、温かい飲み物を入れる前に、熱湯を入れて、水筒自体を温めておくのは効果的です。
まとめ
飲み物が入ったステンレスの水筒を冷凍させると、中身が凍結の際に膨張し、水筒を変形・破損させる恐れがありますので、絶対にやめましょう。
水筒を冷蔵庫や冷凍庫に入れても、二重構造で断熱されていますから、中身は冷やされにくいです。
少しでも、飲み物の温度をキープさせたい時は、あらかじめ、水筒を熱湯や氷水で予熱しておくことはおすすめです。
ステンレスの水筒の正しい使い方を知って、上手に利用してくださいね。