病院へは保険証のコピーでもいい?忘れたのと同じ扱い?修学旅行は?




 

「保険証を失くしたらマズい」との理由で、保険証のコピーを持ち歩いている人もいます。

 

あと子供が修学旅行の時に、保険証のコピーを学校に持って行ったことがある方も多いのではないでしょうか?

 

実際のところ、「保険証のコピー」で医療機関を受診することは可能なのでしょうか?

 

今回は「保険証のコピー」の有効性について医療事務をしている筆者が、実際に病院は診察はしてくれるのか、また受診時の支払い等はどうなるのか、など気になる疑問についてお話させていただきます!!

 

 

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病院は保険証のコピーでも診てくれる?

医療機関を受診する際、保険証の提示が求められますね。

 

時々、「保険証のコピーでも良いですか?」と患者さんやその家族から言われることがあるのですが、私の職場では基本的には「保険証の原本」の確認をさせていただいています。

 

保険証を持っていない場合はその理由をまずおたずねします。

 

持っていない理由はいくつか考えられます。

 

例えば、

 

・就職して(または退職して)保険証の切り替え中のため持って来ていない

 

・修学旅行や出張中で県外に来ていて、原本を持ってきていない

 

・家族の扶養に入ったため手続きをしていて保険証が手元にない

 

・もともと健康保険に加入していない

 

など、なんらかの事情があって持ってきていないか、ただ単にたまたま持ってくるのを忘れてしまったということもあります。

 

保険証のコピーで受診できる医療機関はまずありません。

 

厚生労働省令第15号により、医療機関は原則として、医療保険を受ける資格がある患者さんかどうか、の確認をしなければならない、と義務づけられています。

 

本来は、同じ医療機関であっても来院・来局の都度、保険証の確認をしなければなりません。

 

保険証は負担割合によって窓口で支払う金額に大きく開きがあります。

 

お金にかかわる大切な証書ですから、コピーで良いですよ、と言う医療機関はほとんどないと思って下さい。

 

その保険証のコピーが本当に有効なものかどうかの確認が取れませんので、医療機関側としても安易に了承することはできません。

 

もしかしたら退職しても勝手に使用している保険証かもしれませんし、本人のものではなく、悪用されている可能性もあります。

 

そうしたことから、保険証のコピーで受診することはできない医療機関がほとんどです。

 

特に初めてかかる医療機関の場合は間違いなく「原本確認」をお願いされるでしょう。

 

ただし、いつも受診されている患者さんが保険証の切り替えや申請中だったり、家族の方が代わりに来られてコピーを提示された場合などは柔軟に対応している医療機関もあります。

 

 

病院は保険証を忘れたのと同じ扱いになる?

保険証の提示がないとみなされた場合は、窓口でのお支払いは全額負担となります。

 

例えば、3割負担の方が保険証があれば3000円で済むはずの支払いも、全額負担になると1万円になってしまいます。

 

本来3割負担の患者さんの総支払い金額が1万円の場合、

 

患者さん負担・・・3000円

 

保険組合負担・・・7000円

 

となりますが、保険証が使えないとなると、全額自費なので1万円全部を支払わなければなりません。

 

保険証ってとても大切なものなのです。

 

ですから私達職員も保険証の確認にはとても慎重になります。

 

後日保険証の原本確認ができれば、多くいただいていた分のお金は返金しています。

 

できるだけ早めに保険証原本をご持参下さい。

 

医療機関によっては返金の期間があります。

 

だいたいその月のうちに持ってきてくださいというところが多いと思いますので、必ず確認をしておいて下さい。

 

また、領収証と引き換えになりますので紛失しないように気をつけて下さいね。

 

医療機関での返金が出来ない場合はご自身が加入している保険証の組合に直接返金の依頼をすることになります。

 

職場の経理や保険担当の事務の方に請求方法を尋ねて下さい。

 

その際も領収証は必ず必要になりますので大切に保管しておいてください。

 

 

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 修学旅行には保険証のコピー持参??

私が子供の頃、修学旅行の時は「保険証のコピー」が必要でした。

 

娘の修学旅行でも保険証のコピーを忘れないようにと言われ、持たせた記憶があります。

 

しかしながら、実際のところ保険証のコピーでの受診は「無効」です。

 

修学旅行等で万が一医療機関にかかることがあった場合は、あくまでも修学旅行中であるため、受診は可能です。

 

一旦コピーで保険証の確認をしていますが、後日必ず保険証の原本確認が必要です。

 

遠方で後日持参が難しい場合に限り、直接こちらから保険証の発行元に保険証の有効性の確認をさせていただくこともあります。

 

滅多にないことですが、時々修学旅行中の受診はあります。

 

教員や看護師の方の引率があり、いつでもご家族と連絡が取れるという状況であることが大前提での受診です。

 

最近はほとんどの学校で保険証のコピーではなく原本を持って来られる事が多いです。

 

昔、保険証が家族で1枚だった頃がありましたが、その頃は修学旅行や出張などで長期間保険証を持って行くことは困難だったかもしれません。

 

現在の保険証はほとんどが一人1枚ですので、原則「保険証は本提示」が一般的です。

 

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

保険証は本当に大切なものですね。

 

持参していない場合は「全額自己負担」ですから、痛い出費です。

 

日本の医療保険制度は世界的に見ても大変優れた機能を持っています。

 

加入していれば、皆が平等に医療制度を利用でき、必要な診療を受けることができます。

 

それを考えると、やはり保険証を持参していなかったり、コピーの提示だけでは原本持参と同等に扱うのは難しいことだと思います。

 

特にコピーは悪用の危険性もありますので医療機関側としても修学旅行などでもない限りほとんどお断りしているのが現状です。

 

よほどの急な受診等でない限り、医療機関にかかる時には保険証の提示をお願いします。

 

 

 

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