保険証の番号が悪用されることはある?持ち歩く?紛失した場合は?




 

医療機関を受診する際、必ず提示しなければならない保険証。

 

受診の際、受付で「保険証がなくなった」とおっしゃる方が意外と多いことに毎回驚いてしまいます。

 

保険証番号を他人に知られたり、保険証を失くしてしまったら、悪用されないか心配になりませんか?

 

今回は、保険証の番号だけで悪用されることはあるのか、保険証は普段持ち歩くのが良いのか、失くしてしまった場合どう対処したらいいのかについて、現役医療事務の筆者が綴って行きます。

 

 

スポンサーリンク

保険証番号は悪用できる?悪用される?

保険証番号は、人にバレたとしても、悪用される可能性はかなり低いです。

 

保険証の番号だけを控えられたとしても、消費者金融から簡単にお金を借りたり、医療機関で医療費を3割負担にしてもらえることは、まずないですね。

 

レンタル店での身分証明やコンビニでの郵送物の受け取りも、保険証番号だけだと無理です。

 

ただし、「国民健康保険ではダメでもけんぽなどの社会保険なら可能」だとか、カードローンが作れるところはあるかもしれません。。

 

もし番号を人に知られて不安な場合は、国民健康保険なら役所で保険証の番号の変更が可能です。

 

けんぽなどの社会保険の場合は、協会に番号変更が可能かたずねてみてください。

 

正直保険証番号より他人に知られるとマズいのは、氏名、生年月日、住所、性別など個人情報ではないでしょうか。

 

オレオレ詐欺だとか、ストーカー被害とか、ないとは言いきれませんよね。。。

 

 

あと、もし保険証自体をを失くしてしまったなら、悪用される可能性は、番号だけを知られるよりリスクが上がります。。

 

実際、保険証はご自分の身分証明になります。

 

公的な手続きであったり、銀行で口座を開設する際にも提示が求められることもあります。

 

運転免許証と違い、保険証には顔写真がついていません。

 

ということは、あなた以外の誰かが使用してもその場ですぐには確認は取れない、ということになりますね。

 

保険証に明記してあるのは社会保険であれば、生年月日・性別・企業名ですから、その位の年齢・性別の人が仮になりすましていても誰にもわからないわけです。

 

そう考えると、保険証を紛失してしまうのは大変危険であることがおわかりいただけると思います。

 

最近では金融機関との契約時の審査が厳しくなったとはいうものの、保険証を悪用される可能性はゼロとは言い切れません。

 

保険証番号だけを知られたのと違って、保険証の「偽造」をされることも考えられますしね。。。

 

法律で認められていないことをする輩は、あってはいけないことのですが、どうしても存在しますしね。

 

近頃ではwebサイトでクレジットカードが作れたりしますが、保険証のコピーの郵送が必要だったりします。。

 

保険証をなくしたら、クレジットカードや免許証をなくした時と同じように「紛失届」を提出してください。

 

警察に届けるだけではなく、ご自身が加入している健康保険協会や事業主(雇用されている会社)にも紛失した旨を必ず届けてください。

 

放置している間に、誰かがあなたになりすまして病院を受診していたり、ヤミ金などでローンを申し込まれていると考えたらとても怖いですね。

 

仮に失くした保険証を悪用されていたとしても、きちんと警察に事前に「紛失届」を出しておけば、支払いの義務も生じません。

 

しかしながら紛失したことを届けていなかった間に起こったことは、支払いの義務が生じる可能性は無いとは言うモノの、それを証明するまでには時間と手間がかかります。

 

不安な気持ちを抱えないためにも、日頃から保険証は大切に取り扱いたいものです。

 

 

保険証は持ち歩いて良い?コピーがいい?

保険証は医療機関を受診する際に必ず必要になりますので、急な受診等に備えて常に携帯することが望ましいと思います。

 

その代わり、紛失しないように入れておく場所などは常に確認しておかなければなりません。

 

よく、受診の際「保険証のコピーでも良いですか」と聞かれることがありますが、原則コピーでの受診はできません。

 

コピーで受診の場合のお支払いは10割全額負担です。

 

つまり保険証を持ってきていない場合と同様の扱いということになります。

 

持参された保険証のコピーが本物かどうか、また期限が有効か、本当にその職場に勤めているのか(すでに退職していることがある)など分からないことが多いです。

 

当然悪用の可能性もありますので、保険証のコピーでの受診は「保険適用外」となります。

 

例外として、お子さんの修学旅行などで保険証のコピーを持参されるケースがあります。

 

この場合はあくまでも学校単位であること、教員や看護師が同行していること、ご家族にすぐに連絡がとれる状態であることが大前提です。

 

また、緊急の診療が必要な場合もあります。

 

工事現場等で作業をされるお仕事の方は、会社で保険証のコピーを取りまとめているところもあります。

 

万が一に備えてのことですが、そういった場合も特例としてコピーでの受診を了承している医療機関もあります。

 

いずれにしても保険証は基本的に「原本」確認が義務付けられていますので、コピーを普段から持ち歩くことは得策ではありません。

 

 

スポンサーリンク

保険証を紛失して悪用されないために

保険証を紛失しないためには原本を持ち歩かないのが一番です。

 

しかし、病気や怪我はいつ起こるかわからないですので、常日頃携帯しておくことが望ましいと思います。

 

急に病院にかかっても家族がすぐに保険証を持ってきてくれる場合や、一旦全額自己負担で支払って、後日保険証を持って行って返金を受けるので大丈夫、とう方は持ち歩かなくても良いでしょう。

 

そして一番大切なことは「紛失したらすぐに紛失届を提出する」です。

 

これに限ります。

 

なくしてしまったことで落ち込んでしまうのは当然です。

 

辛くて自分を責めてしまいますよね。

 

しかし、その間にも悪用されてしまう可能性はゼロとは言えません!

 

なくしてしまったという事実を受け止め、早急に警察・加入している保険組合に連絡をして利用停止の手続きをしましょう。

 

それが悪用を防ぐことにつながります。

 

 

スポンサーリンク

まとめ

いかがでしたか?

 

保険証は免許証やパスポート等と同様、とても大切なものです。

 

これは悪用ではないのですが、別の人の保険証と入れ違っていたケースがありました。

 

とある患者さんが医療機関で保険証を提示し、その後返却された保険証をしばらく使うことなくお財布に入れていました。

 

その患者さんがある時救急で運ばれてきてそのまま入院となり、保険証を確認したところ、まったく知らない見ず知らずの人の保険証だったことがわかりました。

 

慌てて家族の方に確認しましたが、ご家族の方も誰の保険証かわからないとのことで困ってしまいました。

 

最近かかった医療機関を聞き出し問い合わせたところ、その医療機関が別の患者さんに別の患者さんの保険証を返却していたことが発覚したのです。

 

これは、当然医療機関がきちんと本人確認をしていないことが問題なのですが、それでもこの類の間違いは少なくありません。

 

大きな病院だったり患者さんがとても多い病院ですと、同じ名前の患者さんがいたり、お名前を呼んだら自分ではないのに勘違いをしてお返事をされる患者さんがいたりするのです。

 

私も保険証の返却間違いだけは本当に気をつけていますが、それでも100%ではないと思って二重三重に何度もお名前確認をしています。

 

保険証を返される時は、受け取ったらそのまましまわずに一度「本当に自分の保険証なのかな?」と確認してみて下さい。

 

もしも違っていたら、未然に事故が防げるわけですから、保険証の悪用につながらずに済みますね。

 

タイトルとURLをコピーしました