アパートやマンションなど賃貸物件で冷房をつけてみても、お部屋が涼しくならないことってありませんか?
エアコンの効きをよくするために、入居者ができることってどういうことがあるのでしょうか?
今回は、賃貸物件で冷房が効かないのを改善する方法、冷房が効かない原因や理由について綴って行きます。
エアコンの冷房が効かない賃貸の部屋・・・
アパートやマンションなどの賃貸物件に住みだして、エアコン自体が原因で冷房の効きが疑われる場合は、入居者にできることは限られます。
フィルタ―にホコリが溜まっていないかの確認くらいでしょうか。
フィルタ―の掃除をしてみて冷房が効かない状態が続くようでしたら、壊れている可能性があります。
不動産屋さんや管理会社に連絡を入れてみるのがいいですよ。
メーカーや緊急対応の業者が来て、エアコンの状態を見てくれます。
入居した時点で備え付けられているエアコンは、普通に使っていて不具合を起こした場合の修理代は、基本大家さん持ちです。
意図的に壊した場合や、業者にエアコンクリーニングをお願いして壊れた場合は別ですけどね。。。
エアコンのフィルタ―にホコリが乗っかっている状態だと、空気をよく取り込めていない状態が続いていますね。
何気なく使っているエアコンですが、フィルタ―の掃除って意外と忘れがちです。
フィルタ―のお掃除方法としては、まず掃除機でホコリを吸い取ってください。
エアコンの設置位置がキッチンから近い場合は、フィルターに油がついて、掃除機では吸い取れないこともあります。
この場合は、一度水に濡らしてから食器用の中性洗剤や住宅用洗剤をつけて、歯ブラシなどで軽くこすってから水で洗い流して、乾燥させてください。
エアコンの洗浄スプレーとかも市販されていますが、エアコン内部が汚れているからと使用しても、冷房の効き目に大きな変化が起きることはないでしょう。
洗浄スプレーを使って、右側にある電装部分などに水分がついて故障などを起こしてしまうと、責任問題や修理費負担など余計大変なことになりますしね(;^ω^)
フィルタ―にホコリがたまっていない状態で、エアコンの冷房が効かない場合は、確実とは言えませんが故障を疑った方がいいですね。
エアコンを冷房運転させて、途中でセンサーやランプが点滅していませんか?
エアコンが動いているのに、室外機がまわらずに止まっていませんか?
上記2つの場合は、どこか故障している場合が多いです。
ランプが点滅している場合は、どこがおかしいのかのエラー表示です。
メーカーによって違うのですが、色や点滅の回数、点滅の早さなどでどこがおかしいのか自己判断しています。
管理会社や不動産屋さんに連絡をいれる場合は、どういう風に使って、どういう症状で冷房が効かないのかを伝えるといいですよ。
ランプが点滅している場合は、エアコン本体に書かれているメーカーや機種名や品番、点滅している色や回数を伝えるとより良いです。
あと自分で持ち込んだエアコン場合は、電気屋さんに見てもらうしかないです。
エアコンの交換パーツって、メーカーはだいたい8年くらいは持っていることが多いです。
製造されて8年以上経過している場合は、壊れたパーツの予備がないこともありえますね。。。
交換パーツが無い場合は、エアコン本体ごとの交換になる場合もあります。
部屋に備えつけられていたエアコンの交換も、基本大家さん持ちですよ。
ちなみに、寒い時期に冷房を動かそうとしても、冷たい空気は出てこないのであしからず。
家庭用のエアコンは、外の気温が21℃以上ないと冷房として機能してくれないモノもありますよ。
仕組みを知っていると、エアコンのフィルタ―のお掃除が楽になります
⇒エアコンのフィルタを掃除機なしでキレイにする。水洗い?洗剤は?
冷房が効かない原因とは?
エアコンが故障していない状態で、冷房が効かないのなら原因はいくつか考えられます。
ガスが不足している
最初に設置した業者の施工ミスということもあります。
ガスが抜けたり少ない状態だと、エアコンのパフォーマンスは充分発揮できず落ちてしまうんですよね。
僕も新品のエアコンを取り付けてもらった時に、業者にやられました。。。
後々ガスを補充してもらいましたよ。
あと何らかの原因で、ガス漏れを起こしたことも考えられます。
ガスの不足を調べる方法としては、まず設定温度を一番低くして、風量を最大にしてください。
10分運転して、吹き出し口から出る温度と室内温度の差が10℃以下なら、ガス不足を起こしているかもしれません。
ガスが足りていない場合は、室外機の配管の接続部分が凍っていたり霜で白くなっていますね。
室外機の配管の接続部分が水滴で濡れている場合は、ガスの量が大丈夫です。
ガスの補充は業者によっても違いますが、大体2万円~3万円くらいかかりますね。
外気温度が高すぎる
ここ数年、ありえないくらい暑い日がありますよね。
建物の外壁が日で熱くなりすぎて、エアコンの能力で追いつけないということはあります。
外の気温の影響を受けやすい部屋や建物だと、エアコンの設定温度まで温度を下げられないこともありますね。
エアコンの能力不足
10畳の広さの部屋なのに、6畳用のエアコンが取り付けられている。
あるあるですね・・・㊙
賃貸物件を建てる際に、なるべく工事費を浮かすために、容量の小さいエアコンが取り付けられている場合があります。
大家さんの希望というわけだけではなくて、建設会社から勧めてくる場合もあります。
エアコンの本体にメーカーと機種名や品番が書かれているので、ネットで検索してみると何畳用のエアコンなのかがわかりますよ!
室内機の排熱不良
ベランダに室外機を置いていて、まわりがモノで囲まれ過ぎている場合は、エアコンの冷えに影響が出ることもあります。
室外機のまわりには、何も置かないのがベストですね。
エアコンの熱交換機の汚れ
アルミフィンの部分が汚れすぎていると、冷却能力が落ちることはあるかもしれません。
キッチンから近い所に設置されている場合は、油を吸い込んでいることもあります。
フィルタ―をこまめに掃除していないと、アルミフィンが目詰まりしていることも。
ただ、そんなに極端に冷房の性能が落ちるかというと・・・(;・∀・)
市販されているエアコン洗浄スプレーは、アルミフィン部分にしか使えないのですが、ある程度の汚れにしか効果はないですよ。
ホコリだらけになっている機種の場合は、逆にホコリを固めてしまう場合もありますね。。。
冷房が効かないアパートはどうしたらいい?
まずエアコンの冷房をつける前に、窓を開けてお部屋の熱気を外に逃がしてから冷房運転させた方が効率がいいです。
この時に窓を開けて扇風機やエアコンの送風運転をすることで、早く熱気を追い出すことができますね。
外出する場合は、窓を1~2cmほど開け、室内の空気がとどまらない様にすることで熱気がこもることを防げます。。
防犯上心配なら、開けたまま施錠せきるストッパーが市販されていますしね。
ホームセンターで見てみると、いろんな補助錠が市販されていますよ~。
あとできるならば、台所や浴室の換気扇を回したまま出かけると、より良いです。
帰ってきた時、玄関の扉を開けた開けただけでも、室内の体感温度が違いますしね。
そして実際に冷房運転をするときは、エアコンだけではなく扇風機やサーキュレーターを併用しましょう。
冷たい空気って、下の部分にたまるんです。
室内の空気を循環させることで、効率がよくなって冷えを感じやすくなりますよ♪
照明と一体化しているシーリングファンも、室内の空気の循環に一役買ってくれます。
扇風機を併用する時は、置く位置はエアコンの対角線上にすると効果的です。
扇風機の後ろに、凍ったペットボトルやバケツの水などを置くと、気化熱の作用でさらに涼しくなります(*'▽')
もしベランダがある部屋なら、照り返し防止に人工芝を敷いたり、濡れたタオルを干すといいですよ♪
「よしず」を置いたり、窓に「すだれ」をつけることで、日光が入ってくるのを防いでくれます。
熱の遮断を考えるのなら、遮断してくれるカーテンやガラスフィルムを貼るのも手ですよね。
「つた」が伸びる植物で、グリーンカーテンなんかでもいいですよね。
正直アパートなど賃貸物件は、貸すことを前提とした事業用の建物なわけです。
なるべく費用をかけないでコストを抑えるのが、事業全般に言えることなんですけど前提なんですよね。
そうするとどうしても、見えない壁の内側の断熱材とかで、コストを浮かしたり・・・ということが行われています。
賃貸物件で、冷房や暖房が効きにくいといいいうのは、こういう側面もあるんですよね㊙
断熱仕様が疑われるからと言って、管理会社を通して大家さんに相談しても、かけあってくれることはほとんどないでしょう。
大家さん側としても、改修工事となるとお金がかかります。
管理会社や大家さんに「うるさい入居者」「面倒くさい入居者」「注意が必要な入居者」というレッテルが貼られて終う場合もあります。
あんまり過度な要求や相談は控えた方がいいでしょうね。。。
自分でお部屋の断熱効果の改善をしようとしても、退去の時には元に戻さないといけません。
管理会社に相談せずに施工した場合は、あとあとトラブルの原因にもなります。
管理会社に相談できるのは、「自分が負担するので、エアコンの容量を大きなものに買い替えてはダメですか?」あたりまででしょう。
あまりにも暑さにガマンできないようなら、引っ越しを検討された方が、自分的にも、大家さん的にも、管理会社的にも、角が立たずにお互い良いと思います。
まとめ
賃貸物件で冷房が効きにくい場合、まずエアコンのフィルタ―を確認してみましょう。
冷房が効かない原因としては、断熱施工の関係で部屋の温度が上がりすぎていること、エアコンの性能が室内温度に追い付いていないなども考えられます。
冷房運転を始める前に、部屋の熱気を追い出してしまうことも重要なポイントです。
エアコン自体の故障が疑われる場合は、自分で修理の手配などはせず、管理会社や不動産屋さんに連絡をいれてください。
管理会社が大家さんと交渉した後、対応してくれますよ。