暑い季節はエアコンの冷房を使う機会が増えます。
暑くなくても、天気が悪いと窓を開けられないので、エアコンの冷房で涼むこともありますよね。
けれども、冷房の状態がいつもと違うと、故障したかと心配になります。
冷房が故障してしまうと、簡単には直らなそうですし、修理代も高そうですからね。
ここでは、冷房がすぐ止まる原因、冷房なのに生暖かかい風がでる理由、甘い匂いがする原因について説明します。
エアコンの冷房がすぐに止まる原因は何?
冷房がすぐに止まって「故障した?!」と慌てる前に、動作ランプを確認してみましょう。
動作ランプが付いている場合は、故障でないことが多いです。
冷房の設定温度が高めで、すぐに室温が設定温度に達してしまったために冷房が止まったと考えられます。
もう少し、設定温度を低くすると、冷房が動き出すでしょう。
内部洗浄ランプが点灯している場合もあります。
それは一定時間に達すると、定期的にエアコン内部の洗浄が始まる設定になっていると、何も操作しなくても、自動的に開始されます。
その間は、冷房が止まりますけれど、洗浄が終わり次第、冷房が再開します。
動作ランプが点滅している時は、故障かもしれません。
エアコンのリモコン画面にエラーコードが表示されることが多いので、マニュアルを見ながら確認してください。
何のランプも点灯していない時は、ブレーカーが上がってしまったのかもしれません。
また、リモートでエアコンの電源をオン・オフできることもあります。
その辺りを確認し、何も問題なければ、再度、エアコンの冷房を付けてみましょう。
コンセントを一度、抜いて、しばらく経ってから、エアコンを付けることで、何もトラブルがなかったかのように、運転が再開されることもあります。
あまり、頻繁に電源のオン・オフを繰り返す操作は、エアコンを故障させてしまいますので、注意してください。
エアコンを冷房にしても生暖かい風が出る…
運転ランプが点灯していて、冷房にしているのに、風が冷たくない?!
これは、もう故障でしょう?
エアコンの冷房は、室内の空気を取り込んで、冷却して、冷たい風を送り出しているのですが、その室内の温度がかなり高いと、なかなか冷たくならないことがあります。
特に、外気温が高い猛暑日や熱帯夜などは、冷房が効きにくいと感じることがあるでしょう。
外気温が高くない時でも、エアコンの冷房が効かないかどうか、確認してみてください。
故障の可能性が高いと感じた場合は、室外機が動いているのか確認してください。
室外機自体を見ることでファンが回っていることは確認できますし、「ブォーン」という動作音で確認できることもあります。
エアコンの冷房をつけると、室外機のファンは回り、野外の気温より高い温度の
風が出ます。
冷房をつけても室外機が回っていなかったり、室外機から音がしないで静かな場合は修理が必要になってきますね。
修理代の目安としては
・コンプレッサー故障の場合は数万円
・基板の故障で15000円~20000円
ってところでしょう。
年式によっては、修理より買い換えたほうが安く場合も多いです。
また、エアコンの機種によっては、冷房チェック運転という機能が備わっていることがあります。
リモコンのリセットボタンを押すなどして、冷房が正常に運転されているかどうかチェックすることができます。
機能がある場合は、利用してみるといいですね。
エアコンの冷房はつけてもすぐに涼風は出ません。
室外機のコンプレッサーが運転開始して、冷媒の圧縮と伸張が継続的に行われることにより、機能を実現しています。
エアコンの冷房で甘い匂いがする理由
甘い匂いがするなら、悪くない?
いやいや、そんなことはないですよね。
この甘い匂い、原因はいろいろ考えられます。
一つは、香水や芳香剤など、甘い匂いが室内に使うことがあり、その空気を取り込んだエアコンにも甘い匂いがこびりついてしまい、出てくる風も甘い匂いがするという可能性です。
何か、思い当たることはありますでしょうか?
この場合は、窓やドアなどを開けて、しばらく換気をしながら、エアコンを動かしていると、自然とエアコンに付いた臭いも薄くなってくるでしょう。
でも、思い当たることが無い場合は、エアコン内部のカビが原因かもしれないです。
甘い匂いだから、カビ臭くはないけど・・・と、否定したくなると思いますが、カビ臭いのに油臭いが混じると、なぜか、甘い匂いに感じることがあるそうです。
エアコンが付いている部屋で、料理をしていないでしょうか?
エアコンの冷房を使うと、どうしても、取り込んだ空気を冷やす時に発生する結露が溜まりがちになります。
ホースをつたって、外に出される結露ですが、エアコンの内部をぐっしょりと濡らしてしまいます。
冷房の後に、送風に切り替えることで、ある程度は内部を乾燥させることは出来ますけれど、やっぱり、カビが発生することは多くあります。
そこに、料理の煙などに含まれた油分などが混じってしまうと、甘い匂いになってきます。
エアコン内部のカビを洗浄するには業者に依頼するのが、応急処置する方法があります。
それは、設定温度を最低の16℃ぐらいにして、冷房を一時間つけます。
この時、窓やドアを開けて、室内の空気が入れ替わるようにしましょう。
こうすることで、冷房により、エアコン内部に大量の結露が発生し、ある程度のカビを押し流れてくれるはずです。
ただ、16℃の冷房は大変寒いですから、この作業中は、他の部屋に避難していてくださいね。
また、エアコン内部を専用の洗浄スプレーなどで、自分で洗浄することも可能ですが、十分に注意しないと、逆にエアコンを故障させてしまう恐れもあります。
やはり、少し費用がかかりますが、プロに頼んだ方が間違いないでしょう。
まとめ
エアコンの故障、本当に困りますよね。
冷房をつけても、すぐに止まる時は、設定温度が高いからかもしれません。
設定を下げれば、症状が改善されるか確認してみましょう。
故障の時は、ランプが点灯することが多く、リモコンにエラーコードが表示されるエアコンが多いです。
マニュアルなどを見て、故障原因を調べましょう。
冷房が冷えない時は、室温が高過ぎる可能性がありますので、室温が低い時でも、エアコンの状態が変わらないか確認しましょう。
正常運転ができているか、チェックできる機能が付いているエアコンもあります。
エアコンの甘い匂いは、室内の甘い匂いが原因である場合と、カビや料理の油臭いのが原因である時があります。
換気で改善されることもありますが、エアコンの内部洗浄をするなら、信頼できる業者に依頼してください。