洗濯物は外干しが一番かもしれませんが、天気が不安定だったり、外出続きだったり、いろいろな理由で部屋干しすることってありますよね。
でも、なかなか乾かないのが悩みの種・・・。
ここでは、洗濯物の脇が乾かない場合の対処法、部屋干しを早く乾かすコツ、生乾きのニオイの対処法について説明します。
洗濯物の脇が乾かない…
部屋干しした洗濯物が乾いたと思って畳もうとすると、まだ乾いていないのが服の脇の部分です。
どうしても袖がくっつきやすく、乾きにくい部分ですよね。
そんな時は干し方を工夫しましょう。
ハンガーにかけた服の両袖を持ち上げて、もう一つのハンガーに引っかけます。
脇の部分が広がり、乾きやすくなります。
もう一つの方法は洗濯物を逆さまに干すこと。
逆さまにすると、服がバンザイした状態になり、しっかりと脇の部分が乾きます。
乾きにくいパーカーのフードや、靴下のゴムの部分も同様に、逆さまにすると乾きやすくなります。
洗濯物の部屋干しのコツとは?
まず、部屋干しする洗濯物は若干長めに脱水しておきましょう。
乾いたバスタオルと一緒に脱水すると、たくさん水分を吸収してくれます。
最新の高機能な洗濯機には部屋干し機能が付いていて、半分ぐらい乾いた状態になります。
それから、干す場所は部屋の隅は湿気がこもりやすいので、できたら真ん中にしましょう。
そして、干す時は間隔を開けるようにします。
コンパクトに干したくなるところですが、風が通るようにした方が乾きやすくなります。
また、長さをそろえて干してあると見た目がキレイですが、あえて長さを互い違いにした方が洗濯物同士のくっつきがなくなり、空気に触れやすくなります。
太めのハンガーを使うのも服の間にすき間を作ってくれるので、おすすめです。
それに、服は裏返しにして、乾きにくい服の縫い目を表にした方が早く乾きます。
さらに、扇風機、サーキューレーターで空気を循環させましょう。
風を当てるなら洗濯物の下からおすすめです。
洗濯物を干した部屋のドアや窓を開けておいたり、換気扇を回したりするのもいいですね。
雨の日は窓を開けると湿気が入ってきてしまい、逆効果になってしまいますが、晴れている日は窓をできたら対角線上に2か所あけて、風が通り抜けるようにすると湿気がこもりません。
しかし、除湿器を使う場合はドアを閉めないと効果が出ませんのでご注意ください。
湿度を下げるなら、エアコンのドライ機能も使えます。
実は、部屋干しした部屋はそうでない部屋に比べてダニの発生が2倍以上になっているというデータ(東京ガス都市生活研究所作成)があるのです。
部屋干しする時は十分に換気・除湿をしないと高温多湿の環境によって、ダニやカビが増殖する恐れがありますので、十分気を付けてくださいね。
けれども、そういった家電は一切使えないという時は、干した洗濯物の下に新聞紙をクシャクシャにして置いておくと、新聞紙が湿気を吸収してくれます。
洗濯物の生乾きの臭いを防ぐには?
出来るだけ、太陽の光が当たる場所に干しましょう。
紫外線による殺菌効果によって臭いの原因となる雑菌の繁殖を抑制できます。
でも、だからといって、カーテンレールに洗濯物を干すのはおすすめできません。
カーテンに洗濯物がくっついてしまい、生乾きになりやすくなってしまいます。
また、室内干し専用の洗剤などには除菌・抗菌効果のある成分が含まれているので、雑菌が付きにくくなります。
酸素系漂白剤も除菌・抗菌効果があり、色物に使っても大丈夫ですから便利です。
洗濯物を干した後に、直接アルコールスプレーを吹きかけることでも、雑菌の発生を抑制することも可能です。
手軽で簡単に生乾きの臭いを抑えられるので実践しやすいですね。
ただし、柔軟剤などのお好みの香りも消してしまうことがありますので、そこはがっかりされてしまうかもしれません。
それから、洗剤や柔軟剤はきちんと量を守って使いましょう。
つい、多めに使って効果が高めようと考えてしまいがちですが、過剰に使うと洗剤などのすすぎ残しになってしまい、これが雑菌の繁殖の要因となってしまいます。
可能であれば、浴室で室内干しをすると何かと便利です。
換気扇はありますし、中には浴室乾燥機があれば洗濯物を乾かすのにも代用できます。
除湿器を使う際も、広いリビングより狭い浴室の方が湿度を短時間で下げられます。
やはり、早く乾かすことが生乾き臭を発生させないコツになります。
まとめ
室内干しも工夫次第で、生乾き臭をさせずに乾かすことが可能です。
コツをつかめば、室内干しは天気に左右されず、花粉もつかなくてメリット大です。
冬は暖房のあるリビングで、梅雨は換気のしやすい浴室でなどと、環境条件に合わせて室内干しでも早く乾く工夫をしてみてはいかがでしょうか。