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健康と介護

保険証を家族から借りる!?バレる?病院ではどうなる?

 

医療機関を受診する時、必ず持参しなければならない健康保険証。

 

なければ全額自己負担ですから、よほどのことがない限りは提示して受診していると思います。

 

実はこの保険証、他人の保険証を使用して受診しようとする患者さんがたまに存在します。

 

その場でわかればすぐに指摘できるのですが、後日判明するケースもあります。

 

今回は現役医療事務の筆者が、家族や他人の保険証を使用して受診したらバレたり処分されたりするのか、過去にあった事例を含めて説明します。

 

 

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保険証を家族から借りるのはいい?

家族の保険証を使って医療機関を受診して良いのか悪いのかと言えば、それは「悪いこと」です。

 

絶対に他の家族の保険証を使ってはいけません。

 

保険証には「氏名」「性別」「生年月日」が記載されており、免許証のように顔写真はありません。

 

ですからその保険証の持ち主の性別と生年月日が似通った人物であれば、医療機関では他の身分証明書を提示する必要はないので、もしかしたらその場では保険証が使えてしまうかもしれません。

 

ましてや家族の保険証で兄弟姉妹だったりすれば、尚更バレる可能性は低くなるかもしれませんね。

 

しかしながら、いつも定期的に通院している病院や薬局ではまず無理でしょう。

 

飲んでいるお薬だったり、既往歴(かかったことがある病気)もさることながら、職員が顔を覚えているので、他人が来ればすぐに気がつくでしょう。

 

たとえ家族間であっても、保険証の貸し借りは絶対にしてはいけません。

 

 

保険証を人から借りることはバレる?

たとえ家族であっても、自分以外の保険証を使用するのは「絶対に駄目」です。

 

はっきり言えることは、保険証を借りるという行為は犯罪であるということです。

 

医療機関で、「この保険証は家族もしくは知人から借りたものですが、受診できますか?」と尋ねれば、100%断られるでしょうし、もしかしたら警察に通報されるかもしれません。

 

保険証を借りて受診をしてはいけません。

 

その人になりすまして受診をするわけですから、立派な「詐欺罪」です。

 

また、保険証を貸した人も罪に問われますので、気軽に貸し借りすることは絶対にやめましょう。

 

もしその場ではバレなかったとしても、保険証の使用履歴は毎年本人に通知が行きます。

 

医療機関にかかった歴が1年分印字されたものが送られてきますし、毎月の診療報酬請求にあたり、少しでも不審な点があれば、医療機関や患者さんに直接保険組合から問い合わせがあります。

 

遅かれ早かれ不正行為は必ずバレます。

 

自分はバレないから大丈夫、はないと思ってください。

 

 

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保険証を人から借りることで病院ではどうなる?

保険証の貸し借りは、法律で禁止されています。

 

不正使用は、貸した人も借りた人も罰せられます。

 

私が過去に経験した保険証の不正使用の例をひとつお話しますね。

 

無職で保険証を持っていない友人に、保険証を貸した人がいたんです。

 

保険証を持っていない人をAさん、保険証を貸した人をBさんとします。

 

Aさんは借りた保険証で近くのクリニックを受診したところ、精密検査が必要と言われ、私が勤めている総合病院を紹介されました。

 

大至急受診するよう言われたことで焦ってしまい、Bさんに借りた保険証で総合病院を受診してしまいます。

 

数日後、検査の結果を聞きにいったところ、すぐに手術が必要な病気であることが発覚。

 

そこでやっと、実はこれは自分の保険証ではないということを、Aさんが病院に申し出たのです。

 

実はこれ、本来ならば警察に届ける内容なのです。。。

 

ただ当時の私の上司は・・・病気を心配して保険証を貸してくれたBさんが気の毒だと、配慮しました。

なりすまして支払っていた医療費を、まずは払い戻して全額自己負担してもらう形にしたんです。

 

その後、病院の支払い相談員(総合病院には、支払い困難な場合などに相談にのってくれる相談員がいるところが多いです)に適切な判断を委ねることになりました。

 

その結果、国民健康保険の加入手続きが可能となり、自分の保険証で入院・手術をすることになりました。

 

このAさん、実は私が担当していた病棟の患者さんだったんです。

 

手術をして退院するまでの間、本当に入院費を払うのか、今後改心するのだろうかと、ずっとモヤモヤしていたことを良く覚えています。

 

医療費をゴマ化そうとした、絶対にやってはいけない詐欺的なことです。

 

入院費は結局家族が支払いに来られましたが、なんだかとても後味が悪かった出来事でした。

 

もし、私がその時の上司であったら、おそらく警察に通報していたと思います。

 

実際に警察に通報されたら・・・どういうことになるかは、想像できますよね。。。

 

「バレたら後から支払えばいい」とか、そんな軽い事案じゃないんです!!

 

こういった案件はわりと多くあり、一度うまく行くと繰り返す患者さんが多いので、絶対に許すべきではないと思っているからです。

 

一度もばれることなく数回に渡って友人の保険証を使っていたという患者さんも聞いたことがあるので、本当にあきれてしまいます。

 

例えば、友人の保険証を借りて受診し、合計3,000円の支払いをしたとします。

 

病院では患者さんの負担は3割ですから、3,000円払ったということはもともとの総支払い金額は10000円ということになります。

 

本人3割で3,000円

 

保険組合7割で7,000円

 

合計で10,000円という計算ですね。

 

つまり、本来友人のために使われるはずの保険料7000円は保険組合とはまったく関係のない人のために使われていることになります。

 

自分が毎月納めている保険料が、そんな不正のために使われていると思うと納得がいきませんね。

 

 

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まとめ

保険証は運転免許証やクレジットカードと同じくらい大切なものです。

 

保険証1枚あれば、他人になりすまして病院を受診することもお金を借りることだって出来てしまうのです。

 

そう考えると、車の中におきっぱなしにしたり、どこにしまったかわからない・・・なんて言えませんね。

 

必ず貴重品として保管するようにして下さい。

 

そして絶対に人に貸してはいけません!!

 

貸した瞬間、あなたも犯罪者になってしまいますよ。

 

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