寒い季節がやってくると、一緒にインフルエンザと風邪の季節も到来です。。。
発熱やのどの痛みなど、症状だけを見ると似ているように見えますが、微妙に違う場合もあり、治療方法は違うんです!!
今回は、インフルエンザと風邪の症状の違い、見分け方、同時発症はあるのかについて綴って行きます。
インフルエンザと風邪の違いを症状で考える
インフルエンザは「インフルエンザウイルス」に感染している状態で、普通の風邪と比べて症状がキツイのが特徴です。
例えば1日~5日の潜伏期間を置いて、突然に悪寒、38度台の発熱、、咳、痰、鼻水、頭痛、のどの痛み、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感、腹痛、嘔吐、下痢などが症状として顔を出し、風邪には似ていますが風邪にくらべ症状がキツイです!!
熱に関して言うと、インフルエンザは3日以上続くケースが多く、頭痛や関節痛が併発する場合が多いですね。
高齢者は肺炎や気管支炎を併発して死亡する原因になりえます。
インフルエンザに免疫のない小さい子供がかかると、脳炎など致死率の高い重篤な状態になる場合もあります。
普通の風邪はライノウイルス、コロナウイルス、コクサッキーウイルス、エコーウイルス、アデノウイルス、RSウイルスといったウイルス感染です。
のどの痛み、咳、鼻水などから始まり、その後熱が徐々にあがったり頭痛、食欲不振が伴う場合がありますが症状としては軽微なものが多いです。
2日~5日で症状は改善していき、予後は良好です。
一日で解熱する場合は、普通の風邪の確率が高いですね~。
インフルエンザと風邪の見分け方は?
ぶっちゃけ医師でも、見た目などで判別するのは難しいです㊙
なので病院では、インフルエンザの迅速診断キットで調べて、インフルエンザかどうか判定します。
一応簡単な見分け方の目安としては、発症してからの症状の違いを参考にするのがいいでしょう。。
インフルエンザは潜伏期間はありますが前ぶれがなく、高熱、悪寒、関節痛、などの全身症状が突然重く出ます。
風邪も発熱などの症状はありますが、インフルエンザほど高熱になることは少ないですね。。。
インフルエンザの場合は高熱が続き、同時に頭痛や関節痛を併発する場合が多いです。
風邪には治療法が無いとされていますが、インフルエンザにはノイラミダーゼ阻害薬という特効薬があります!
インフルエンザになっても、早いうちに服薬することで早い回復が見込めます♪
症状が重いと思ったら、すぐ医師に診察してもらいましょう。。
薬さえ飲めば、風邪よりインフルエンザの方が早く治る場合がありますよ~!!
インフルエンザと風邪、同時にかかることはありえるのか?
インフルエンザと風邪、同時感染というのは少ないですが、ありえます。
ライノウイルスとインフルエンザ、、コロナウイルスとインフルエンザ、、コクサッキーウイルスとインフルエンザ、、エコーウイルスとインフルエンザ、アデノウイルスとインフルエンザ、RSウイルスとインフルエンザ…
どのような組み合わせでもありえますし、同時感染や前後に感染する場合もあります。
多くの種類の違うウイルス同士が、お行儀よく一つの感染症だけ!と都合よくコントロールされるはずはないですもん。。。
ちなみないインフルエンザも、A型とB型インフルエンザの同時感染も決して珍しいことではありません。。。
まとめ
インフルエンザにしろ風邪にしろ、原因が特定されることが治療の第1歩となります。
インフルエンザウイルスに感染している事が分かっているのに、他の風邪と同じだと考えて取り返しがつかないように気をつけましょう。
おかしいな!?と思ったら、すぐ医師に診てもらうことが大切です!
素人判断はやめときましょうね。