家の外壁などにペタッと貼りついていることがあるヤモリ。
苦手な人も多いでしょうが、よく見ると可愛らしい顔立ちで気に入る人もいます。
珍しがって、家で飼ってみたくなる人もいるようです。
飼うとなると、すぐに必要になるのがヤモリの餌。
何をあげたらいいのでしょうか?
ここでは、ヤモリの餌としてダンゴムシやナメクジは食べるのか、どういうものを食べるのかについて説明します。
ヤモリの餌にダンゴムシ?
ヤモリはダンゴムシを好まない傾向にあるようです。
ヤモリは「家守」とも書くことから、縁起がいい生き物とも言われています。
家で飼ったら、幸運をもたらしてくれそうですね。
しかし、ヤモリは爬虫類で、いわばトカゲの一種。
日頃はコオロギやクモなどの小さな虫を食べている生き物です。
ペットとして飼う場合、どんな餌をあげたらいいのでしょうか?
ヤモリの餌として、ペットショップやインターネットサイトではコオロギやミルワーム(ゴミムシダマシの幼虫)という虫が販売されています。
ヤモリは生きた虫しか食べませんので、これらを別の虫かごで飼育しておいて、ヤモリに一日少しずつ与えていきます。
また、自分でコオロギを繁殖させて、幼虫を餌としてヤモリに与えている人もいます。
ヤモリは自分の頭より大きな虫は食べないので、成虫になるまで待っているより、幼虫の時点で餌としてしまうのが無難なようです。
でも、生餌を買ってきても飼育が大変ですし、自分で生餌を捕獲するのも難しいですよね。
簡単に入手できる生餌として思い付くのがダンゴムシ!
コオロギやクモを食べるなら、ダンゴムシも食べるのでは?と考えちゃいますよね。
公園などに行かなくても、庭やベランダの植木鉢の裏に潜んでいることが多いですから、とても見つけやすいですよね。
しかし、ヤモリはあまりダンゴムシのような固い昆虫は好まないみたい・・・。
ヤモリの種類にもよりますが、外国のヤモリは雑食でバナナも食べるし、人工餌を食べることもあるみたいですが、日本に多く存在する二ホンヤモリはカタツムリやイモムシなど、柔らかい昆虫の方が食べるそうです。
ヤモリの餌にナメクジは?
柔らかい昆虫が好きということなら、ナメクジは最適ですね。
実際にカタツムリを食べますし、カタツムリの貝の部分がないように進化したのがナメクジですし(;^ω^)
餌としてあげている人はあまりいないようですが、野生のヤモリがナメクジを捕食していたのを見たことがある人はいるようです。
ナメクジをよく見かける人はヤモリの餌にしてもいいですよ~。
ヤモリが食べるものって何がある?
スタンダードな生餌はネットショッピングなどで購入できるコオロギ。
代表的ヨーロッパイエコオロギはすばしっこいのが特徴です。
捕まえにくいので、虫が苦手な人は、フタホシコオロギがおすすめです。
ヤモリによって、かなり好みにばらつきがあり、ヨーロッパイエコオロギは食べないけど、フタホシコオロギは食べる場合などがあるそうです。
いろいろ試してみないと分かりませんね。
それから、ヤモリはクル病というカルシウム不足による病気に大変かかりやすいので、カルシウムの粉をコオロギにふりかけて与えると予防できます。
この両性・爬虫類専用のカルシウムの粉も市販されています。
自分で餌を捕獲するなら、目安としてはヤモリの頭より小さい虫を探しましょう。
ハエ・蜘蛛、蛾や蝶の幼虫などがおすすめです。
サイズが大きいと食べないそうですから、かなりグロテスクになりますが、餌である生きた虫をピンセットで小さくちぎって、で口元に持って行くと食べることもあるみたい。
市販のコオロギはサイズ別に販売されていることがありますので、慣れるまではSサイズを購入してみてください。
ヤモリの餌は1週間に2回程度で十分ですので、与え過ぎにも気を付けましょう。
動きが鈍っている時は妊娠している可能性もあります。
それから、どんな餌を与えても食べない時は気温が低すぎたり、水分が足りていなかったりすることが原因になることがあるそうです。
水分は水入れから飲むことはあまりなく、ケージの壁に霧吹きをすると、その水滴を舐めてくれます。
まとめ
愛嬌のある可愛らしい顔つきのヤモリですが、基本の餌は生きている虫です。
飼いたいと思っても、虫が苦手な人には世話が難しいでしょう。
そこを念頭に置いて、飼うか、飼わないかを決めた方がいいですね。
市販の生餌もありますが、自分で虫を捕獲するのも楽しいかもしれません。
二ホンヤモリは自分の頭より小さい虫で柔らかいものが好み。
個体別で好みのばらつきもありますので、自分のヤモリは何が好みか試してみてくださいね。