家の守り神と言われているヤモリ。
部屋の中に入ってきて居ついてしまい、飼育することになったという人もいるかもしれませんね。
ヤモリを飼うことにしたんだけど、餌ってどうすればいいのか疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
今回は、ヤモリを飼育する時の餌はバナナだけでもいいのか、虫以外の餌には何があるのか、餌の量についてご紹介します。
ヤモリの餌はバナナだけでも大丈夫?
ヤモリの餌は、バナナだけの状態だとダメなんです。。。
ヤモリは日本中にいるので、部屋に入ってきてビックリしたことがある人は多いと思います。
中には「部屋にヤモリが居着いてしまい、飼うことにした…」「ヤモリの顔をよく見たらかわいい…」「家を守ってくれる」なんて人もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、ヤモリを飼育する時のヤモリの餌ってどうしたらいいのか困りますよね。
果物や野菜を食べてくれると簡単に準備できて楽ですよね。
果物や野菜だけでいいなら、エサを買わなくていいのでラクチンです。
バナナを食べるヤモリもいるのですが、結論から言うと「エサをバナナだけにするのはNG」なんです。
僕は子供の頃に捕まえたヤモリにバナナやスイカをあげたことがあるのですが、「バナナは少しは食べたのかな??」と感じるくらいの減り方でした(;^ω^)
おそらく食べてくれなかったんじゃないかと…
実は、ヤモリは完全な肉食で一般的にはコオロギやミルワームなどの生きた虫を餌としているんです。
野菜は食べませんし、一部の種類のヤモリを除いて果物も食べないんです。
その一部の種類のヤモリというのが、外国のヤモリの種類である「ヒルヤモリ」や「クレステッドゲッコー」なんです。
ヒルヤモリやクレステッドゲッコーはバナナなどの甘い果実が大好物なので、これらの種類のヤモリを飼育する時には、バナナを餌として与えてもいいんですよ。
ただし、餌をバナナだけにするのはNGですよ!
コオロギやミルワームなどの生きた虫も併用して与えるようにしてくださいね。
ヤモリの餌で虫以外のものって何がある?
ヤモリは生きた虫を好んで食べるので、虫以外に何かを食べる可能性は残念ながら非常に低いです。
でも、虫が苦手な人や虫を触れない人って、ぶっちゃけ多いですよね。
私も虫がめちゃくちゃ苦手なので、虫が苦手な人の気持ちはとっても分かります…
そんな虫が苦手な人でも大丈夫なんですよ。
虫が苦手で生き餌以外を考えているなら、人工餌があるんです!
ただ、人工餌を食べるかどうかはヤモリ次第なので、確実に食べてくれるわけではありません。
人工餌を食べてくれる可能性はとても低いですが、ごく稀に人工餌に食いついてくれるヤモリもいるんですよ。
レオパゲルやレオパブレンドフードは、レオパードゲッコーという種類のヤモリの専用人工飼料で、昆虫を主食とするヤモリが食いつきやすいようにミルワームなどの成分が多く配合されています。
また、ツギオミカドヤモリは成長するにつれて果実食の割合が高まるのですが、専用の人工飼料も市販されています。
人工飼料と果実を併用することができますよ。
虫が苦手な人には、人工飼料で飼育できるレオパードゲッコーや、人工飼料と果実を併用できるツギオミカドヤモリを飼育するのがオススメですよ。
人工飼料だけで飼育・繁殖しているケースもあるので、自分の飼育しているヤモリに試してみるといいかもしれませんね。
ヤモリの餌の量はどれくらいがいい?
餌の種類などは分かっても、量はどれぐらい与えたらいいのか分かりにくいですよね。
体が小さいので餌の量も少なくていいのでは…?と考えてしまいます。
実はヤモリに与える餌の量は、子供の時と大人になってからでは違うんです。
子供の時は成長期ですので、食べられるだけ食べさせるのが基本です。
餌が常に入れてある状態にしておくことが必要なんですよ。
子供の時にエサ不足になってしまうと、体の成長が上手くいかずに障害が出てしまう可能性があります。
しかし、大人になったら餌の与えすぎは肥満になりやすくなってしまうんです。
なぜなら、ヤモリは代謝が低い傾向にあるからなんです。
肥満にならないようにするには、3日に1回程度の給餌で問題ないんです。
こんなに少なくていいの?とビックリしてしまいますよね。
食べる量の分だけ与えるのが適した量になるのですが、どの程度食べるのかはすぐには分かりませんよね。
食べる量はヤモリによってそれぞれ違うので、どの程度食べるのかを数回のエサやりで把握するといいですよ。
食べる量が把握できたら、その分だけ与えるようにしてくださいね。
ヤモリは餌不足になると腹部が痩せやすくなります。
腹部の状態を注意して観察するようにしてくださいね。
まとめ
ヤモリは肉食なので、生きた虫を好んで食べます。
ヤモリの種類によっては、バナナなどの甘い果実を好んで食べるものもいますが、バナナだけを与えるのはNGです。
生きた虫も併用して与えるようにしてくださいね。
虫が苦手な場合、人工飼料もエサとして与えることができます。
ただし、人工飼料を食べるかどうかはヤモリ次第で、食べる可能性はとても低いです。
一部のヤモリ専用の人工飼料が市販されているので、虫が苦手な人はその種類のヤモリを飼育するか、果実を好んで食べる種類のヤモリを飼育することをオススメします。
エサの量は子供の時と大人になってからでは変わるので、注意してくださいね。
子供の時は食べられるだけ、大人になってからは3日に1回程度の給餌で問題ないです。
実際に飼うとなると、餌などの調整が難しいヤモリ。
懐いてくると可愛いと思えるものですが、自分が慣れてくるまでは大変だと思います。
生きた虫だけを餌にするのは大変なので、人工飼料や果物などを上手く組み合わせて、楽しく飼育できるといいですね。