ちょっと高いけれど、寿命が長くて省エネという点から人気のあるLED電球。
使っている方も多いのではないでしょうか。
でも、LED電球がついたり消えたりした経験はありませんか?
今回は、LED電球について点滅しているのは故障なのか、寿命が近いのか、寿命が短いLED電球もあるのかということについてご紹介します。
led電球がついたり消えたりするのは故障?
LED電球が点滅する原因には、次の3つが考えられます。
1.熱によってLED電球の寿命が来た
2.整流器の不具合が起きた
3.LED電球に非対応の電気器具を使用した
白熱灯や蛍光灯と比べて少し値段が高くても、長寿命で消費電力が少ないLED電球は今多くの家庭で使われています。
長寿命であることから電球を交換する手間が省けるために、交換が大変な高い場所にLED電球を使っている家庭が多いですね。
しかし、買ったばかりのLED電球やそこまで長く使用していないLED電球が点滅する現象がみられる場合があります。
LED電球が点滅する原因には、次の3つが考えられますよ。
1.熱で熱くなることによりLED電球が寿命を迎えた
2.整流器に不具合が起きてしまった
3.非対応の電気器具でLED電球を使用した
一般的にLED電球の寿命は40,000時間、約10年と言われています。
かなり寿命が長いですね!
その寿命の定義は、電球が点灯しなくなった時だけでなく工場出荷時の明るさの70%以下になった時も含まれています。
10年に満たずにLED電球の寿命が来る場合、熱によって基盤部分が劣化したことが考えられるんです。
LED電球の基盤部分は熱に弱いため放熱効果のある加工がなされていますが、放熱効果が十分でないと熱によって劣化し、寿命が来てしまうというわけなんです。
また、整流器と呼ばれる部品に不具合があると点滅を起こします。
日本の一般家庭で使われる電気は交流ですが、LED電球は直流です。
そのため、交流から直流に変換しなければなりません。
整流器で交流から直流に変換するのですが、整流器に不具合が生じると電流の変換が上手く出来ず点滅してしまうんですよ。
もちろん、LED電球非対応の電気器具でも電流を変換できないため、故障やトラブルの原因になってしまいます。
必ず、LED電球に対応する電気器具を使用するようにしてくださいね。
led電球の寿命は点滅を始めたら?
基本的にLED電球は寿命が近づくにつれて光量が落ちていきます。
徐々に暗くなっていくということですね。
そのため、寿命が近づいたからといって点滅するわけではないんですよ。
点滅はLED自体の寿命とは関係ない部分が原因で起きている可能性が高いです。
熱によって基盤部分が劣化して点滅している場合は、LED電球が使えなくなってしまいます。
ですが、購入してすぐの場合やLED非対応の電気器具を使用している場合に点滅する時は寿命が来ているサインではありません。
購入したお店で交換してもらったり、LED対応の電気器具で使用するなどしてくださいね。
led電球には寿命の短いものもある?
LED電球は長寿命と言われていますが、使用開始から1年未満で切れてしまうというケースもあります。
予想よりもはるかに短い期間でLED電球が寿命を迎えてしまう原因は「熱」です。
LED電球は熱に弱いうえに、構造上ソケット部分に熱がこもりやすくなっています。
そのため、熱によって基盤部分が故障し短い期間で寿命を迎えることになるんですよ。
また、LED電球は湿気に弱い性質もあるため、浴室などで使用する場合に寿命が短くなる場合があります。
浴室には浴室用のLED電球を使うなど対策しましょう。
LED電球が普及し始めた時よりも、今は種類も数も増えています。
その反面、安くて粗悪な製品が市販されている可能性もあるんです。
安くて粗悪な製品の場合、寿命が予想よりも短くなってしまうことがあるので、購入する際にはメーカー製品を選ぶなどして見極めるようにしましょう。
まとめ
LED電球が点滅するのはこの3つの原因が考えられます。
・熱によってLED電球の基盤部分が劣化した
・整流器と呼ばれる電流を変換する部分に不具合が生じている
・LED非対応の電気器具にLED電球を使用している
LED電球の寿命が近づくと徐々に光量が落ちていき暗くなっていきます。
点滅している状態は寿命が近づいているサインではないんですよ。
LEDは長寿命と言われていますが、短期間で寿命を迎える場合もあります。
熱によって基盤部分が劣化すると、LED電球の寿命と言われる約10年よりもはるかに短期間で寿命が来てしまいます。
また、LED電球は湿気に弱いため、浴室などの湿度の高い場所で使う場合には専用のLED電球を使用するなど注意してくださいね。
長寿命で省エネのLED電球を正しく使って、便利かつ快適な生活を送りましょう。