自宅で観葉植物を育てている家庭は多いです。
自宅に植物があるだけで穏やかな雰囲気になり癒し効果がありますよね。
でも観葉植物にコバエがたかってるとき、キンチョールで駆除してもいいものなのでしょうか?
今回は、観葉植物にコバエがたかっている時にキンチョールを噴射してもよいのか、コバエが発生する理由や防止する方法についてご紹介します。
観葉植物のコバエ駆除にキンチョールを噴射してもいい?
観葉植物にキンチョールを使うには、実は注意が必要です!!
観葉植物にコバエがたかっていると見栄えが悪くなり気分が落ち込みますよね。
そのコバエを駆除するために殺虫剤を使おうと考える人は多いです。
殺虫剤と聞くと、一番先に思い浮かべるものに「キンチョール」がありませんか?
でも観葉植物にキンチョールを噴射してもいいのか気になってしまいますよね。
実はコバエ駆除目的でキンチョールを使うこと自体は問題はないんです。
効果は抜群でコバエは一発で死んでしまうんですよ。
ですが、観葉植物にキンチョールが噴射されてしまうのは避けた方がいいでしょう。
なぜかというと、観葉植物は生き物でキンチョールの植物への使用許可が出ていないからなんです。
キンチョールには忌避効果があるので、観葉植物にかからないように土の表面に少量かかる程度であれば影響は少ないと考えられています。
それでも植物自体に被害が及ぶ可能性は捨てきれません。
せっかくの観葉植物がキンチョールの影響で枯れてしまったり、悪影響が出てしまっては嫌ですしもったいないですよね。
キンチョールを使って観葉植物のコバエを駆除するのはやめておきましょう。
コバエ駆除するために、園芸用としてコバエ駆除用のスプレーが販売されていますが、これも至近距離から噴射したり大量に噴射するのは避けた方がいいでしょう。
少し距離をとったり少量であれば問題ないので、使うときには注意してくださいね。
コバエ駆除用のスプレーは殺虫効果の高いピレトリンと呼ばれる天然除去菊エキスが使われています。
水性タイプで燃え広がりにくいため、キッチン回りでの使用も使いやすいですよ。
天然植物由来のものなので安心して使えるのは嬉しいですね。
人に対しても毒性はない成分なので、安全性の高い殺虫剤で使いやすいです。
また、コバエ駆除用にはスプレータイプ以外にも吊り下げるような棒タイプのものも販売されています。
ドラッグストアやスーパーなど手軽に買うことができますので、使い勝手や自宅の環境などに合わせて選んでみてくださいね。
観葉植物にコバエがたかる原因は?
では、なぜ観葉植物にコバエがたかってしまうのでしょうか?
観葉植物にコバエがたかっているのを見ると、観葉植物からコバエが発生していると思ってしまいがちですが実は違うんです。
コバエは「土」や「腐葉土」、「有機肥料」を餌として発生するものと「汚れた水」から発生するものがいます。
土や腐葉土、有機肥料を餌として発生するものを「キノコバエ」、汚れた水から発生するものを「チョウバエ」と言うんですよ。
どちらも湿った環境を好むコバエなんですね。
湿気という好条件があると、コバエを発生させてしまうんです。
観葉植物を育てるには水が必要不可欠ですので、完全に水をなくすというのは難しいかもしれません。
でも、ちょっと工夫をするだけでコバエの発生を防ぐことができるんですよ。
観葉植物のコバエを防止するには?
観葉植物のコバエを防ぐには、2つ方法があります。
キノコバエとチョウバエの発生を防ぐにはそれぞれ方法が違うので、覚えておいてくださいね。
1つ目は、観葉植物の受け皿に溜まっている水を捨てることです。
これはチョウバエの発生を予防することにつながるのですが、観葉植物の水の受け皿に水が溜まっていると汚れた水になるのでチョウバエが発生してしまうんですね。
受け皿の水はこまめに捨てて、汚れた水が溜まっていることのないようにしましょう。
2つ目は、観葉植物への水やり方法を変えることです。
土から発生するキノコバエは土の表面の2~3㎝で発生します。
この場所が常に濡れているとキノコバエの繁殖に好条件となってしまいますよ。
コバエを発生させないためには、土が常に濡れている状態にならないように土の表面が完全に乾いてから水やりをするように意識してくださいね。
ほんの少しの手間と意識だけでコバエの発生を防ぐことができるので、ぜひやってみてください。
まとめ
コバエ駆除目的で観葉植物にキンチョールを噴射するのは避けましょう。
観葉植物は生き物ですので、悪影響を及ぼす可能性があります。
観葉植物のコバエ駆除には専用のスプレーがありますが、これも観葉植物に至近距離から噴射したり大量に噴射するのはやめておいたほうがいいでしょう。
コバエは土や有機肥料を餌として発生するキノコバエと汚れた水から発生するチョウバエがあります。
どちらも湿った環境を好む性質があります。
コバエの発生を防ぐには、観葉植物の受け皿に水が溜まっていないように捨てておくことや、観葉植物の土が常に濡れていないようにすることが大切です。
土の表面が完全に乾いてから水やりをするように意識してくださいね。
コバエ自体は観葉植物に発生しても悪影響はありません。
ですが見た目が悪くなってしまいますよね。
コバエ駆除用の殺虫剤を活用したり、水やりなどの工夫をしながら発生を防いでおきましょう。
コバエのいない観葉植物で日々のストレスを癒していきたいですね。