部屋にある観葉植物は気持ちを落ち着かせる癒しの役割があります。
しかし、コバエの発生に悩む人も多いでしょう。
癒しの空間づくりをしているのに、コバエが飛び回っては台無しです。
ここでは、観葉植物のコバエにはハッカ油が効くのか、観葉植物を水没させるのは効果があるのか、竹酢液は効くのかについて説明します。
観葉植物のコバエにはハッカ油が効く?
化学成分を配合しない虫よけスプレーの材料として人気があるハッカ油。
これがコバエ撃退に役立つと話題になっています。
ハッカ油は虫が嫌う香りがあり、観葉植物にスプレーすることでコバエを退治することができます。
しかし、ペットが飼っている家庭では使用には注意してください。
特に、ネコはハッカ油により中毒症状を起こしてしまうことがあります。
コバエ退治のハッカ油スプレーの作り方を説明します。
スプレーボトルにハッカ油10滴と無水エタノール5mlを入れ、ボトルを振ってよく混ぜます。
これに精製水30~45mlを入れ、さらによく混ぜたら完成です。
ハッカ油や無水エタノール、精製水はドラッグストアや通販サイトで購入できます。
1度コバエを発生させてしまうと、なかなかコバエの駆除は大変です。
ハッカ油スプレーで予防するのもおすすめです。
スプレー作りが面倒な時は小皿にハッカ油を少量垂らしておくだけでも、効果が期待できます。
ハッカ油だけでなく、ユーカリやローズマリー、ラベンダーなどのアロマオイルでもコバエが寄り付きにくくなります。
リラックスできる香りを楽しみながら、コバエを駆除することができる一石二鳥な方法です。
観葉植物のコバエは鉢ごと水没させるといい?
しつこいコバエを退治するには、思い切って観葉植物の鉢ごと水没させる方法があります。
これは土の中に卵を産み付けられた場合に効果があります。
小さい観葉植物の鉢植えにできる方法です。
まず、観葉植物の鉢よりも大きなバケツを用意します。
そこに水を入れ、鉢をゆっくりと沈ませます。
土に水が完全にかぶるまで沈めたら、鉢が沈まないように重しを乗せたり、テープで留めたりします。
30分ほど放置すると、土の中にいたコバエの卵や幼虫が水の表面に浮いてきますので、網ですくい取っていきます。
コバエの卵は1㎜にも満たない小ささなので、分かりにくいかもしれません。
浮いてきた土ごと、すくいましょう。
すくい取った卵や幼虫は新聞紙の上に広げて、念のため、孵化しないように殺虫剤をかけてからビニール袋に入れて密封してから処分します。
ずぶぬれになった鉢はしばらく水やりを控えて、日当たりの良い場所に置いてしっかり乾燥させます。
土が減ってしまっているので、土を足しましょう。
養分を含む有機用土はコバエが発生しやすいため、無機質の土がおすすめです。
観葉植物のコバエには竹酢液が効く?
観葉植物のコバエに対し、殺虫剤を使えば効果てきめんかもしれませんが、薬剤が含まれる殺虫剤は観葉植物に悪影響を及ぼす恐れもあります。
できるだけ、薬剤を使用しないでコバエを退治する方法として、ハッカ油スプレーや鉢ごと水没する方法を紹介しました。
その3つ目として紹介する方法は、竹酢液を使います。
竹酢液とは、竹炭を作る時に発生する水蒸気を冷やして、液体にしたものです。
植物に対して悪影響がない分、コバエ退治の効果もゆっくりです。
原液のまま使うと植物を痛めてしまうため、10倍ほどに薄めて使います。
薄めた竹酢液をコバエが発生している場所に小まめにスプレーしましょう。
目安としては毎日から3日に1度程度です。
注意点としては、あまり頻繁にスプレーをし過ぎると観葉植物の土が湿り過ぎてしまうことです。
この湿り過ぎがコバエ発生には好条件になってしまいます。
土を乾かしながら、スプレーを使い、少しずつコバエを撃退していきましょう。
竹酢液はドラッグストアやホームセンター、通販サイトで購入できます。
同じ使い方で、木酢液でも効果が期待できます。
竹酢液や木酢液は農薬代わりにも使われる強い成分です。
ペットや子供には触られないように、保管場所に注意しましょう。
まとめ
観葉植物のコバエ退治に殺虫剤を使ってしまうと、観葉植物への影響が懸念されます。
薬剤を使わないコバエ撃退方法としては、ハッカ油や竹酢液をスプレーすることがおすすめです。
しつこいコバエには、思い切って、鉢ごと水没させる方法も試してみましょう。