最近、実家のエアコンを買い換えました。
年老いた両親が使うので、操作が簡単なものを探していて見つけたのがリモコンで「これっきり」というボタンを押すだけ。
だけど、すごく便利なのですが、自動運転にすると両親にはちょっと寒い様子・・・。
ここでは、エアコンの自動運転が寒い時の対処法、自動運転をするとき風量も自動にすると良いのか、冷房で自動運転をするときの設定温度について説明します。
エアコンを自動運転にすると寒い時の対処法は?
ボタン一つで自動運転になるのは、リモコン操作が苦手な年配者には嬉しい機能です。
だけど、寒いのを我慢してまで使うものではありません。
自動運転ボタンを押すと、屋外温度や室内温度をセンサーで感知し、運転モードを暖房・冷房・除湿やドライなどから選んでくれます。
そして快適になるように、時には止まることもありますが、温度を素早く調節しながら運転してくれます。
この場合、自動で風向きもコントロールしますが、部屋の広さなどによっては十分ではないのかもしれません。
冷たい空気は下に溜まりがちですし、扇風機やサーキュレーターを使うって空気を循環させることをおすすめします。
扇風機やサーキュレーターを使って、微風で天井に向かって空気を循環させることで、快適な温度になる可能性が大きいですよ。
自動運転中でも風向きが調節できるエアコンの場合は、風向きを水平にしましょう。
下向きですと、身体に直接冷気が当たりがちで寒く感じます。
また、温度を微調整できるエアコンもありますので、設定温度ボタンを少しあげてみましょう。
しかし、それでも寒い場合は風量が強いのかもしれません。
自動運転中の風量については、次の章で説明しますね。
エアコンの自動運転って風量も自動?
エアコンの自動運転では、なるべく早く最適な温度や湿度になるように、風量も自動で調節されます。
ですから、室温と最適温度の差が大きい時は風量が強く、最適温度になると風量が弱くなります。
だから、エアコンの自動運転直後は風量が強く、冷房の時は冷気が身体に強く当たり、寒いと感じることもあるのかもしれません。
最適温度に到達すると風量が弱くなり、時間をあまりかけないで最適温度になるので、電気代の節約にはなりますね。
よくあるのが、弱風の方が電気代の節約になると考えている人が多いのですが、弱風では最適温度になるまでに時間がかかるので、かえって電気代がかかるのです。
このことを考えると、最適温度になるまでの短時間の間だけ、服を一枚羽織ることで寒さをしのぐのも良さそうですね。
また、早く快適温度にするコツとしては、エアコンを運転させる前に部屋を換気するのがおすすめです。
真夏の閉め切った部屋は、熱気がこもってかなり高温になっています。
まず窓をあけて熱気を外に逃がし、換気するることで外に熱気を逃がし、素早く室温を下げることができます。
窓がないお部屋などでは換気扇を回したり、エアコンを送風運転したりして、室内にこもった熱気を外に追い出すこともできます。
熱気を外に追い出してから、エアコンを自動運転させた方が省エネになりますよ~。
エアコンの冷房を自動運転するときの設定温度は?
エアコンの自動運転では、内蔵されたセンサーで室温や湿度を計測し、最適な温度や湿度にしてくれます。
メーカーによって少し違いはありますが、冷房では28℃、暖房では17℃を基準にしていることが多いようです。
これは労働安全基準法の事務所衛生基準規則にある「室温は17~28℃」に準じていて、快適な温度の基準となっているようです。
でも、人によっては冷房28℃で涼しくないと感じたり、暖房17℃では暖かくないと感じたりすることもありますよね。
自動運転は簡単で便利で省エネにもなりますが、快適に感じられない時は、やはり自分で設定温度などを調節するしかなさそうです。
また、人間の体感温度はシチュエーションによっても違いますし、同じ温度でも活動している時は暑く感じやすく、就寝時には寒く感じやすくなります。
こうなると、自動運転ボタンに頼らず、自分でエアコンのリモコンを使いこなす必要がありそうですね。
また、設定温度は手動で切り替えることにしても、風量は自動にしておくのもよいでしょう。
真夏の午前中に外気温がぐんぐん上昇しますから、風量を自動にしておくと、外気温と室温の差が開くと強風になり、差が狭まると弱風になってくれて、常に快適温度がキープされますよ~♪
まとめ
便利なエアコンの自動運転は、省エネにもなるという優れもの。
しかし、やはり快適温度は人の好みによっても、シチュエーションによっても違い、美調整は必要になることもあります。
自動運転で不快に感じたら扇風機やサーキュレーターなどで空気を循環させることで、快適になることもあります。
自動運転の仕組みをよく知って上手にお使いくださいね。