大切な赤ちゃん。
あせもが心配だからと冷房をガンガンかけてもいいものかしら?
赤ちゃん本人は暑いとも、寒いとも言えないし、本当に迷ってしまいますよね。
ここでは、冷房を付けている時の赤ちゃんの服装や設定温度、寝る時はどうしたらいいのかについて説明します。
赤ちゃんの冷房の時の服装はどうしたらいい?
まだまだ起き上がれない赤ちゃんの背中が、汗びっしょりということ、よくあります。
熱中症も気になるし、冷房を付けて快適にしてあげたいですよね。
だけど、身体の冷やし過ぎも風邪を引かないか心配・・・。
一般的に、子供は大人より一枚少ないぐらいがちょうどよいと言われますが、これは活発に動く年齢になってからのことです。
新生児から生後6か月ぐらいの赤ちゃんは、横になっている時間が多いですから、逆に大人より1枚多めがちょうどよいです。
ですから、冷房をかけるような真夏でも、ノースリーブではなく、半袖や七分袖で十分です。
さまざまなベビー服がありますが、おすすめなのはロンパース。
上下つなぎのようになっているタイプなので、寝返りをしても服がめくれてお腹が出ないのが、冷房をかけていても安心です。
おしゃれしたい時はロンパースタイプの下着に、Tシャツやスカート、ズボンというコーディネートはいかがでしょうか。
素材はもちろん吸収性のよい綿素材で、汗をかいたら小まめに着替えさせましょう。
赤ちゃんは大人のように自分で脱いだり着たり調節が出来ないですから、赤ちゃんの様子を見ながら調節してあげましょう。
赤ちゃんの冷房の温度はどれくらいがいい?
環境省のクールビズでは冷房は28℃と言われていますが、実際のところはもう少し低めの温度でないと汗をかいてしまうでしょう。
26℃ぐらいで赤ちゃんの様子を見て、汗が止まらないようであればもう1~2℃下げてみてください。
冷房の設定温度は26℃でも、部屋の温度は必ずしも26℃とは限らないので、よく確認しながら調節してみましょう。
赤ちゃんがよく汗をかく場所はおでこ、首の後ろ、ひざの裏側です。
手足を触って冷たいようであれば、1~2℃上げましょう。
また、冷気は部屋の下の方に溜まりやすいので、ベビー布団で寝ている赤ちゃんは冷えやすい傾向があります。
ベビーベッドであれば、床からある程度の高さがあるので冷えにくいのですが、そういった過ごしている高さの違いでも、気温が変わることがあります。
必然的に、赤ちゃんの快適温度にすると、一緒にいるママは涼しくないと感じるでしょう。
そんな時はハンディ扇風機などでママだけ涼んだり、ママは冷房のそばで、赤ちゃんは冷房から遠い場所でと工夫して過ごしてください。
赤ちゃんの冷房は寝るときどうしたらいい?
寝る時は、28℃より少し高めの温度設定でもいいかもしれません。
しかし、タイマー設定で冷房が止まると起きてしまうような熱帯夜の場合は、一晩中つけっ放しの方がぐっすり眠れそうです。
設定温度の調節も大切ですが、冷房と赤ちゃんとの位置関係も重要です。
直接、赤ちゃんに冷房の風が当たらないようにし、できれば扇風機やサーキュレーターでお部屋の空気を循環させるようにすると、より快適になります。
冷房の風が直接当たると、身体が冷えてしまうだけでなく、のどなどの粘膜を傷めてしまう可能性がありますので、ベビーベッドやベビー布団を置く位置に気を付けてくださいね。
寝る時のパジャマは薄手のものにし、タオルケットのような軽くて通気性のよいものを掛布団代わりにするとよいでしょう。
最近では、寝ている最中にはだけてお腹が出ないように、トップスとボトムスをボタンで連結できるパジャマや腹巻付きのパジャマが販売されています。
まとめ
何を着ても可愛い赤ちゃんですから、いろいろなベビー服を着せてみたいですよね。
でも、赤ちゃんは予想以上に汗をかき、ちょっとのことであせもになったり、虫刺されがかぶれてしまったり、皮膚が結構デリケート。
赤ちゃんがいる部屋での冷房は26~28℃ぐらいで、服装は半袖や七分袖がちょうどよさそうです。
風が直接当たらないように、冷房との位置関係に注意しましょう。