エアコンを送風運転にしてみたら、空気がこもったような、なんかクサい臭い・・・。
困ってしまいますよね。
どうして、クサいの?、何かいい方法ある?
ここでは、エアコンの送風運転での異臭の原因、送風でカビが抑えられるのか、送風を続けてニオイに効果はあるのかについて説明します。
エアコンの送風をつけると臭い…
エアコンの冷房運転の時は気づかなかったのに、送風運転にするとクサいのはどうしてでしょうか。
冷房の時にもクサいなら、内部のカビが原因かなと思いますよね。
そうなんです、この送風運転の時のクサさもカビのせいなんです。。。(;^ω^)
冷房中は結露でカビが湿っているので、運転しても湿気で湿ってカビは飛びにくいのですが、内部が乾燥している状態で送風運転を行うと、カビが風と一緒に飛んでくる状態になるのです。
想像すると、恐ろしいことですよね。
では、冷房運転をし続ければ、ニオイは抑えられるのでしょうか?
たしかに、クサい状態はマシになるかもしれませんが、根本的な解決=カビ退治はできません。
応急処置としては1時間程度、30℃ぐらいの最高温度で暖房運転をすると、カビ自体を死滅させることが可能です。
とはいうものの、カビの死骸はその場所に残ったままの状態になるんですけどね。。。
また、逆に、1時間程度、16℃ぐらいの最低温度で冷房運転をすると、結露の水ででカビやほこりをコーティングしている状態になり、ニオイがマシになることがあります。
カビ自体は、結露の水で流れるモノもあるかもしれませんんが、完全な解決にはなりませんね。
どちらの方法を試す場合も、内部のカビが少なからず吹き出し口から排出されますから、部屋の窓を全開にして、十分に換気してください。
それから、完全にはカビを除去できていませんから、また、数日後にはニオイがぶり返してくることがあります。
確実なカビ退治として、エアコン内部の洗浄を業者に依頼しましょう。
エアコンを送風運転にしていても内部にカビが生える?
日頃から、エアコンのカビ予防として送風運転を使っていたのに、カビが発生したなんて、納得できないという人もいるでしょう。
今では、自動的に冷房運転を中止すると、送風運転に切り替わる設定になっているエアコンも多いのに、不思議ですよね。
しかし、送風運転を使っても、完全にはカビの発生を抑制できないんです。
カビの繁殖を少しでも遅らせることはできますが、完全に繁殖を止めることや防ぐことはできないんです。
冷房運転を全く使わないエアコンであれば、内部をカビさせないことも可能かもしれませんが、エアコンと言えば、やっぱり、冷房運転を使いますよね。
冷房運転をするということは、気温や温度が高い環境であるからですし、エアコン内部で温かい空気を冷やせば、当然、結露が発生してしまいます。
この温度や湿度が高くて、水分があるというのは、もう、カビが発生する条件がそろってしまっています。
ですから、エアコンを使用する以上、カビは発生すると考え、定期的にプロに内部洗浄を依頼するしかありません。
エアコンの送風を続けていると臭いに効果はある?
送風運転を使っても、カビの発生を抑えることはできないです。
そして、送風運転を続けていても、カビが死滅したりエアコン内部から飛んで無くなるということはありません。
でも、だからといって、全然、送風運転がカビ防止に役立っていないということはないです。
上手に送付運転を使用することによって、内部洗浄を依頼する頻度を少なくできます。
また、エアコンを付けた時にかびクサいという事態を引き起こすことも少なくなるでしょう。
普段からカビ予防に送風運転を使っていた人は、これからも使い続けてくださいね。
もし、送風運転でも温度設定ができるエアコンなら、温度を一番高くすることで、カビ菌の種類によっては死滅させられるかもしれません。
また、冷房運転の後に送風運転をするだけでなく、エアコンを全く使わない季節にも、1か月一度、1時間ぐらいの送風運転をするのがおすすめです。
エアコンを使っていない時期でも、内部にはホコリが溜まったり、カビ菌が発生したりすることがあります。
そのまま、エアコンを使う季節まで放置しておくと、カビが増えてしまう可能性もありますから、送風運転で追い出してしまいましょう
それから、送風運転を小まめに使うことだけでなく、吹き出し口や羽根、フィルターなどを定期的に掃除することもカビを発生させない、臭いを抑えることになります。
ホコリが残っていると、そこにカビ菌が付着しやすいですから、取り外す時の破損に気を付けて掃除してください。
まとめ
エアコンの送風運転は内部の結露を飛ばし、カビを発生させないようにしますが、完全には抑制できません。
冷房運転中、カビは湿っていて、風で飛んでこないですが、送風運転中は乾燥したカビが飛んできて、かび臭くなることがあります。
根本的な解決はプロによる洗浄しかありません。
けれども、日頃より送風運転を上手に使うことで、カビを増やさないことはできますので、これからも、小まめに利用してくださいね。