毎日、仕事や家事に追われて自分の時間も確保できない!
ちょっとでもラクだったり時短になるなら試したいと思いますよね。
毎日ご飯を炊くのも、なかなか大変です。。
ではごはんを多めに炊いて、そのまま炊飯器に入れたままにしておくのはアリなのでしょうか?
今回は、炊飯器で炊いたご飯をそのまま放置しておいても大丈夫なのか、炊飯器の中のご飯が臭う原因や黄ばみの原因・食べられるのかということについてご紹介します。
炊飯器にご飯を放置しててもいい?
炊飯器にご飯を放置するのは、良くないですよ!
NGです!
毎日の食事作り、本当に大変ですよね。
仕事や家事に追われて自分の時間が確保できないとイライラしてしまいます。
ご飯を炊くのも大変になってしまうので、多めに炊いて保温のまま置いておきたいと思う気持ち、分かります。
でも、炊飯器にご飯が入ったまま保温で放置するのは絶対にやめてくださいね。
それは、保温時間が長いとご飯が劣化したり、臭いや黄ばみが出てしまうからなんです。
一般的な炊飯器は、12時間~24時間は腐らずに保温できるようになっています。
最近のモデルには40時間保温できるようなものまで発売されています。
しかし、炊いたご飯を美味しく食べるには、保温開始から5~6時間程度で食べきることをオススメします。
食べきれない場合には、冷蔵庫や冷凍庫で保存するようにしましょう。
保温時間が長ければ長いほど、ご飯がパサついたり、黄ばんでしまうので、長時間の保温は避けてくださいね。
炊飯器にご飯を入れたままにしておくと臭い…
炊飯器に炊いたご飯をそのまま放置しておくと、ご飯が臭うことがあります。
その臭いの原因は、
・炊いたご飯を長時間保温している
・炊飯器が清潔に保てていない
・お米をしっかり研いでいない
・古いお米や保存状態の悪いお米を炊いている
ということが挙げられます。
お米の主成分である「でんぷん」は、雑菌にとって栄養分が豊富なので、炊いたご飯をそのまま放置していると、雑菌が発生・繁殖してしまうんです。
雑菌が発生することで、ご飯が臭ってしまうんですよ。
最近では、炊飯器でケーキやパンを焼く場合もありますよね。
そのケーキやパンの臭いが残っていると、お米が臭いを吸って、さらに臭うという悪循環になる可能性もあります。
お米をしっかり研いでいないと臭いの原因になるのは、お米についている「ぬか」が原因なんです。
「ぬか」をしっかり落とせば臭いの原因にはならないので、しっかりとお米を研ぐようにしてください。
でも、研ぎすぎるとお米の風味が落ちてしまうので注意してくださいね。
お米は、気温15℃以下で湿度70%程度の直射日光の当たらない場所で保管してくださいね。
お米は臭いを吸いやすいので、臭いの強い物のそばに置いておくと、臭いが移ってしまいます。
保管する場所には十分注意してくださいね。
ご飯が臭わないようにするためには、
・お酢を入れてご飯を炊いて雑菌の繁殖を防止する
・定期的に炊飯器のお手入れをする
ということが大切です。
お酢は、雑菌の繁殖を抑える効果があります。
夏などの気温の高い時期に予約炊飯をする場合、炊飯の量に合わせて少量のお酢を加えると効果的です。
ご飯を炊く前にはお酢の香りがしていますが、炊き終わったら臭いは亡くなっているので、気にならずに食べることが出来ますよ。
お酢は、キッチン周りの掃除にも使えます。
炊飯器のお手入れをする時に使っても問題ないですよ。
水で薄めてスプレーするだけでいいので、簡単にお手入れできます。
炊飯器だけでなく、キッチン周りの掃除にも使える優れものですよ。
定期的な炊飯器のお手入れは、クエン酸や重曹を使うのもオススメです。
クエン酸はお酢と同じで雑菌の繁殖を抑える効果があります。汚れや臭いを取るだけでなく、カビが生えてしまった炊飯器のお手入れもできますよ。
クエン酸が無い場合には、スライスしたレモンでも代用OKです。
重曹は、弱アルカリ性で臭いだけでなく酸性の汚れ落としに適しています。
クエン酸も重曹もスーパーやホームセンターなどで簡単に手に入るので、気軽にお手入れができて嬉しいですね。
お手入れの方法は、クエン酸と重曹を水と一緒に炊飯器に入れて、炊飯ボタンを押すだけです。
保温状態になって、臭い取りが終わったらスイッチを切って各パーツを水洗いするだけです。
水洗い後は、しっかりと乾燥させてくださいね。
この方法は、とても簡単にできるので、お手入れに時間をかけたくない人にはオススメですよ。
また、各パーツを取り出して、食器用洗剤で洗う方法もあります。
内蓋やパッキン、蒸気キャップなど丁寧に洗ってくださいね。
あと、意外と見落としがちな炊飯器の外側も忘れずに拭き掃除しましょう。
各パーツを洗う時には、火傷しないように、炊飯器の温度が下がってからやるようにしてくださいね。
炊飯器にご飯を入れたままにしておくと黄ばみが出る
炊飯器にご飯を入れたまま放置していると、ご飯が黄ばんでしまうことがあります。
これは、メイラード反応と呼ばれる化学反応が原因です。
メイラード反応とは、もともとご飯に含まれている糖とアミノ酸が、熱を加えられたことによって反応して、褐色物質(メラノイジン)を作り出す化学反応のことです。
メイラード反応は、高温であればあるほど起こりやすいです。
炊飯器の中は約70℃と高温なので、メイラード反応は進みやすく、保温状態が長いとご飯はどんどん黄ばんでしまうので、注意してくださいね。
メイラード反応が起きているご飯は、炊きたてよりも風味や見た目が確実に落ちていますが、食べるのは問題ありません。
しかし、保温状態が長時間で、食べようと思った時にご飯から異臭がする場合には、雑菌が繁殖している可能性があるので、迷わず捨ててくださいね。
まとめ
炊飯器でご飯を長時間保温することはやめましょう。
炊き終わったら5~6時間以内に食べきるようにしてください。
食べきれない場合は、冷蔵庫か冷凍庫で保存するようにしてください。
ご飯から臭いがするのは、
・長時間保温のまま放置している
・炊飯器が清潔に保てていない
・お米をしっかり研いでいない
・古いお米や保存状態の悪いお米を炊いている
などが原因です。
お米をしっかり研ぐことや、正しくお米を保存すること、定期的な炊飯器のお手入れでご飯の臭いを抑えることができますよ。
炊飯器にご飯を入れたままにしておくと黄ばんでくるのは、メイラード反応と呼ばれる化学反応が原因です。
メイラード反応が起こったご飯は食べることはできますが、風味や見た目が劣ります。
ご飯が炊けたらなるべく早く食べるほうが、美味しくご飯を食べられますよ。
毎日の仕事や家事で大変なので、少しでも負担を減らしたくなりますが、ご飯は身体を作る元となります。
ご飯を炊くのが面倒なら、多めに炊いて、冷凍庫や冷蔵庫で保存する方法を上手く活用してくださいね。
美味しい・楽しい食事が健康な身体づくりにつながりますよ。