味噌汁を作る時、本格的に出汁を取るなら、鍋に最初から昆布や鰹節などと水を入れて、だしを取ります。
でもだしの素を使う場合は順序とか、分量とか、自分の使い方が合っているか不安になりますよね。
今回は、味噌汁にだしの素を入れるタイミングはいつなのか、入れるだしの分量、だしが無い時の対処法について紹介していきます。
味噌汁にだしの素を入れるタイミングっていつ?
味噌汁にだしの素をいれるのは、火を止める前がベストです!!
ちゃんと出汁を取る時と同じように、だしの素も、早い段階から鍋に入れるものなのでしょうか?
でも、最初から鍋に入っていると、その後に入れた具材に火を通すためにグツグツ煮込むことになり、だしの素の香りが飛んでしまいます。
実は、全部、味噌汁が作り終わって、火を止める前にだしの素を入れるのが正解なのです。
ちょっと意外だったかもしれませんが、これなら、だしの素の香りもバッチリです。
だしの素を使った味噌汁は香りがイマイチと思っていたかもしれませんが、それは使うタイミングが違っていたせいだったのですね。
味が染み込みにくそうな根菜類を味噌汁の具にする時は、だしの素を半分だけ先に入れて、具材と一緒に煮込んで、最後の仕上げに残りの半分を入れる方法もおすすめです。
但し、鍋にだしの素を入れる時に、一つ、注意点があります。
それは、沸騰している時には入れないこと!
沸騰している液体をゆすったり、だしの素だけでなく、砂糖や塩などを入れたりすると、突沸現象と言って、沸騰している液体が噴きこぼれたり、飛び散ったりすることがあります。
味噌汁の場合、煮えばなと言って、沸騰直前が美味しいとされています。
火加減を調節し、鍋の中の様子を確認してから、だしの素を使ってくださいね。
味噌汁のだしの素の分量は?
だしの素のパッケージに使用する分量が書かれていることが多いですが、大体、水やお湯が300ml(カップ1と1/2)に対して、だしの素は小さじ2/3(2g)となっています。
勘違いしやすいのは、だしの素は風味付けだからと言って、多めに使うのは注意してください。
だしの素にはかなり塩分が含まれていることが多いです。
香りが強い方が美味しくなりそうと思って、分量を増やすと、出来上がった時にしょっぱくなってしまうことがあります。
最近では、塩分がカットされているだしの素も市販されていますので、高血圧などで不安がある方は、このような商品を使うのもよさそうです。
味噌汁のだしの素がない時どうしたらいい?
味噌汁を作ろうと思ったら、だしの素がなくて、だしパックも、和風だしの素もなかったら、作るのを諦めますか?
鰹節や昆布、にぼしなど、だしが取れそうな物もありません。
だしは風味づけだから、味噌だけあれば味噌汁になりそうだけど、やっぱり、味気ないですよね・・・。
ここでは、だしの素が無くて困った時の対応法を説明します。
① 鶏がらスープの素やコンソメスープを代用
どちらも味の主張がありますので少量ずつ使い、さらに味噌も控えめにして使うと、美味しい味噌汁になります。
お好みにもよりますけど、特に、鶏がらスープと使うと中華風になってきますので、それなら一層のこと、味噌を入れずに、中華スープを作った方が正解かもしれないですね。
② 昆布茶を代用
だしの素ではないですが、昆布の旨味が凝縮されているので、十分、だしの素の代わりになります。
ただし、だしの素に比べて、塩分が多いので、使用量は控えめにしてくださいね。
③ 干しシイタケの戻し汁
乾燥したシイタケを使う時、水に浸して、柔らかくしますよね。
その時の浸した後の水には、シイタケの香りや旨味がたっぷりと含まれていて、味噌汁のだしに使えます。
④ 麺つゆ
蕎麦やそうめんなどを食べる時に使う麺つゆは鰹だしが効いていて、味噌汁のだしにも使えます。
⑤ うどんスープの素、おでんの汁の素、お吸い物の素
どれも香り豊かで、だしの素の代用品になります。
ただし、味が濃い目なので、使用量は控えめにし、味噌も少なめにすると、味のバランスが取れます。
⑥ 味の素やハイミー
万能調味料として、常備されていることが多い味も味の素やハイミー。
昆布の旨味成分であるグルタミン酸ナトリウムが主原料ですから、だしの素の代わりにもなります
このまま、だしの素と同じように使って大丈夫です。
まとめ
だしの素で味噌汁を作る時は、仕上がりに入れると、風味が飛びません。
沸騰していないか確認してから入れないと、飛び散ることがあるので要注意!
だしの素の量を増やすと風味が強くなる分、塩分も増えてしまいますので、気を付けましょう。
だしの素の代わりになるものは意外にたくさんあります。
スープの素や麺つゆ、シイタケの戻し汁など、キッチンの中を探してみてくださいね。