スーパーなどで手に入れやすく料理の下味やお菓子作りでも大活躍の果物といえば、りんごですよね。
ついたくさん買ってしまい、食べきれない…なんてことも。
今回は、りんごは冷蔵庫に入れると3か月持つのか、冷蔵庫でどれくらい持つのか、冷蔵庫に入れると甘くなるのかということについてご紹介します。
りんごは冷蔵庫で3ヵ月持たせることはできる？
うまく保存させすれば、りんごは３ヵ月持たすことはできますよ！
りんごはスーパーに売っている時は常温ですよね。
ですので、購入後に自宅でも常温で保存している方は多いと思います。
ですが、りんごは常温保存だと1か月程度しか保存することが出来ないんです。
もちろん、1か月以内に購入したりんごをすべて食べきってしまうことが出来れば問題ないのですが、思ったよりも食べなかったりすると残ってしまいますよね。
私は昔、安売りしていたりんごをたくさん買ってしまい、食べきれずに泣く泣く捨ててしまった…という経験があります。
もったいないですよね…
食品ロスも叫ばれている時代ですし、家計的にも捨てないようにしたいですよね。
でも、残ってしまっても保存できる期間が長いと分かっていれば、急いで食べなくてもいいので安心できると思いませんか？
実は、りんごは冷蔵庫で上手に保存することで3か月も保存できるんです。
長ければ半年以上も美味しいままで保存することが出来るんですよ。
ビックリしますよね！
りんごは暖房の効いた暖かい部屋や風通しの良い乾燥した場所ではあっという間に劣化してしまうので、マズくなってしまいます。
高温と乾燥に弱いんですね。
そのため、りんごを保存する時には温度と湿度を適切に保つことが大切なんです。
りんごの保存に適している温度は0～5℃と言われているんですよ。
0～5℃ですと冷蔵庫の野菜室がぴったりですよね。
りんごを冷蔵庫で上手に保存する方法は、りんごを1つずつ紙で包んでポリ袋に入れて密封してから冷蔵庫の野菜室に入れるようにしましょう。
りんごをそのまま冷蔵庫に入れてしまうとあっという間に乾燥してしまい、シナシナのりんごになってしまいます。
と言うのも、りんごは収穫後も自ら呼吸して水分を発散させてしまうからなんです。
そこで、1つずつ包んでから保存することで発散した水分を紙が吸収してくれるため、りんごの乾燥を防ぐことが出来るんです。
また、呼吸と同時にエチレンガスという植物ホルモンも排出しています。
そのため、2つ以上のりんごを一緒に包んで保存してしまうとお互いのエチレンガスで劣化を早めてしまいます。
必ず1つずつ包むようにしてくださいね。
包む紙は新聞紙や広告、キッチンペーパーでもOKですよ。
もし、寒冷地であれば暗くて涼しい場所であれば常温でも保存することが出来ますよ。
ただし、適切に保存していても定期的に状態を確認し腐って捨ててしまうのは防ぎましょうね。
りんごは冷蔵庫でどれくらい持つ？
りんごの保存は冷蔵庫の野菜室がピッタリですが、一般的に野菜室は3～7℃に温度設定されています。
冷蔵室の設定温度が2～6℃ですので、少し高めだと感じてしまう方も多いです。
ですが、冷蔵室は野菜室と比べると開閉が多くなりがちなので、開閉の度に冷蔵室の温度が変化してしまいます。
頻繁に冷蔵室の温度が上下するとりんごだけでなく、他の食品にも良くないですよね。
ただ、野菜室がいっぱいで冷蔵室で保存しなくてはならない場合もあり得ます。
そんな場合でも、りんごを1つずつ紙で包んでポリ袋に入れて密封して保存すれば、1か月以上は美味しい状態で保存することが出来ますよ。
りんごは冷蔵庫に入れると甘くなる？
買ってきたりんごが思ったよりも甘くない時、甘くすることが出来たらいいな…と思いますよね。
実は、りんごは冷蔵庫で甘くすることが出来るんです！
追熟させるということですね。
追熟させる時は、必ずビニール袋に入れるようにしましょう。
りんごが出すエチレンガスによって熟成が進むので、2.3日で甘く美味しくなりますよ。
ビニール袋に入れないと、エチレンガスによって他の野菜や果物に影響が出て腐ってしまう可能性があります。
必ずビニール袋に入れて追熟させるようにしてくださいね。
まとめ
りんごは冷蔵庫で3か月以上保存することが出来ます。
保存する時は、高温や乾燥を避けるように1つずつ紙で包んでポリ袋に入れて密封して野菜室に入れましょう。
冷蔵室でも保存することができ、1か月は持たせることが出来ます。
冷蔵室で保存する場合でも1つずつ紙で包むことやポリ袋に入れて密封することは忘れないようにしましょう。
ただ、野菜室の方が冷蔵室よりも開閉回数が少なく温度変化が少なくなるので、冷蔵室よりは野菜室の方が保存に適していると言えますね。
甘くないりんごは、冷蔵庫で追熟させることで甘くすることが出来ます。
ビニール袋に入れて冷蔵庫に入れると、りんご自身が出すエチレンガスによって熟成が進んで2.3日で甘く美味しくなりますよ。
りんごは保存の方法次第で長期保存できるありがたい果物です。
ついたくさん買ってしまっても大丈夫！
上手に保存して、料理やお菓子作りに活用してみてくださいね。