ホットカーペットを敷けば、誰もが身体を横にしたくなりますよね。
ぬくぬくと暖かいホットカーペットから離れられなくなるでしょう。
うっかり、うたた寝してしまうこともあります。
けれど、起きると、身体が重く、喉が渇いています。
よく眠れたはずなのに、なぜでしょう?
今回は、ホットカーペットで寝ると喉が渇くのか、ホットカーペットの滑り止めが溶けることってあるのか、ペット用との違いについて紹介していきます。
ホットカーペットで寝ると喉が乾く?
寒い冬は布団に入っても暖かさが足りず、ホットカーペットの方が寝つきやすいですよね。
だけど、起きた時には喉がカラカラになっています。
そんなに暑いほどではなかったし、一体、どういうことでしょうか?
実は、人は寝ている間に大量の汗をかきます。
布団はそれを吸収するので、日中は干して、乾かします。
ホットカーペットの上で寝ると、暑いと感じなくても、布団で寝る以上の水分が身体から出てしまいます。
そのため、起きた時には喉がカラカラ、すでに軽い脱水症状に陥っているのです。
また、ぐっすりと寝たはずなのに、ホットカーペットの上で寝てしまった後は身体が重くなりがちです。
これは、睡眠の質が良くないからです。
良質の睡眠は身体の温度が低下させ、副交感神経が優位にならないと得られません。
ホットカーペットの上では体温が下がらないため、良質な睡眠がとれていないのです。
また、ホットカーペットの上で寝てしまうと、低温火傷の恐れもあります。
ホットカーペットに寝転ぶとつい眠くなってしまいますが、眠ってしまう前に布団に移動しましょう。
ホットカーペットの滑り止めが溶ける??
フローリングや畳などの床に敷いて使うホットカーペットは、ちょっとしたことでシワが寄ってしまったり、位置がずれてしまったりすることがあります。
ホットカーペットのシワにつまづいてしまったり、ホットカーペットがずれて転んでしまったりするのは危険です。
そこで、ホットカーペットの下に滑り止めを敷いて使っている人も多いようです。
ホットカーペットの滑り止めにはテープタイプやシートタイプがあり、あらかじめ滑り止め加工がされているホットカーペットもあります。
しかし、テープタイプやシートタイプの中には、ホットカーペットの熱で滑り止めが溶けてしまう場合があります。
これらの滑り止めには耐熱性があるものと、ないものがありますので、購入の際によく確認が必要です。
万が一、滑り止めが溶けてしまうと、カーペットだけでなく、床にもダメージが残ってしまうことがあります。
賃貸住宅などでは、床に滑り止めが溶けたものがこびりついてしまうと、補修に高額な費用がかかってしまいますので、十分に注意しましょう。
ホットカーペットとペット用のホットカーペットの違いとは?
火を使わないから、ペットの暖房器具としてもホットカーペットは人気です。
しかし、安全なホットカーペットと言えども、ペットに使用する際はカーペットや電源コードをかじったりしないかや、低温火傷にならないかなど、飼い主の見守りが必要です。
最近ではそんな悩みを解決した、ペット用のホットカーペットが売られています。
一般的なホットカーペットとは少し異なる、ペット用のホットカーペットを紹介しましょう。
まず、ペット用のホットカーペットの特徴は、温度調節がしやすいように専用カバーが付属していることです。
特に、カバーはリバーシブルになっていて、低温と高温に使い分けられるものが発売されています。
ペット用のホットカーペットは低温火傷に備えて、一般的なホットカーペットよりも熱くなりにくい設計になりがちです。
しかし、あまり暖かくなければ、ホットカーペットとしての機能が果たせません。
一方、ペットの種類によって体毛の長さが違い、暖かさの感じ方も様々です。
ペット用のホットカーペットは、そんな多様性に対応できるようになっています。
それから、ペット用のホットカーペットはペットの噛み癖対策として、電源コードの補強がされています。
理想としてはプラスチック素材よりも、金属で補強されているものがおすすめです。
また、ペットは凹凸のある部品に噛みつく傾向があるため、ペット用のホットカーペットは最小限の部品で設計されています。
万が一、部品が取れてペットが飲み込む危険があるため、とても重要な対策です。
カバーの固定も金属のファスナーなどではなく、マジックテープなどに変更されています。
ペット用のホットカーペットはお手入れのしやすさも抜群です。
ペットはしつけされていても、飲み物をこぼしたり、トイレをしてしまったりすることがあります。
しかし、電化製品であるホットカーペットの上で水分をこぼれてしまうのは感電などの危険があります。
ペット用ホットカーペットは、プラスチックやビニール製でできており、水拭きや丸洗いしやすいように工夫されています。
ペット用ホットカーペットを使用することで、ペットのお世話はラクになると話題です。
安全で清潔に使えるペット用ホットカーペットをチェックしてみてくださいね。
まとめ
ホットカーペットの上で寝てしまうのは脱水症状になりやすく、良い睡眠もとれません。
うたた寝しないように気を付けましょう。
ホットカーペットの滑り止めは、必ず、耐熱性があるものを使用しましょう。
ペットにホットカーペットを使用するなら、ペット用ホットカーペットがおすすめです。