荒れた天気が続くと、天気予報で「波浪注意報」「高波注意報」「高潮注意報」という言葉を聞くことがありますよね。
台風のシーズンとか、耳にすることも多いかもしれません。
「海が荒れることに注意しないといけないんだな~」とは理解できるんですが、詳しくは分かりますか?
今回は、波浪と高波と高潮の違い、波浪と津波の違いについて綴って行きます。
波浪と高波と高潮の違いは何?
気象庁のホームページによると
高波・・・波浪注意報・警報の対象になる程度の高い波
高潮・・・台風など強い気象じょう乱に伴う気圧降下による海面の吸い上げ効果と風による海水の吹き寄せ効果のため、海面が異常に上昇する現象
となっています。
「波浪」とは、海面が風に吹かれて波立つ現象を言います。
気象庁が発する波浪注意報や波浪警報は、風が原因で繰り返される高い波で被害が出ることが考えられる時に出されます!
「高波」は、波浪が大きくなったものです。
しかし何メートル以上は高波で、それ以下は波浪!というような基準はないです(笑)
「波浪」のデッカイのが「高波」だと思えばいいですね~('ω')
「高潮」は、台風などで湾内の奥に潮が吹き寄せられたり、気圧の低下による海面の吸い上げで海面が高くなる状態を言います。
高潮と満潮が重なってしまうと、海面が高くなるので危ないですよね。。。
天気予報で耳にすることを書いてみると
波浪警報・・・風浪やうねりによって、重大な災害になる可能性がある事を警告して出す予報です。つまりは高波になる恐れがあるので、海岸に近づいたらダメだよ~という警報です。
高潮警報・・・台風や気圧の低下で起こる海面の上昇が、重大な災害になる可能性がある事を警告して出す予報です。潮位が上がるので、湾岸の低い土地は浸水に気をつけてね~という警報になります。
波浪と津波はどう違う?
「波浪」は、海面が風に吹かれて起こる波です。
波浪は海面付近の現象で、波長は数m~数百m程になります。
「津波」は、地震で海底面が動いて起こる異常潮位を言います。
海底の地形が変形することで、海水全体が短時間に上がったり下がったりし、それによって発生した海面の波が周囲に広がって行く現象です。
津波の波長は数km~数百kmと非常に長く、海底から海面までの海水が沿岸に押し寄せます。
波浪と津波の違いを簡単にいうと、発生の仕方が違うんですよー。
風による海面表面の発生と、地震による内部での発生となります。
わかりやすく例をあげるとすると、水を入れたコップに息を吹きかけてできる波が波浪、コップを揺すってできる波が津波となります(*'▽')
まとめ
天気予報でたまに聞く「波浪」「高波」「高潮」、そして「津波」について書いてみました。
「波浪」は海の表面に風でできる波。
「高波」は「波浪」がさらに大きくなったもの。
「高潮」は海面が上がること。
「津波」は風で起きる「波浪」と違い、地震でできる波になります。
注意報・警報が出たときに、参考になれば幸いです。