先日、硬膜下血腫の後遺症と戦っていた父が、病院で亡くなりました。
救急搬送されて亡くなるまでの1年の間、僕自身も父が亡くなることを想定して色々準備してきたつもりでした。
とはいえ初めて体験したことだったので、思っていたよりも動けませんでしたね。
今回は、病院で亡くなった後にやらないといけない事、死亡診断書の発行、火葬に必要な書類について綴って行きます。
病院で亡くなったら、その後どうしたらいい?
ウチの父の場合は、「容態がマズい状態です…」と病院が電話をくれている間に、息を引き取りました。
亡くなった時点で連絡すべき親族に、続報を待ってほしいのか、病院に来てほしいのか、伝えたほうがいいですね。
僕自身亡くなったことを電話で聞いて、急いで病院駆け付けたのですが、最初に会った看護師さんからは「体をキレイに拭くので、搬送するまで30分ほど時間をほしい…」と伝えられました。
点滴の針や心電図を外し、体を清めて、搬送のときに着る浴衣を着せてもらいました。
旅立ちの準備ですよね。。。
この待っている間に、遺族は葬儀や搬送を考えることになります。
どこに搬送するのか、お葬式を取り行うにしても普通のお葬式なのか、家族葬にするのか…などなど考える必要が出てきます。
看護師さんから「お葬式屋さんは決めてありますか?」と聞かれたのですが、父は1年ほど延命治療を受けていたので、その間にどの葬式屋にお願いするかは母と決めていて、仏壇の準備までは終わらせていました。
電話で葬式屋さんに遺体の搬送やお葬式のことを依頼することになるのですが、遺体がある病院名と住所、遺体がある場所(病室の部屋番号や霊安室)、亡くなった人の名前、電話をしている人間の名前、搬送先の住所を伝えることになります。
家がある場合は家に遺体を搬送してもらうことになりますが、アパートやマンションの場合はまわりの住人のこともあるでしょうし、葬式会場に遺体を安置してもらうことができます。
僕が頼んだ葬式屋では、遺体安置料は30000円だと聞きました。
葬式会場での遺体安置をお願いしたら、そのままその葬儀社でお葬式をすることになるのはお忘れなく。
電話して30分ほどたった頃に、病室にストレッチャーを押した葬儀社の人が到着しまして、看護師さんと二言三事・・・。
寝台車まで父を運ぶ際には、看護師さんも何人かついてきてくれて、出発まで見送ってくれました。
寝台車が出た後で、看護師さん達には今までお世話になったお礼の気持ちを伝えさせてもらいました。
医師や看護師に特別な「お礼」として、お金を包む必要は無いですよ~。
遺体が家に到着し布団に父を寝かせてから、葬儀社の営業の方と打ち合わせをして見積もりを出してもらいました。
本当は、亡くなる前に見積もりを出してもらってから葬儀社選びをした方が良かったのかもしれませんね。
病院から容態を聞かされて、焦って仏壇を買いに行った顛末はこちらです。
死亡診断書を発行してもらうには?
死亡診断書は、右側が「死亡診断書(死体検案書)」、左側が「死亡届」となっています。
遺体を火葬するには「死亡診断書」が必要になります。
役所が死亡で戸籍や住民票の変更作業を始めるのに「死亡届」が必要になります。
死亡診断書の紙は役所で手に入りますが、病院にも用意されていますね。
亡くなったのを確認した医師が、死亡診断書を作成してくれます。
遺体を搬送する時や火葬をする手続きに死亡診断書が必要なので、父が亡くなったった直後から、医師や看護師さんがバタバタと動いてくれました。
死亡診断書は役所に提出されて、火葬する時に必要な「火葬許可証」に替わります。
「死亡診断書(死亡届)」が提出されたことで、役所の住民票や戸籍の変更作業が始まりますね。
僕自身、役所への「死亡診断書(死亡届)」の提出はしていませんで、葬儀屋が代行してくれましたよ。
医者の死亡診断書の作成には5000円ほどかかりました。
名前や生年月日、死亡日時に間違いがないか確認しておいた方がいいですよ~。
この「死亡診断書」は、「戸籍謄本」を使える場合もあるのですが、年金受給の停止、生命保険、NTTの電話権移行など、死亡後の名義変更手続きなどでも使う場面が出てくるので、5枚以上コピーしておくと便利です!
死亡診断書の原本ではなくコピーで大丈夫です。
役所に提出したコピーは返却はしてもらえないですね。
ちなみに死亡後の名義変更などの手続きはこちらが参考になります
⇒死亡後に公共料金の名義変更?口座凍結に注意して手続きしておきたい事
火葬するのに必要な書類とは?
火葬するのには「火葬許可証」が必要になります。
無いと火葬をすることができないんですよね。。。
「火葬許可証」は「死亡診断書(死亡届)」と「火葬許可申請書」を役所に提出すると発行されます。
葬儀社が代行してくれましたよ!
ちなみ僕は、火葬が終わって骨壺に骨を入れた後に、火葬許可証を返却されました。
返却された火葬許可書は、この後に墓地や納骨堂に収める時の証明書類として使用します。
余談ですが、もし火葬許可証を無くしてしまった場合は、「火葬証明書」を納骨時に火葬許可証の代わりとすることができますよ。
まとめ
自分を育ててくれた親が亡くなったわけですし、ショックなのと悲しい気持ちでいっぱいでした。
でも実際は、自宅への搬送や葬式をどうするかで、悲しんでいるヒマなんてなかったですね㊙
病院で亡くなったあと、葬式をしてくれる葬儀社に遺体搬送をお願いするのが一番手間がいらないです。
搬送が終わってから、葬儀の見積もり・打ち合わせなんかがあります。
あまり経験のないことですし、疑問点なんかは見積もりの時に聞いてみるといいですよ!!
生きている時に葬儀社選びなんて・・・と思うかもしれませんが、亡くなる前に何社か見積もりを取っておいて、葬儀社を考えておいたほうがスムーズに運ぶと感じましたね。
ちなみにこのあと、お墓をどうするかで悩むことになりました。。。