室内の湿気を除去してくれる除湿運転ですが、急に運転が止まる事があります。
急にエアコンが止まってしまうと、故障かな?と不安になりますよね。
今回は、除湿運転中にエアコンが止まる理由と対処法、効果的な除湿の使い方について綴って行きます。
エアコンを除湿運転にしていると止まる…
エアコンの「除湿」運転は、途中で動きを止めることがあります。
エアコン設定温度が室温より高いと、止まることがあるんですよ~。
「除湿」運転は「冷房」と同じで、アルミフィンの部分で空気吸い込んでを冷やします。
この空気を冷やす時に、結露で空気中の水分を奪うので、「除湿」の効果があるんですね。
ただ空気を冷やす時に室内の温度が下がりすぎないように、コンプレッサを停めて空気を冷やすのを休むんです。
この空気を冷やすのを休んでいる間に、ファンを動かして風を出し続けると、結露で除湿したはずの水分が室内に戻ってしまいます。
除湿したはずの水分が再び戻って湿度が上がらないようにするために、除湿中にエアコンが止まるわけです。
もしエアコンがたびたび止まって「故障しているのでは?」と疑問になった場合は、設定温度を低くしてから「冷房」運転にして水出してください。
この状態で冷房が止まるようなら、本当にエアコンが壊れている可能性がありますね。
ちなみに「除湿」には、冷房をつけたり消したりする「弱冷除湿方式」と、冷えた空気をもう一度暖めて室内の温度を下げない「再熱除湿方式」の2種類があります。
機種やメーカーにもよりますが、温度を下げてしまう「弱冷除湿方式」の方が、除湿運転でエアコンは止まりやすいかもしれません。
アパートやマンションなど賃貸物件では、従来の「弱冷除湿方式」のエアコンの方が多いですよ。
エアコンが除湿運転で止まって動かない場合は?
除湿運転中にエアコンが止まっても、設定温度をさらに低くすることで再び動き出します。
たとえ動きが止まっても、そのまま放置しておくと再び動き出して除湿運転を続けることが多いですよ~!
僕はせっかちなので、エアコンの運転を「送風」に一度切り替えて動き出した後に「除湿」に戻したりします笑
運がいいと「冷房」のボタンを押すと、再び動きだすこともあります。
まぁ、「冷房」だと動かないことの方が多いですけどね。。。
どうしても除湿運転を再開しない場合は、あまりやりたくはありませんが、窓を開けたり部屋の扉を開けて、室内の湿度を少し戻してみるのも手ですね。。。
エアコンの除湿の効果的な使い方とは?
エアコンの「除湿」運転をするときは、室内の換気扇を回したり窓を開けたりはせず、部屋を密閉状態にしてエアコンをつけてくださいね♪
エアコンの設定温度を下げるほど、除湿の効果は大きくなります。
エアコンの設定温度と室温が近くなると、除湿してくれる量が減る機種もあります。
風量を自動から手動の固定に切り替えてみたり、除湿運転から自動運転に切り替えてみることで、除湿が改善されることもありますよー。
ここらへんは機種によって違いますし、試してみるといいでしょう。
あと冷たい空気は下側に、温かい空気は上部にたまることから、扇風機やサーキュレーターで室内を循環させた方が除湿の効果上がります。
ちなみに「再熱除湿方式」のエアコンは、空気を冷やして結露を起こして空気中の水分を除去するまでは「弱冷除湿方式」と同じです。
「再熱除湿方式」は、水分を除去した後に再び空気を温めるので室温が下がらないのですが、室温が下がらないことから弱運転にはならず、ガンガン除湿してくれますね。
賃貸物件なのどに多い従来の「弱冷除湿方式」のエアコンは、お部屋の温度が高いほど、除湿効果は高いと言えそうです。
だからといって、電気ヒーターなどで室温を挙げたりするのは、やりすぎだと感じますけどね。。。(^-^;
あと梅雨時などは、生活環境によってエアコンの除湿機能が追いつかないこともあります。
湿気が増えてジメジメ感がます原因としては
・洗濯物を部屋干し
・バスルームの換気扇をずっとまわさない
・調理する際、換気をまわさない
・観葉植物を置いている。
・水槽で熱帯魚を飼っている
などがあります。
意識することで、室内の湿気を減らせるかもしれませんね。
もし除湿運転でジメジメ感が改善されないようなら、設定温度を高めにして「冷房」運転をしてみるのも手ですよ!
まとめ
エアコンの除湿運転は、設定温度より室温が高いと、湿気を増やさないために運転が止まる場合があります。
エアコンの故障ではないかと心配になる場合は、室温を下げて冷房運転を試してみるといいでしょう。
きっちり冷房が効く場合は、エアコンは壊れていません。
もし除湿中にエアコンの動きが止まった場合は、設定温度をさらに下げてみてください。
止まった状態で放置していても、室温の関係からまた動き出しますよ!。