お正月のおせち料理に欠かせないものといえば何が思い浮かびますか?
ニシンやサバを昆布で巻いてじっくりと煮込んだ昆布巻きはとても美味しいですよね。
でも手作りしようとするとなかなか難しく、かんぴょうが切れてしまってうまく作れないときもあります。
今回は、かんぴょうの代わりを使って作る方法や、かんぴょうなしで作る方法などを紹介します。
昆布巻きのかんぴょうの代わりになるものって何がある?
昆布巻きといえば、かんぴょうで結んであるイメージがありますよね。
しかしかんぴょうだけでなく、いろいろな食材がかんぴょうの代わりになるので紹介します。
まずは油揚げです。
お湯でさっと油抜きをした油揚げをかんぴょうの代わりに使います。
ざぶとん型の油揚げを5mmほどの短冊状に切りかんぴょうの代わりとして昆布を結びます。
かんぴょうと色や見た目も似ているものといえば、切り干し大根が思い浮かびませんか?
切り干し大根もかんぴょうの代わりとして使うことができますがかんぴょうよりも切れやすい場合もあるのであまり煮すぎないようにすることが重要です。
ほかには茹でてないパスタを使う方法です。
昆布巻きを外からぐるっと結ぶ止めかたではなく、昆布の巻き終わりを茹でていないパスタで刺して止める作り方です。
初めは茹でていないので簡単にさすことができ、昆布を煮込むとパスタも柔らかくなり食べることができます。
おすすめなのは三つ葉を使って止める作り方です。
三つ葉はとても綺麗な緑色が魅力なので昆布を煮込んだ後で三つ葉で結ぶと見た目も綺麗に仕上がります。
煮る時にタコ糸で縛り、煮た後から糸を取り、ほうれん草など緑の葉の部分で縛るのも見た目的にもいいですよね♪
見た目を気にしないのなら、昆布の切れ端で結ぶこともできます。
ちなみに私が住んでいる地方でスーパーに売っている昆布巻きは、、、稲のワラで縛ってありますが・・・全国的には違うのでしょうか!?
昆布巻きのかんぴょうが切れる原因は?
昆布巻きを作った時にかんぴょうが切れてしまったことはありませんか?
かんぴょうが切れる原因として考えられるのは、古いかんぴょうを使って昆布巻きを結んだ場合です。
どうしても古い昆布は切れやすく、とくに昆布巻きのように結んで使用する場合には注意が必要です。
他にも、昆布巻きを作る工程で昆布が柔らかくなるまで煮ますよね。
そのときにかんぴょうが溶け出てしまい切れる原因となっていることもあります。
それを防ぐために昆布を煮た後、昆布をかんぴょうで結ぶとかんぴょうが切れるのを防ぐことができます。
また、かんぴょうの下ごしらえをするときのかんぴょう戻しの段階にも、かんぴょうが切れる原因があります。
かんぴょうは水につけ塩を加えて揉み込みますがこのときにあまり強く揉んでしまうとかんぴょうが切れやすくなってしまうので、優しく揉むことが大切です。
塩を水でよく流すときもなるべく優しく取り扱うようにしてください。
ただ、かんぴょうを水で戻すときに漂白を落とす
昆布巻きはかんぴょうなしでも作れる?
昆布巻きといえばお正月のおせち料理に入っていることも多いですよね。
昆布は「よろこぶ」という語呂合わせに似ていることから縁起物としてお正月に食べられています。
漢字で「養老昆布」と書き「よろこぶ」と読ませることもできるので長寿の願いが込められていたり、「子生」と書き「こぶ」と読めることから子孫繁栄の意味も込められているとても縁起のいい料理です。
しかし、この昆布巻きがおせち料理に使えわれている由来に一切かんぴょうは関係がないのです。
ただ結び目として使用しているだけなので、かんぴょうなしで作っても何の問題もありません。
昆布巻きを作るときに「結び昆布」という作り方を知っていますか?
名前の通り、昆布をそのままぐるっと結んでしまうのです。そうすればかんぴょうなしで作ることができます。
食べ物以外でもつまようじを使って、昆布の巻き終わりを止める方法もあります。
子供のいる家庭では、お弁当用の可愛らしいピックなどを使うと昆布巻きが少し苦手な子供でも食べてくれるかもしれませんね。
しかし昆布巻きといえばかんぴょうで結んであるイメージが強いですよね。
切れないように注意してかんぴょうで結んだ昆布巻きが一番おせち料理などには向いているのかなとも思いますが、爪楊枝やピックで止めた昆布巻きも一味違った魅力があっていいですよね。
まとめ
昆布巻きをかんぴょうなしで作る方法やかんぴょうの代わりに何が使えるかなどをご紹介しました。
油揚げ、切り干し大根、パスタ、三つ葉などがかんぴょうの代わりとして使えます。
古めのかんぴょうを使うと、煮込む際に切れやすくなることがありますね。
昆布巻きのときに切れやすいかんぴょうはかわいいピックで止めたり、結び昆布にすることで簡単に作ることができます。
ぜひおいしい昆布巻きを手軽に作ってみてはいかがでしょうか?