季節の変わり目に、久しぶりにエアコンを付けたら、モアッと変な臭いがすることがあります。
かび臭かったりするのは想定内ですけど、意外にも甘い匂いがする時もあります。
せっかくエアコンを付けて快適に過ごしたいのに、匂いが気になってしまいますよね。
この甘い匂いは何?、どうしたらいいの?
ここでは、エアコンの甘い匂いの原因と対策と予防方法について説明します。
エアコンから甘い匂いがする理由
エアコンを付けて、変な臭いがしてきたら、もう最悪ですよね。
この甘い匂いの原因も実は「カビ」の場合が多いです。
一般的に、カビ臭いというと、ツンと鼻に刺さるような臭いを想像しますが、カビの種類によって甘い匂いに感じることもあるんです。
また、カビの臭いにプラスして、油の臭いが混じると、全体的に甘い匂いになる場合も考えられます。
エアコンは室内の空気を取り込んでいますので、ホットプレートなどで焼き肉などした場合は油臭くなってしまうことがありますよね。
ただ、この甘い匂いの場合、比較的、カビの発生がひどくない場合が多いので、対策を施せば、簡単に改善しやすいです。
これは朗報ですね。
ただし、車のエアコンから甘い匂いがしてくる場合は要注意!
人によって表現が違いますが、薬品のような臭いとか、ワインのような臭いがするそうです。
この場合、もしかしたら、冷却水が入っているタンクやホースが破損していて、漏れている可能性があります。
放置していると、オーバーヒートを引き起こし、車が動かなくなる恐れがありますので、車のディーラーや専門業者に相談してみた方がよいでしょう。
あとエアコンクリーニングを実際に施工していた私からすると、エアコンの吹き出し口から出る風のニオイは、室内のニオイに影響させることも多いと感じます。
部屋の中が甘い香りがする状態が続いていると、エアコンの内部にもしみ込んだりするのか、送風口から似たような甘いニオイがするようになることも多々ありましたね。
エアコンの臭いが甘い場合の対処法
エアコン内部にカビや雑菌が発生していると聞けば、業者に頼んで、内部洗浄するしかないと思われるかもしれませんが、その前に、簡単にできる対策があります。
もし、これで匂いが改善できれば、ラッキーですよね。
それは、まず、部屋の窓をできれば2か所以上、全開にします。
これで、空気の流れを作り、換気できるようになります。
それから、エアコンを最低温度(大体、16℃)に設定し、1時間冷房運転します。
低温で冷房運転することで、エアコン内の臭いの原因になっているカビや汚れが、結露で発生した水分に包まれ、コーティングされたような状態になり一時的にニオイがしなくなることがあります。
少しの汚れなら、結露水でエアコン外部に排出されることもあり、ニオイが改善させることがあります。
16℃の冷房運転は、冬場はもちろん、夏場でも人によっては耐え難いので、別の部屋に避難するといいですよー。
これで改善されない時は、市販のエアコン用洗浄スプレーなどで、エアコン内部を洗浄してみてください。
洗浄スプレーは、上部のアルミフィンの部分に噴射させるタイプが多いです。
吹き出し口内部をスプレーできる物も存在しますが、あまり種類が出ていませんね。
アルミフィンにホコリが多く積もっていると、洗浄スプレーの成分によってホコリがカチコチに固まって、逆に故障の原因となることもあります。
スプレーする場合は、ホコリを除去してから使うことが重要です。
一番信頼できるニオイの対処法は、やはり業者にエアコンの洗浄クリーニングを依頼することです。
エアコンクリーニングの業者の選び方としては、おそうじ本舗など名前が知られている大手の業者に依頼することをおすすめします。
エアコンクリーニングって機械に水を使って掃除するわけですし、ぶっちゃけエアコンが壊れるリスクと隣り合わせなんです。
もしもの故障や動かないなどの事故が起こった場合は、大手の業者ならきっちりと対応してくれますし。
業者の中には知らない顔をして逃げて行ったり、連絡が取れなくなる悪徳業者も存在します。。。
壁や床に水がかかって事故が起こった場合でも、大手の業者は保険対応などキチンと責任をもって対応してくれます。
名前が知れた大手の業者にエアコンクリーニングを依頼する方があとあと安心ですよ~。
ちなみにエアコンからの異臭は、甘い匂いだけでなく、様々な臭いがしてくることがあります。
その匂いによって、若干、原因も変わってきます。
〇雑巾くさい
エアコン内部に水分がこもり、雑菌が発生していると、雑巾くさい匂いがしてきます。
〇ドブくさい
エアコン内部やホース部分にカビが発生している可能性が高いです。
〇酸っぱい匂い
エアコン内部に発生したカビがアルカリ化し、アンモニア臭を発生させているのが原因です。
どの臭いも健康を脅かす可能性がありますので、すぐに対策を講じなければなりません。
次では、エアコンの異臭対策について説明します。
エアコンの臭いを予防するには?
日頃より、エアコンで冷房運転や除湿運転をした後は、内部が濡れてカビが生えやすい環境になっています。
送風運転を続けてエアコン内部を乾燥させ、、内部に湿気が残らないようにしましょう。
送風運転の時間は10分程度でも効果はあるのかもしれませんが、ベストは30分以上運転させたいところです。
冷房運転で発生した結露をなくし、カビを予防することができますよ~。
送風運転機能が備わっていない場合は、暖房運転でも効果があります。
また、エアコンにほこりが溜まると、そこにカビが発生しやすくなりますので、小まめにフィルターやファンを掃除しましょう。
室内に芳香剤を置居ている場合は、無香料のモノの方が影響を受けにくいです。
お香などは、エアコンのニオイに直に影響がでますよ~。
まとめ
エアコンの風が甘い匂いの時も、カビ発生の可能性が高いです。
車のエアコンから甘い匂いがした時は冷却水の漏れが原因であることもありますので、気を付けましょう。
一般的に、エアコンの異臭対策は、まずは最低温度の冷房運転を1時間することで、結構改善されます。
変化がない時は、市販の洗浄スプレーなどを使ったり、おそうじ本舗など専門業者に内部洗浄を依頼したりしましょう。
また、日頃から冷房運転の後は送風にして、湿気を残さないようにしたり、フィルターやファンなどを小まめに掃除して、カビを発生させないようにすることが大切です。