女の子の健やかな成長を願うひな祭り。
はまぐりのお吸い物を作るという家庭は多いのではないでしょうか。
はまぐりのお吸い物は作った翌日に食べても大丈夫なのでしょうか?
今回は、はまぐりのお吸い物を作った翌日に食べても大丈夫なのか、保存方法、生臭くなるのかということについてご紹介します。
はまぐりのお吸い物は翌日食べてもいい?
はまぐりのお吸い物は、作ったその日のうちに食べるのがベストです!
ひな祭りの時に食卓に並ぶ料理の一つといえば、はまぐりのお吸い物ですよね!
ただイベントの日は何かと忙しいので、ゆっくり作っていられないことも…
前日に作って置けると嬉しいですよね。
ですが、残念ながらお吸い物に限らず汁物は賞味期限が短いんです。
汁物は作ってから日が経つと、具が固くなったり風味が落ちてしまうんです。
再加熱しても風味が劣るので、賞味期限が短いんですよ。
はまぐりのお吸い物も例外ではないんです。
賞味期限は1~2日で、日が経つとはまぐり自体が硬くなってマズくなってしまいます。
特に貝類は雑菌が繁殖しやすいので、適切に保存しないと作った当日でも安全に食べられなくなってしまいますよ!
作った翌日でも食べることは出来ますが、食中毒の危険性があるので食べる前に食べられるかどうかの確認をして再加熱するようにしましょう。
食べられるかどうかを確認する時は、次のポイントを見ておきましょうね。
・見た目が変わったり変色していないか
・酸っぱい臭いやいつもと違う臭いがしていないか
少しでも「何か変だな」と思ったら食べずに破棄するようにしてください。
見た目に変化が無く、臭いも異変が無い場合は、しっかりと加熱しましょう。
再加熱の時は、ノロウイルスの不活性化の基準である「はまぐりの中心部分が90℃以上で90秒以上加熱」するようにしてください。
食中毒の原因となる雑菌は75℃以上・1分以上の加熱で死滅するので、この方法であればどちらの場合にも対処できますよ。
はまぐりのお吸い物の保存はどうしたらいい?
蛤のお吸い物は決して常温保存しないでください!
経った数時間であっても、中身が腐ったり菌の繁殖によって食中毒を引き起こす可能性があり危険です。
はまぐりのお吸い物は冷蔵保存がオススメですよ。
粗熱を取ってから冷蔵庫に入れるだけです。
ただし、粗熱を取る時は自然に冷めるのを待つのではなく急速に冷やすようにすると良いですよ。
自然に冷めるのを待つと、その間に菌が繁殖する可能性があります。
氷水を張ったボウルなどに入れると良いですね。
この時、はまぐりを取り出しておくと固くならずに済みますよ。
作った後に蛤だけ取り出すか、はまぐりだけ別で茹でて冷凍か冷蔵保存しておいたら、お吸い物を作る度に後から加えるだけでOKです。
こうすることで、はまぐりが固くならないお吸い物を食べられますよ。
はまぐりのお吸い物が生臭い?
はまぐりのお吸い物を作った時「何だか生臭くて食べられない」という人は意外に多いんですよ。
せっかく作っても美味しく食べられないと嫌ですよね。
実は、蛤のお吸い物を生臭くならないようにするには、2つのコツがあります!
・砂抜き、塩抜きした後に真水ではまぐり同士をこすり合わせるようにして洗うこと
・擦りつけるようにして洗っている時、はまぐりの貝が割れていたり鈍い音がする物は取り除くこと
です!
生臭さの原因は貝の「ぬめり」や死んだはまぐりが混ざっていることなんです。
少し面倒ですが、調理前のひと手間で生臭さを予防出来ますよ!
まとめ
はまぐりのお吸い物の賞味期限は1~2日です。
作った翌日に食べる時は「見た目が変わっていないか」・「変色していないか」・「酸っぱい臭いやいつもと違う臭いがしていないか」を確認してから、再加熱して食べるようにしましょう。
はまぐりのお吸い物の常温保存は避けましょう。
はまぐりを取り出して粗熱を取ったら、冷蔵庫に入れるだけです。
粗熱を取る時は氷水を張ったボウルなどに入れて、急速に冷やすようにしてください。
食べる時は、再加熱してはまぐりを加えるだけでいいですよ。
蛤のお吸い物を生臭くならないようにするコツは、はまぐりの貝のヌメリをしっかりと取ることと、死んだ貝を取り除くことです。
砂抜き・塩抜きしたはまぐりを真水で洗い、鈍い音がするものは取り除きましょう。
ひな祭りは料理以外にもやらなきゃいけないことが多いので大変です。
少しでも当日に楽できるよう、適切な保存方法と調理ではまぐりのお吸い物を事前に作っておきましょう。
当日にバタバタしないと、子供だけでなく私達大人の笑顔もいっぱいの食卓になりますね。