香りが抜群に良いと言われる舞茸ですけれど、冷蔵庫に入れていても日持ちしないから、冷凍保存しておくことがありますよね。
でも、冷凍した舞茸はあんまり美味しくない・・・。
ここでは、美味しさをキープしたまま舞茸を冷凍する方法を説明します。
舞茸を冷凍するとまずい…
舞茸を冷凍保存すること自体は間違っていません。
だけど、解凍した舞茸って変な臭いがしたり、旨味が抜けたりしてしまうことがあります。
なぜでしょう?
それは、正しく冷凍保存できていないからです。
舞茸を水洗いして、濡れたまま冷凍していませんか?
水洗いしてもいいのですが、キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取らないと傷みやすくなってしまいます。
それから、舞茸をラップで包んだり、ビニール袋に入れたりしただけで冷凍していませんか?
それもNGなのです!
ラップで包んだだけでは完全に密封できていないこともありますし、ビニール袋もきちんと空気を抜かないと、舞茸が劣化していってしまうのです。
では、舞茸をどのように冷凍したらいいの?
それについては、次に説明しますね。
舞茸って冷凍して大丈夫なの?
舞茸はきちんと冷凍保存すれば、美味しさをちゃんと保つことができます。
正しい冷凍保存の方法を説明していきますね。
最初に、ほこりやゴミなどが気になる場合はそっとやさしく水洗いし、しっかりと水気を拭き取りましょう。
水気を完全に拭き取るのはかなり手間がかかるので、水洗いしないで、濡らしたキッチンペーパーで拭き取る方が簡単かもしれません。
この水分が残っていると、冷凍した時に霜になり、舞茸をパサパサにする原因になってしまいますので、気を付けましょう。
そして、舞茸を調理しやすいサイズに小分けにしたり、細く裂いたりしたら、一回に使う量ごとに密封できる袋になるべく重ならないように入れていきます。
密封できる容器でもいいですが、空気をしっかり抜くことができる袋の方がおすすめです。
空気が抜け切れていないと、冷凍中でも舞茸が酸化してしまいますので、注意してくださいね。
それから、空気を抜いて、しっかりと密封したら、金属製のトレーなどにのせて、冷凍庫に入れます。
ステンレスやアルミなどの金属製のものは熱の伝導率が早く、この上にのせて冷凍すると急速冷凍できて、鮮度や旨味が落ちにくくなります。
舞茸は冷凍保存で約1か月保存することが可能です。
舞茸の冷凍保存のポイント
舞茸の冷凍保存のポイントは、水気をしっかり拭き取ることと、空気に触れないようにきっちりと包むことでした。
そのことは前の章でも説明しましたね。
だけど、もう一つ、大事なポイントがあります。
それは解凍する時にコツがあるのです。
実は、せっかく正しく冷凍保存した舞茸でも、解凍方法を失敗してしまうと台無しになってしまうのです。
やってしまいがちな失敗は、常温解凍やレンジ解凍をしてから調理すること!
えっ?!と驚かれるかもしれません。
常温解凍やレンジ解凍がNGなら、どうやって解凍したらいいの?
正解は解凍しないで、そのまま調理することなのです。
冷凍した舞茸を解凍する時、舞茸に含まれる水分が溶けて流れるのと一緒に、旨味成分が流れてしまうのです。
だから、解凍せずに調理に使えば、旨味成分の流出を抑えることができるのです。
解凍する手間が省けて、美味しさもキープできるのだから、一石二鳥ですよね。
冷凍した舞茸をポンとフライパンに入れて炒めたり、鍋に入れて茹でてスープや汁物などにしたりして、すぐに食べられます。
炊き込みご飯の具として、冷凍した舞茸を使う時も、炊飯器に直接入れるだけ。
調理に使うサイズに切ってから冷凍してあるから、簡単に舞茸料理が作れちゃいます。
まとめ
冷凍した舞茸が美味しくなくなるのは、水分の拭き取り不足と完全に密封出来ていないことが原因です。
水洗いしたら、よく水気をとり、しっかり空気を抜いて密封してから、冷凍すれば、美味しさを保つことができます。
また、冷凍した舞茸を解凍してから調理すると旨味が流出してしまいますので、解凍しないで調理に使った方が美味しさを逃がしません。
冷凍保存で長持ちするし、解凍の手間もいらないですから、本当に便利です。