猛烈な強い勢いのある台風が接近する時は、もう家の中に避難するしかありません。
しかし、窓がガタガタと音を立てていると気になるし、子供も怖がってしまいます。
台風の時節は蒸し暑いこともあり、雨が入らない程度、ほんの少し窓を開けても大丈夫でしょうか?
ここでは、台風の時に窓を少し開けるとどうなるのか、ガタガタする理由、開けっぱなしにしていると大丈夫どうなるのかについて説明します。
台風の時に窓を少し開けるとどうなる?
台風の時に窓は閉めておくものですが、ほんの少し開けておけば、部屋の換気もできていいですよね。
それに、気になる窓のガタガタ音もおさまれば、家の中に避難していても不安になりません。
外は強風が吹き荒れているけれど、本当にすきま風を入れるつもり開けても大丈夫ですよね?
実は、そのほんの少し窓を開けるのがNGなのです!
窓は強風が当たり、ガタガタと音を立てています。
そんな時に窓を開けると、外と室内の気圧差で窓ガラスが割れてしまうことがあるのです。
また、強風が室内に吹き込み、最悪、天井や屋根が抜けてしまうこともあるそうです。
本当に恐ろしいことですね。
少しぐらい開けても大丈夫と思いがちですが、絶対にやめましょう。
忘れがちなのが、お風呂場などの換気のために付いている小窓です。
窓は閉めていても、上の方だけ開けておける仕組みの窓です。
しかし、これも台風の時は閉めておきましょう。
こんな小さい窓でも、強い雨風が吹き込みます。
お風呂場なら濡れてもいいと思っていても、家の中を湿った風が吹き抜けます。
強風ですから、家の中の物が倒れたり、吹き飛ばされたりする危険もありますから、注意してください。
台風の時窓がガタガタする理由
台風の時、窓がどんなにガタガタしても絶対に窓を開けてはいけないのは分かったけれど、どうにかならないかしら?
このままでは、窓ガラスが割れてしまいそうです。
たしかに、窓を開ければ、ガタガタするのは止まります。
でも、どんなに少しでも窓を開けば、部屋の中が大変なことになるでしょう。
実は、窓がガタガタ言っても、窓ガラスが割れることはないそうです。
但し、強風で飛んできた何かがぶつからなければの話ですが、強風で割れることはないらしいです。
念のため、カギをしっかり占めておきましょう。
カギを閉めておかないと、風圧で窓が開いてしまうこともあります。
カーテンも閉じておくと、万が一割れた時でも被害を少なくできるでしょう。
窓ガラスの割れる心配があるなら、段ボールなどを養生テープで貼っておくのもおすすめの方法です。
また、ベランダや庭などに台風で吹き飛ばされそうな植木鉢などは、あらかじめ撤去しておきましょう。
窓がガタガタと音がするのは台風の強風が当たるせいですが、窓とサッシの隙間があってガタガタしているのです。
だから、要らない紙などを隙間に詰めれば、だいぶガタガタ音がやわらぎます。
段ボールや綿棒を詰めてもOKのようです。
これなら、窓を開けないですし、すぐに対処できますよね。
台風の時に窓を開けっ放しにしているとどうなる?
台風の時に窓を閉めるのは当然と思っていても、使っていない部屋など開けっ放しのままのことがあります。
不動産賃貸の空き物件などでは、よくあることらしいです。
車の窓も開けっぱなしだったということもあるようです。
窓を開けっぱなしにしていると、台風の雨や風が吹き込んで、部屋の中のものは濡れてしまうでしょう。
軽いものは吹き飛ばされてしまうかもしれません。
基本的に、台風の被害でもこのような状況では補償はされないそうです。
但し、台風の強い風にのって何かが飛んできて、窓ガラスが割れるなどの被害があった時は風災として補償の対象になることがあります。
もし、被害にあってしまった時は加入している保険内容を確認してみましょう。
まとめ
台風の時に少しでも窓を開けるのは危険です。
風圧で窓が割れたり、最悪、天井などが抜けてしまったりすることもあります。
窓はしっかりとカギをかけて、カーテンも閉めておきましょう。
ガタガタ音をなくすには、サッシと窓の隙間に紙などを詰めるのがおすすめです。
窓を開けっぱなしにしていると、部屋の中が濡れてしまいます。
これは保険の対象にはなりませんから、十分に気を付けてくださいね。