カレーを作ると、つい、大量になってしまうことがありませんか?
せっかくなら、たくさんの具を入れて作ったら、美味しいですしね。
だけど、食べきれなくて、冷凍保存しておいて、ほったらかし・・・なんてことも。
半年も経ってしまったら、もう食べられないかしら?
ここでは、カレーは半年冷凍保存できるのか、冷凍できるカレーの具、冷蔵庫で一週間保存できるのかついて説明します。
カレーは冷凍して半年たっても食べれる?
家庭用の冷凍庫で冷凍したカレーは、半年たったら食べない方が無難です。
冷凍庫に入れておけば、腐らないでしょ?と考える人もいるかもしれませんが、実際のところ、冷凍庫の中でも少しずつ品質の劣化は起こります。
業務用冷凍庫であれば、急速冷凍が可能ですので、品質劣化のスピードもかなり遅くなりますけど、一般家庭の冷凍庫では急速冷凍機能がない場合が多いです。
カレーであれば、通常、冷凍保存での日持ちは1か月程度。
半年というのは、随分時間が経ちすぎているので、正直、食べるのはおすすめできません。
食べても大丈夫かもしれませんが、見た目や臭いに注意して、自己責任でお願いします。
冷凍して保存できるカレーの具は何がある?
定番のカレーの具といえば、肉とジャガイモ、人参、玉ねぎですよね。
肉は冷凍しても問題ないですけど、ジャガイモや人参は冷凍すると含まれている水分が凍り、解凍した時にその水分が抜けて、食感が変わり、美味しくなくなってしまいます。
玉ねぎも凍らせると食感が変わり、シャキシャキ感がなくなりますが、カレーの玉ねぎはシャキシャキ感を味わうというより、甘みを生かしたい部分もあり、解凍後に柔らかくなっても、気にならず、美味しく食べられます。
だから、カレーを冷凍する時は、ジャガイモや人参を取り除くか、もしくは、潰して、ペースト状にしておく必要があります。
でも、ジャガイモと人参がないカレーなんて、悲しいですよね。
初めから、冷凍保存するつもりでカレーを作るなら、冷凍できる具を用意するのがおすすめです。
冷凍できる具としては、牛肉・豚肉・鶏肉に、ウインナーなどの肉類。
それから、マッシュルームやしめじなどのきのこ類も冷凍してもOKです。
野菜なら、トマトやオクラなどの夏野菜も冷凍可。
トマトは生では冷凍できないけれど、調理済みなら、冷凍しても大丈夫。
ズッキーニを入れても美味しいですけど、他の野菜に比べて日持ちしにくいのが難点です。
また、かぼちゃ、レンコン、ゴボウ、サツマイモなどの根菜類も冷凍可能。
ジャガイモは食感が変わってしまうのに、他の根菜類は大丈夫なんですね。
また、どうしても人参やジャガイモをカレーに入れたい時は、薄切りにすると、冷凍して解凍した時の食感の変化を感じにくいです。
ただ、ジャガイモはカレーに溶け切ってしまうこともあります。
それであれば、一層、玉ねぎと人参をみじん切りにしたキーマカレーにするのも一案です。
美味しく冷凍保存できますし、ご飯と混ぜて炒めればカレーチャーハンになるし、春巻きの皮でつつめばカレー春巻きに、潰したジャガイモを混ぜて、パン粉を付けたら、カレーコロッケも作れてしまいます。
いろんな料理にアレンジ可能なキーマカレーを冷凍保存しておくと、とっても便利そうですね。
カレーを冷蔵庫で一週間置いても食べれる?
カレーを冷凍保存すると、1か月ぐらい日持ちしますけれど、冷凍できない具を取り除くなど、面倒がありますよね。
だったら、冷蔵庫保存の方が簡単ですけど、1週間も日持ちするでしょうか?
スパイスの効いたカレーなら長く日持ちしそうですけれど、冷蔵庫で保存した場合の日持ちは2~3日ぐらい。
一週間は長すぎます。。。
冷蔵庫に入れていても、品質の劣化は徐々に進んでいる可能性があります。
カレーに繁殖しやすいウェルシュ菌という食中毒菌は再加熱しても死滅しないので、1週間経ったカレーは非常に心配です。
ウェルシュ菌は酸素がないところで増殖する性質がありますので、対策としては、冷蔵保存中も頻繁にかき混ぜることですが、それでも、やはり、2~3日程度で食べ切るようにしましょう。
また、食べ切れない場合は、早めに冷凍保存に切り替えた方がいいですね。
まとめ
半年間、冷凍保存したカレーはおすすめできません。
通常、カレーを冷凍保存した場合の日持ちは1か月程度です。
カレーを冷凍保存する時は、ジャガイモと人参は食感が変わってしまうので、取り除くか、潰すようにしましょう。
最初から冷凍保存する予定でカレーを作るなら、夏野菜やレンコン、サツマイモなど、冷凍可能な具材を選ぶと、美味しく保存できます。
カレーを冷蔵保存した時の日持ちは2~3日で、1週間は長過ぎです。
カレーにはウェルシュ菌という加熱しても殺菌できない食中毒菌が発生することがありますので、保存には十分に気を付けてくださいね。