フローリングのワックス表面に傷や黒ずみが目立つようになってきたら、ワックスをはがすことを検討する時期です。
業者に依頼すると費用がどれだけかかるかわからないという不安が出てくると思いますが、自分でやってみるのも一つの手です。
今回は、フローリングのワックスをはがす=剥離 を自分で行う方法と、気をつけてもらうために剥離を失敗するとどうなるのかを、元掃除屋の僕が自分の体験をもとに綴って行きます。
フローリングのワックス剥離を自分でする方法は?
ワックス剥離に使う道具
僕は剥離の時、研磨材が入っていない 入っているスポンジを数種類、金属やプラスチックのヘラやスクレイパーを用意しますね。
回収や水拭き目的のためにタオルを数枚とバケツ。
あとは自分の手を保護するために、手袋を用意しましょう!
床の材質に合わせて道具を変えるのですが、フローリングの場合は基本研磨剤が入っていないスポンジとプラスチックのヘラを使うのをおすすめします♪
剥離剤を塗布する
掃除機でチリを吸い取った後、ワックスの皮膜を破壊して浮かすために剥離剤を塗布していきます。
塗布する剥離剤は、フローリングでも使用できるモノを選んでください。
ワックスの厚さや部屋の広さにもよりますが、上の容器1つで一部屋分ほどのワックスを剥がせるかどうか・・・と言う感じですね。
実際に試してみないとわからない部分が大きいです。
ちなみに僕は、上の中性リムーバー18リットルを車に積んで現場をこなしていました笑
ハクリの効果としては、フローリング自体にダメージを与えない優しい効き目です。
逆に言うと・・・なかなかワックスがはがれませんね㊙
ワックス剥離の失敗とは?フローリングの場合
長らく掃除屋をしていた僕ですが、フローリングのワックス剥離の失敗は何度か見ています。
一番衝撃だったのは、剥離を終えたすぐ後ではなく、だいぶ時間がたってからフローリング材が反って浮いてきたことですね。
おそらく、あまり木製床には適していないアルカリ性の溶剤型剥離剤を大量に使って、ワックスを剥離したんではないかと思われます。
フローリング材の下に使ったであろうボンドが溶けた可能性もあります。
そして水分を多めに使ったことで、材質の木が水分を吸収してしまい、時間とともに乾燥した時に木が反ってしまったことが考えられます。
最近ではエコ系の床材として、木や紙の粉を圧縮したモノを素材としたフローリング材も多いです。
このタイプは、多めの水分を使って剥離することでキワから水分を吸収して膨らんできてしまいます。
水分が乾燥しても…残念ながらこの膨らみは元には戻らないですね。。。
ちなみに上の写真は、他の業者さんが剥離を失敗したらしいのですが。。。
何をやったのか、真ん中あたりが白くなっていますね。。。
水分が使えないので、溶剤をつかったのかも・・・(;^ω^)
ダメですよ~
まとめ
作業自体は難しいモノではないのですが、ワックスは簡単にはがれてはくれないです(笑)
ワックスの厚さによって、作業を何度かくりかえしたり、大変な思いをする場合も多いかもしれません。。
剥離剤や水拭きする場合は、多量の水分を使わないようにすることが、失敗をしないためのポイントとなります!!
何度も作業している掃除屋の僕としてはですね、、、重労働だと思うので業者に依頼するのをおすすめしますね…㊙
ワックス剥離は、水を嫌うフローリング材に、大量の水を使用するリスクの高い作業です。
業者にお願いする場合は、フローリング材が水を吸ってふくらんだり変色したなど事故が起こった場合、きっちりと保険対応をしてアフターケアをしてくれるおそうじ本舗などの、大手の清掃業者を選ぶのがいいですよ!
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おそうじ本舗
あとワックスを完全にはがした後ですが、手間を考えると、もう一度ワックスを塗るのではなく、耐用年数の長い「フロアコーティング」にするという手もあります。
フロアコーティングの場合は、水性コーティングで10年耐久、UVコーティングで20年耐久といった感じで、ワックスに比べてはるかに長持ちします。
ワックスのように定期的なメンテナンスはいりませんし、ワックス皮膜の様にツヤがなくなったり、水玉のような跡になったりということがありませんね。
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