夏祭りや出店で金魚すくいをしたけれど、持って帰ったら金魚が弱っていた、という経験はありませんか??
もしくは、翌朝にはすでに息絶えていたという経験がある方も多いかもしれません。
お祭りで買った金魚はどうやって持ち帰るのが一番良い方法なのでしょう?
あの小さなビニール袋の中でどのくらい元気でいてくれるものなのか・・・。
また、金魚すくいの金魚の寿命はどのくらいなのか・・など気になる項目を調べてみました。
金魚すくいをした後の持ち帰り方とは?
金魚すくいをしたところまでは良いのですが、問題は「いかにして無事に家まで持ち帰るか?」がポイントになります。
まず、金魚すくいをする時は、元気に泳いでいる金魚を狙ってすくいましょう
。
といっても素早いのでなかなか難しいのですが、動きが早い金魚のほうが元気なので、持ち帰りにも耐えられる体力があります。
ゆっくり泳いでいる金魚のほうがすくいやすいですが、弱っている可能性が高いです。
金魚をすくったら、持ち帰るまでにできるだけストレスをかけないようにする必要があります。
まずはビニールのお水を多めに入れてもらってください。
お水が少ないと、呼吸ができません。
そして金魚すくいのあとは、すぐに帰宅してください。
もし途中で袋が破れたり、お水がこぼれて減ってしまうと酸欠で死んでしまいます。
金魚は振動のストレスを受けやすいので、できるだけ揺らさずに静かにそっと持ち帰ってあげて下さい。
自宅に持ち帰ったあとは、すぐに水槽に入れずにしばらくそっとしておいて、体力の回復を待ってあげると長生きします。
バケツなどの容器にカルキ抜きした水を準備しておき、まずは持ち帰ったお水の温度と近い状態になるように、袋ごとバケツに入れてあげましょう。
ビニール袋の中の水温とバケツの中の水温が同じくらいになるまで待つのがポイントです。
そうすることで金魚へのストレスが緩和されます。
くれぐれもいきなり真水の中に袋をひっくり返してバシャっと入れることはしないであげて下さいね。
金魚すくいの金魚が耐えられる持ち帰り時間とは?
金魚すくいのあと、どのくらいの時間があれば無事に自宅まで持ち帰ることができるのでしょうか?
・お水が満タンに入っていて
・なおかつ振動をあまり与えない
この状態で、どんなに遅くとも「1時間以内」がタイムリミットだと思います。
本来なら大きな場所でのびのびと泳いでいる金魚を、小さな袋に入れて持ち帰るわけですから、相当なストレスがかかっていることは間違いありません。
「1分1秒でも早く持ち帰ること」、これに尽きます。
金魚すくいをしたら、まずはお店の方に袋に満タンのお水を入れてもらい、酸素不足にならないようにしてあげて下さいね。
そして持ち帰る時は、直射日光の当たる場所や冷暖房の近くに金魚を置かないようにして、水温の極端に変化に気をつけて持って帰るようにしてください。
もし、金魚すくいをする予定で出かけるのであれば、保冷ボックスやエアーポンプなどを準備して持って行くのがベストです。
でも予定外ということが多いと思いますので、金魚すくいをしたら「できるだけ早めに帰宅する」ことを覚えておいて下さいね。
お祭りの金魚の寿命はどれくらい?
金魚の平均的な寿命は10年程と言われています。
思ったよりずっと長生きだと思いませんか?
お祭りで買った金魚を10年近く飼育しているという方もいらっしゃるので、お世話をきちんとすれば長くお付き合いできるのですね。
中には40年以上というご長寿金魚もいるそうなので、一概に金魚は寿命が短いとは言い切れません。
お祭りで購入した金魚でも、ペットショップで購入した金魚でも寿命には大差ないということです。
ただ、お祭りで売られている金魚は、輸送や搬入の段階で振動などの負荷がかかっているので、ストレスが大きい分病気にかかりやすいということが考えられます。
ですから、持ち帰ったあとはすぐにストレスを取り除いてあげることで、長く飼育することができます。
水槽に入れたらすぐに餌をあげたくなってしまうのですが、実は金魚すくい当日は餌をあげないほうが良いのだそうです。
移動で疲れた金魚は、部屋を暗くして一日ゆっくり休ませてあげて下さい。
金魚を長生きさせるポイントとして、餌をあげすぎないようにすることも大切です。
食べきれずに余ってしまった餌は、水槽を汚してしまうので金魚が病気にかかりやすくなってしまいます。
いつも清潔な状態を保つためにも、餌は箱などに記載されている適量を守ってくださいね。
また、水槽にポンプを設置すると、金魚にとって水槽の中の酸素の状態が安定するので快適に暮らせます。
水草や藻なども置いてあげると、さらに長生きできる環境の出来上がりです。
まとめ
お祭りで買った金魚を、、自宅に無事に持ち帰るのはなかなか大変ですね。
もし可能であれば事前に水槽や汲み置きしたお水など、最低限の準備をしておくと安心です。
金魚すくいのあとは、寄り道せずに真っ直ぐ帰宅することをおすすめします!!
くれぐれも酸素不足にならないように、ビニールいっぱいにお水を入れてもらってくださいね。