真夏のお弁当、衛生面がちょっと不安に感じますよね。
保冷剤や保冷バッグを使ったとしても完全に安心できず、美味しさを存分に味わえないなんて、せっかく作ったのに・・・。
ここでは夏のお弁当にゆで卵や卵焼きは大丈夫なのか、どういうおかずが傷みにくのかなど、食中毒菌を繁殖させないお弁当作りを説明します。
夏の弁当にゆで卵を入れても腐らない?
お弁当の色どりにピッタリな可愛らしいゆで卵。
栄養もありますし、大人も子供も大好きですから、必ず入れたい一品ですよね。
しかし、卵にはサルモネラ菌という食中毒菌が付着している可能性が高いので、お弁当に入れるなら、しっかりと加熱することが大切です。
目玉焼きやゆで卵、スクランブルエッグは中まで完全に火が通っていない半熟状態になってしまうことがありますので、なるべくなら卵焼きの方がおすすめです。
前の日に作った固ゆで玉子でも、当日の朝に2つに切ってレンジで再加熱した方が安全ですよ!!
夏の弁当に卵焼きを入れてると危ない?
卵は傷みやすい食材と言われており、卵焼きでもNGと考えている人もいます。
でも、他にも水気の多い生野菜や果物、芋などの根菜類、ハムやかまぼこなどの冷蔵加工食品なども傷みやすい食材です。
あれもこれも夏のお弁当にNGと言われては困ってしまいますよね。。。
夏のお弁当に卵焼きを入れるなら、抗菌作用のある梅干しのペーストやわさびを少し入れると味付けも出来るのでおすすめです(*'▽')
夏の弁当に入れても傷みにくいおかずとは?
おすすめなのは抗菌作用のある酢・梅干し・わさびを使ったおかず、それから、水気が少ないおかずが傷みにくいでしょう。
例えば、お酢に漬けたマリネやピクルス、豚肉の梅しそ巻き、汁気をしっかり飛ばしたキンピラなどはいかがでしょうか。
生姜も食品の腐敗を抑制する作用がありますから、生姜焼きもおすすめです。
それから、揚げ物はしっかり中まで火が通りますので、唐揚げ、エビフライ、天ぷら、豚カツなどもおすすめです。
コロッケは中身がじゃが芋で傷みやすいので気を付けましょう。
最近の冷凍食品には自然解凍で食べられるものがあり、食中毒対策に有効です。
解凍せずに、出来れば、お弁当箱の中央に入れると周囲のおかずを冷やしてくれます。
冷凍保存できますし、調理しないでお弁当箱に入れられるので、冷凍庫に常備しておくとお弁当作りで困った時にすごく役立ちます。
これは、あくまでも市販の自然解凍で食べられる冷凍食品に限られます。
市販の冷凍食品は急速冷凍されていますから、自然解凍でも大丈夫な物が多いです。
しかし自分で作ったおかずを冷凍庫保存しても、お弁当箱で自然解凍すると水分がたくさん出てしまい、傷みやすくなってしまいますので、おすすめできません。
それから基本的なことですが、調理の前には必ず手洗いし、調理器具も清潔にしましょう。
おにぎりを作る時はラップを使ったり、食材をお弁当箱に詰める時は菜箸を使ったりして、直接、食材を手で触らないようにします。
プラスチック製のお弁当箱は油が落ちにくいので、お湯を使ってしっかり洗います。
蓋に付いているパッキンなども、毎回外して洗うことが食中毒対策になります。
洗った後はきちんと乾かし、水気をなくすと非常に清潔です。
さらに、おかずなどを詰める前に、お酢をキッチンペーパーに含ませてお弁当箱を拭いておくと抗菌効果があります。
お酢の臭いが気になるかもしれませんが、10分程度で臭いは薄れてきます。
最近、使う人が増えているのはお弁当用抗菌シートです。
作ったお弁当箱の蓋をする前に、食材の上に直置きするだけで食中毒菌の繁殖を抑えてくれます。
塩や香辛料には抗菌作用がありますので、味付けは濃い目の方が傷みにくくなります
。
しかし、ケチャップやマヨネーズは傷みやすいので、食べる直前に付けた方がよいでしょう。
また、お弁当箱に詰めるおかずやご飯はしっかり冷ましてから入れることが大切です。
温かいままお弁当箱に蓋をしてしまうと、熱気がこもり、水分が発生し、食材が傷みやすくなってしまいます。
朝の忙しい時間、お弁当を冷ます時間を短縮したい時は、卓上で使えるミニ扇風機が便利ですよ~。
まとめ
夏で暑くて食中毒が心配だからと言って、中止できないお弁当作り。
お昼ご飯もヘルシーメニューにしたいお父さんや、部活やレジャーに出かける子供たちは夏でもお弁当を持って行きますよね。
注意するポイントは中まで加熱、抗菌作用のある食材使い(酢・梅干し・わさびなど)、しっかり冷ましてお弁当箱に詰めるということでした。
卵も傷みやすい食材だけど、固ゆで玉子や梅やワサビ入り卵焼きなら大丈夫そう。
食中毒菌を繁殖させないコツをおさえて、美味しいお弁当を作りましょう。