「香りまつたけ、味しめじ」という言葉があるように、秋の味覚の一つであるキノコの中でも、抜群に美味しいしめじ。
使い勝手もよく、炒め物やお吸い物、鍋に入れたり、炊き込みご飯にしたりと、とても便利です。
しかし、ちょっと気になるのがしめじの匂い。
気になる人には気になるようで、家にきのこ嫌いの人がなおさら嫌がれますよね。
ここでは、しめじの匂いを消す方法、冷凍すると臭くなる?すっぱいニオイのモノは食べられるのかについて説明します。
しめじの匂いを消す方法とは?
一番確実なのは、料理酒を加えて強火でサッと炒めると、しめじの匂いを消すことができます。
洋風メニューに使うなら、料理酒ではなく、白ワインでもいいですね。
また、ニンニクやハーブソルトなど、香りが強い物と一緒に炒めるのも効果的です。
それから、炒めないで匂いを消したい場合は、軽く湯通しして、水で洗い流すと臭いが取れていきます。
野菜などと違い、しめじなどのきのこ類は水洗いすると風味が落ちるし、日持ちもしなくなると言われています。
しかし、湯通しや水洗いを短い時間で行えば、品質を劣化させることなく、臭いを消すことができますよ~(*^^)v
冷凍しめじが臭い・・・
もしかして、冷凍しめじを解凍してから使おうとしていませんか?
たしかに、冷凍したお肉などは解凍してから使うのが基本ですが、冷凍したきのこ類の場合は解凍すると、水分と一緒に旨味が逃げてしまい、臭みが出てしまうのです。
冷凍する段階で、あらかじめ、小分けしておけば、解凍しないでそのまま調理に使えるので、とても便利です。
もし、解凍してしまった場合は、前述と同様、料理酒などで炒めると臭いが消えていきます。
ここで、美味しくしめじを冷凍保存する方法を紹介します。
まず、買ってきたばかりの新鮮なしめじ。
冷蔵庫で保管できる期間は3~4日です。
その間に使い切れない分は新鮮なうちに冷凍保存しましょう。
しめじなどきのこ類は湿気で劣化しやすいので、冷蔵庫内の湿気で風味が落ちることがありますから、すぐに使わない分は冷凍保存しておくと安心です。
野菜のように水洗いしたくなりますが、きのこ類は水洗いすると風味が落ちると言われています。
いしづきに付いたおがくずが付着しているなど、どうしても汚れが気になる方はササっと水洗いして、キッチンペーパーなどで水気を拭き取りましょう。
それから、いしづきを切り落とし、料理に使いやすい大きさに小分けし、密封できる袋に入れます。
この時、冷凍保存する時はしっかりと空気を抜くことが大切です!
空気に触れていると、冷凍保存中でも風味が落ちやすくなってしまいます。
また、出来れば、金属製のトレーなどに重ならないように並べて、なるべく早く凍結するようにすると、しめじを美味しく保存できます。
冷凍保存したしめじは大体、2週間から1カ月程度、日持ちすると言われています。
しめじのニオイがすっぱいモノは食べれる?
鼻に刺さるようなツーンとしたすっぱい臭いは要注意!
しめじが腐ってきている可能性があります。
すっぱい臭いだけでなく、なめこのようなぬめりもあったら、あきらめて処分しましょう。
このような腐ったしめじを食べますと、食中毒になる恐れがありますから、絶対に食べないでくださいね。
せっかくのしめじを腐らせないためにも、早めの冷凍保存がよさそうですね!
冷蔵庫で保存する場合も、袋に入れたままにしていると、中に水滴が溜まることがあり、これが腐敗の原因になっていきます。
この水滴はしめじが呼吸している証拠なのですが、溜まった水滴に雑菌が繁殖してしまう恐れがあります。
冷蔵庫で保管する際は、袋から出して、キッチンペーパーや新聞紙などで包むようにすると良いでしょう。
まとめ
美味しさ抜群のしめじですけど、臭いが気になる時は料理酒や白ワイン、または、香りの強いニンニクやガーリックソルトと一緒に炒めると臭いが気にならなくなります。
短時間で水洗いや湯通ししても、しめじ特有の臭いが消えていきます。
冷凍しめじを解凍すると臭いが強くなることがあるので、解凍しないで調理に使うのがおすすめです。
すっぱい臭いがした場合は腐敗の可能性がありますから、潔く処分してくださいね。