ブリの切り身は骨も少なく、ブリの照り焼きやブリ大根など、たくさんレパートリーがあるのでどの家庭でも、ご飯のおかずに食卓に上がることも多いのではないでしょうか?
そんなブリですが、実は変色しやすい性質があるのを知っていますか?
今回はブリの変色の防止方法と変色の原因、ブリは変色しても食べられるのかについてご紹介します。
ブリの変色を防止する方法は?
ブリは他の魚の切り身に比べると変色しやすいといわれています。
せっかくのおいしいブリが変色していると、少し残念ですよね。
そこで、おいしいブリがきれいな色で食べられる保存方法を紹介します。
まずはブリが変色してしまうのは空気による酸化が原因なので、なるべくブリが空気に直接触れないようにすることが、ブリの変色を防止するポイントです。
スーパーなどでブリを購入したら、パックのまま保存するのではなくブリを直接ラップに包んで保存しておくだけでも、変色を防ぐことができます。
ラップはできるだけ空気が入らないように、ブリをぴっちりと包むようにしてください。
また、ブリから出ている水気も切っておいたほうが、さらにブリの持ちがいいのでクッキングペーパーで包んでからラップをすると、なおブリの変色を防止することができます。
さらにジップロックなどに入れたり、ラップで包んだブリをタッパに入れるのも効果があります。
もともと変色しやすいブリなのでどれだけ新鮮な状態で購入しても、1日と経たないうちに変色が始まってしまいます。
少しでも変色をしないように空気に触れないようにすることが、変色を防止するポイントです。
ブリが変色する原因
ブリが変色してしまう原因は「鉄分の酸化」です。
ブリの切り身が空気にさらされてしまうと、血合いの部分の鉄分が酸化し変色してしまうのです。
新鮮なブリは切り身がピンク色をしていて、血合いの色が赤いのですが、酸化が進むにつれ茶色く変色してしまいます。
それもブリはすぐに変色が始まってしまう魚なので、余計に変色が気になります。
一般的にブリを購入するときには、血合いの色や切り身の色を見てブリの鮮度を確認しますよね。
ブリも新鮮なものはもちろんきれいな色をしているのですが、変色しているからといって、そのブリが古いというのは少し違います。
ブリは、タラの切り身やシャケの切り身などの他の魚の切り身に比べ、血合いの変色が早い魚です。
なのでブリは変色しているのが当然と思っても、あながち間違いではありません。
また天然のブリよりも養殖のブリの方が変色しやすいといわれています。
養殖の場合でも賞味期間が切れていなければ、変色していても食べることができるので大丈夫です。
空気に触れていない部分は変色しにくいのですがどうしても血合いは変色しやすい部分です。
赤色から茶色っぽくなってしまうのも全て酸化が原因です。
ぶりが変色しても食べられる?
ブリは変色しやすい性質なので、茶色く変色していても食べられるので大丈夫です。
ただ、注意しなけばならない点がいくつかあります。
ひとつめにブリの変色だけでなく酸っぱい臭いがするときにはブリが腐っている恐れもあるので、食べない方がいいと思います。
次にブリの表面がヌルヌルとしていたり、糸を引いていたりする場合も傷んでいる可能性があるので注意が必要です。
最後に、ブリが変色している部分を包丁で切り取った後もまだ変色している場合もあまりよくありません。
なので食べるのはやめておいたほうがいいかもしれませんね。
ブリの血合いの色が茶色く変色しているだけならば酸化によって変色しているだけなので、もちろん問題なく食べられます。
どうしても気になるときには、変色している部分だけを包丁で切り取って食べると安心ですね。
臭いが少し気になる場合には、照り焼きなどの味付けを少し濃くしたりバター焼きなどで気になる臭いをカバーするとそんなに臭いが気にならずに食べることができます。
ブリが賞味期限内の場合は多少変色していても問題なく食べることができます。
もちろん冷蔵庫で保存するなどの正しい保存方法をしていたブリに限ります。
血合いが苦手な人もいるので、包丁などで茶色い部分を切ってしまってブリ大根などにしてもいいかもしれませんね。
まとめ
ブリは鉄分が空気に触れてしまうと、酸化が原因で変色してしまいます。
ブリを保存をするときから、なるべく空気に触れないように工夫したり、料理に使うときには変色だけではなく臭いにも注意したりすることで変色していてもブリを安心して食べることができます。
ぜひおいしいブリを味わってみてはいかがでしょうか?
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