高校の卒業式って、3月1日に行われることが多いです。
でもなぜだ3月1日に卒業式なのかご存知ですか?
今回は、高校の卒業式が3月1日の理由をお話しするとともに、令和の現代では高校卒業式は夫婦で出席しても良いのか?その場合の服装についても、ポイントを紹介します。
高校の卒業式が3月1日になる理由は?
いくつか理由が重なりあっていますが、一番は授業料の問題ですね。
今は、所得制限があるものの、各都道府県立高校の授業料は、基本的には無償の学生が大部分かと思います。
ただご存知の通り、かつては授業料がかかっていましたよね。
12ヶ月分を年初に一括で支払うか、半期に分けて支払うかどちらかでした。
全学年同じ金額で、もちろん、3年生の3月の授業料も徴収されます。
ですから、3年生の3学期もきちんと授業を行い、その上で卒業式を行うのが本来の姿なはずです。
ところが実際は、大学受験の真っ只中であったり(国公立大学の前期試験が終わっているだけで、合格発表も行われていませんし、中後期試験が残っている子もいます。私立の3月入試にかけている子もいるでしょう。)、既に進学先や就職先が決まっていても、引っ越しやその他準備で、大変忙しい時期でもあります。
また一方で、高校側も新1年生を迎えるべく、入試やそれに関わる手続き等で大変忙しい時期となります。
学生と高校双方のことを考慮し、3月の授業料の分として、3月1日に卒業式を行っていた、という昔からの名残が、現在まで続いているのです。
これが、3月1日に高校卒業式を行う理由です。
今は、2月の下旬や3月の中旬に卒業式を行う高校も出てきているようですが…
高校の卒業式に父親も出る?
昭和の時代には、父親が高校はもちろんのこと、小中の義務教育期間の卒業式ですら、出席することはまれだったと思われます。
今は、保育園、幼稚園、小中と当たり前のように、夫婦で卒業式に出席していますよね。
高校も、義務教育ではないとはいえ、出席することになんら違和感はないと考えられます。
ただ、地域やお子さんを通わせている学校の雰囲気もあるでしょう。
気になるようでしたら、お子さんを通して周りの親御さんたちの出席状況を聞いてみたり、ママ友に確認してみるのが一番かと思われます。
私は、もちろん子供たちの高校、できれば大学まで夫婦で出席したいと考えいますけどね。
ただ、女の子は問題なくても、男の子は気恥ずかしさもあるでしょうから、事前に確認した方が良いかもしれませんね。
高校の卒業式の保護者の服装は?
まず父親ですが、普段のお仕事で着用しているビジネススーツで充分です。
婚礼用のフォーマルスーツなどの出番はなさそうです。
かなり浮いてしまうと思われますよ。
一方で母親は、少し様相が違います。一般的には、黒の「礼服」が基本です。
黒と言っても、喪服ではなく礼服ですよ!
ここで、ちょっとおさらいです。
喪服は、弔事(お葬式)専用の光沢のない黒服を言います。
それに対して、礼服はブラックフォーマルと言われ、慶事に着る黒服のことです。
光沢があったり、よく見ると刺繍が入ってたり、織りも違います。
見る人が見ると、その違いが分かってしまうようですね。
次に形は、かつてはよりフォーマルなのは、ワンピースと言われていましたが、今はツーピースの方がむしろ主流ですね。
バックは黒が無難です。
サブバックも地味な色の方が良さそうですね。
靴も黒で揃え、かかとやつま先が出ない物をチョイスして下さいね。
これは、マナーです!忘れてはならないのがストッキングで、ナチュラルが無難です。
黒ストは喪服仕様になってしまいますからね。
最後にアクセサリーは、ホワイトの真珠が基本ですよ。
お花をモチーフにしたコサージュ等を着けて華やかさをプラスしてみても。
これもまた、一般的な話であって、地域の慣習もあります。
礼服ではなく、喪服着用のところもあるので、ご注意を!気になる場合は、それとなくママ友に聞いてみるのがベストですね。
あとは、白系の大判ハンカチをお忘れなく。
まとめ
高校の卒業式が3月1日である理由は、お分かりいただけたかと思います。
一生に一度しかない、お子さんの高校卒業式です!
お父さんも遠慮せず、ぜひ夫婦で出席して、家族で3年間を振り返り、素敵な時間をお過ごし下さいね。