猛暑はエアコンで乗り切るしかないですよね。
冷たい風で涼んでいたら、白いテーブルや床に黒い粒が落ちているのに気づいたことはありませんか?
んっ?!、黒いホコリ?、黒いすす?
ここでは、エアコンから出てくる黒い粒は何なのか、硬い黒いツブツブ、黒い物が落ちてくる場合の対処法について説明します。
エアコンから出る黒い粒の正体は何?
ズバリ、結論から書いてしまいますと、黒い粒はエアコン内部で発生したカビの可能性が非常に高いです。
マメにフィルタ―を掃除していない場合は、エアコン内部にホコリが入り込み、そのホコリにカビが生えて、黒い粒やフワフワした塊となって、吹き出し口から落ちてくることもあります。
エアコンの冷房運転では、室内にある温かい湿度がたっぷりの空気を吸い込み、内部で冷やして、室内に戻しています。
ですので、エアコン内部では温かい空気を冷やしたことで発生した結露が発生しています。
この結露はある程度はホースを伝わって、室外に排出されていきますけれど、エアコン内部をびっしょりと濡らしてしまいます。
時間が経てば、乾いていきますが、大体、冷房を使う時期は高温多湿。
内部が濡れたままで、冷房運転を止めれば、自然とカビが発生してしまうのです。
エアコンからカビが吹き出しているなんて、ショックですよね・・・。
エアコン内部でカビを発生させないためには、冷房運転の後、電源を落とさないで、送風運転に切り替えることで、内部を乾燥させることが大切です。
エアコンの機種によっては、送風運転ではなく、内部乾燥や内部クリーンという表現のボタンになっているかもしれません。
また、冷房運転を止めると、自動的に送風運転に切り替わるエアコンもあります。
自分のエアコンにはどのような機能が備わっているか、一度、確認してみてください。
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エアコンから落ちる黒い粒で硬いモノは?
エアコンから出てくる黒いものはほとんどの場合がカビです。
でも、もし、硬い粒であったら、もっと恐ろしい現実を伝えなければなりません。
黒い粒の場合は、ゴキブリのフンかもしれないのです。
これは、シーズンオフでずっと使ってなかったエアコンを久しぶりに使った時にある現象です。
ホコリとカビがくっついた黒い塊が出てくることもありますけれど、同じ大きさの粒がいくつか出てきた時は、ゴキブリのフンの可能性が高いです。
黒ゴマを小さくしたような、同じような大きさ硬い粒がエアコンから出てきた時は、ゴキブリのフンだと思って間違いないでしょう。
信じたくない現実ですが、ゴキブリはエアコンと壁の配線の隙間をかいくぐって、室内に侵入し、エアコン内部に侵入したり、卵を産み付けてしまったりすることがあるそうです。
このまま、放置しておくと、エアコン自体が故障してしまう恐れがありますので、速やかに対処すべきです。
実際に私はエアコン洗浄を仕事で行っていたのですが、エアコンのカバーを外すと、内部からゴキブリの死骸や干からびたカエルが出てくるなんでこともありましたよ。
エアコンから黒いモノが落ちてくる場合の対処法は?
エアコンの吹き出し口など、手が届く範囲であれば拭き掃除ができますけれど、エアコン内部は素人が掃除するのはおすすめできません。
市販のエアコンスプレーなどもありますけれど、きちんとキレイに掃除できるかというと難しいというのが正直な感想ですね。
ゴキブリのフンだからといって、殺虫剤などをエアコン内部にスプレーするのはもってのほか。
エアコン内部は精密機器がたくさんあり、スプレーがかかった場所によっては故障の原因になりかねません。
殺虫剤で一気に退治したい気持ちは分かりますが、グッとこらえてください。
殺虫剤を使うなら、スプレータイプではなく、設置しておいておびき出すタイプなら使用可能です。
但し、完全に駆除はできるかは確実ではありません。
内部洗浄はやはり業者に依頼するのが一番です。
費用がかかりますけれども、健康第一を念頭に検討してくださいね。
また、日頃より、エアコンのお手入れを小まめに行いましょう。
冷房運転の後は送風運転を実施するだけでなく、シーズンオフのエアコンを使わない時期でも月に一度は送風運転をして、エアコン内部の湿気を追い出すようにしましょう。
それから、フィルターや吹き出し口などに溜まるホコリは定期的に清掃してください。
さらに、室外につながるホース周辺も点検してみてください。
ホースを通す為に開けられた壁の穴を塞ぐパテは経年劣化してきて、穴が開いてしまうと、そこから虫が侵入してしまうことがあります。
まとめ
エアコンから出てくる黒い粒は内部で発生したカビです。
硬さがある同じ大きさの粒が複数出てくる時は、ゴキブリのフンの可能性が高いです。
もしエアコン内部の洗浄を考えるのなら、おそうじ本舗のような知名度がある業者に依頼することをおすすめします。
もし施工中や施工後にトラブルが起こったとしても、名前が知られているような大手の業者だと、場合によっては損害保険をつかってまでキチンと対応してくれます。
業者の中には、「ウチは知らない…」と逃げたり連絡が取れなくなる業者の存在します。
業者選びには注意が必要です。
また、普段から、送風運転を賢く活用して、エアコン内部の乾燥を心がけましょう。
それから、フィルターや吹き出し口などはホコリが溜まりやすいので、小まめに掃除することがカビやゴキブリ対策になります。