エアコンの冷房をガンガンに室内を冷やしているのに、エアコンが止まってしまうことがあります。
「あれ?、故障かな?」と思っていると、また、動き出しますけれど、一体、どういうことでしょうか?
使い続けていると故障するから、一旦、止まるのかしら?
ここでは、エアコンの冷房が止まる理由、プシューと止まる理由、冷えないで止まることもあるのかについて説明します。
エアコンが止まるのが冷房の時の理由は?
エアコンの機種によって異なりますが、運転ランプが点灯しているのに止まった時は故障ではありません。
室内の温度がリモコンの設定温度に到達したから、室外機が止まり、風量が弱くなったのです。
これをサーモオフ状態といい、冷え過ぎを防止しますし、省エネにもなります。
ですから、完全に止まったわけではありません。
風量が弱くなっていますから、しばらくすると、室内の温度はまた上がってきます。
そうすると、エアコンは自動的に動き出し、風量も強くなります。
これを繰り返しながら、室内の温度を設定温度に保っているのですね。
エアコンの設定温度を少し勘違いされてしまうことがあるようですが、例えば、設定温度20度にした時、エアコンから気温20度の風が出てくるわけではないのです。
エアコンは室内の空気を取り込んで、これをマイナス10~15度ぐらい冷却してから吹き出し、室温が設定温度の20℃になるようにしているのです。
だから、取り込んだ室内の空気が設定温度になると、空気を冷却する必要がないと判断し、室外機は止まります。
室内機は止まっていないので、微弱な送風になっていることが多いです。
それから、エアコンによっては24時間以上付けっぱなしだと、一時的に止まって、フィルターの掃除に自動で切り替わる設定になっていることがあります。
10分ぐらいフィルターの掃除をしたら、また、エアコンが動き出します。
エアコンがプシューと冷房が止まる…
動いているエアコンから、プシューっと、何かが噴き出した音がして、止まってしまうことがあります。
ついに故障したかと、心配になりますよね。
この音は、冷媒ガスの流れが切り替わる音で、故障ではありません。
どちらかと言えば、室外機から聞こえてくる音で、暖房使用時の方がよくあります。
暖房時は室外機に霜が付着してしまうと、熱交換が上手くできなくなるので、自動的に霜取りモードに切り替わります。
その時に、冷媒ガスの流れが止まるので、このプシューっという音が出ます。
しかし、霜取りモードが終われば、また、運転が再開されます。
冷房時も、設定温度に到達すると、一度、運転が止まるので、冷媒ガスの流れが止まり、プシューっという音が出ます。
けれども、しばらくして、室温が上がってくると、運転が再開されます。
音の大きさはエアコンの機種によるもので、最新のものほど音が小さくなりつつあります。
気になる音ですが、故障でないなら安心ですね。
エアコンが冷えないで止まることは?
運転ランプが付いている時は、設定温度をさらに下げてみて、動き出すか確認してみましょう。
設定温度が室温より高かったから、一旦、止まっただけかもしれないです。
それでも、動き出さなければ、故障している可能性があります。
運転ランプが消えている場合は、ブレーカーが落ちていないかチェックしてください。
また、電源オフのタイマー設定をしていたり、スマホなどによる遠隔操作で電源オフをされたりしている可能性もあります。
内部洗浄のランプが付いている場合は、自動的に運転を中止して、内部洗浄モードが起動しているのです。
24時間以上運転し続けていると、機種によっては、勝手に切り替わるものもあります。
それから、運転ランプが点滅している場合は、明らかにエアコンにトラブルが発生しています。
リモコンの画面にエラーコードが表示されていれば、内容を確認してみましょう。
もう一度、電源を入れれば、問題なく動き出すこともあります。
しかし、再び、運転ランプが点滅したら、業者に相談しましょう。
まとめ
エアコンの冷房が途中で止まるのは、室内が設定温度になったからで、故障ではありません。
少し経って、室温が上昇してくると、自動的に運転が再開されます。
運転が止まると、冷媒ガスの流れも止まるので、プシューという音が出ます。
気になる音ですけれど、故障ではないので、心配いりません。
冷房が止まった時、運転ランプが点滅していたら、故障の可能性があります。
リモコン画面にエラーコードが表示されることが多いので、確認してみましょう。