とっておきの日のご馳走に、すき焼きなんていいですね。
甘じょっぱい味付けに、たっぷりの牛肉。
もう、たまりません~!
でも、少し悩んでしまうのがすき焼きの肉の量です。
かなり値段が張りますから、控えめにしたいけど、あまり少ない量も寂しいもの。
ここでは、すき焼きのお肉の量、しゃぶしゃぶ用の肉でもいいのか、後入れの方がいいのかについて紹介していきます。
すき焼きのお肉の量はどれくらいにするといい?
一般的には、すき焼き一人前のお肉の量は150~200gほどです。
これは成人男性の量なので、女性や子供の場合は、ちょっと少なめが適量になります。
目安としては、成人女性なら150g、小学校低学年ぐらいの子供なら100g。
でも、好みもありますし、食べ盛りの中高生などは成人男性以上の量を用意した方がいいかもしれません。
また、幼児はまだ葉が生えそろっていなくて、すき焼き肉を上手に噛めずにたくさん食べないこともありますから、60~80gで十分なことも予想されます。
以上のことを考慮して、計算してから、お肉を買いに行きましょう。
牛肉だけでは少ないと感じるかもしれませんが、他の野菜などを足すと、ボリュームも出てきます。
でも、牛肉が足りないのは心配ですから、気持ち多めに買っておく方が安心です。
すき焼きの肉はしゃぶしゃぶ用でもいい?
しゃぶしゃぶ用の肉でもすき焼きを作ることができますよ~。
ただし、すき焼き用の肉より厚さとしては薄いので、味が絡みやすいです。
結果として、味が濃いと感じてしまうかもしれません。
基本的には、すき焼き用として売られている牛肉はバラ肉です。
バラ肉は脂肪が混じっていますから、煮込んでいくと、脂が溶け出して、とても美味しくなります。
また、比較的安価なお肉ですから、たくさん買っても、家計に響きにくいです。
さらに、すき焼きを美味しくしたい時は、ばら肉ではなく、肩ロースやリブロースがおすすめです。
脂身と赤身がバランスよく混じった霜降り肉で、煮込むととても柔らかくなります。
但し、値段がかなり高めで、バラ肉の2倍ぐらいになることもあります。
また、脂身が苦手な人はモモ肉を選んでみてください。
モモ肉はすき焼き向きではないですが、脂身が少ない肉です。
ヘルシー志向の人などはモモ肉の方が良いでしょう。
さて、肉売り場に行くと、よく見かけるのがしゃぶしゃぶ用のお肉。
これでも、すき焼きはできないものか疑問に思うこともあるかもしれません。
しゃぶしゃぶ用の肉でもすき焼きを作ることができますが、すき焼き用の肉より薄いので、味が絡みやすく、味が濃いと感じてしまうことがあるかもしれません。
また、肉が薄いので、食べ応えが足りないと思われることもあるようです。
しゃぶしゃぶ用の肉はすぐに火が通るように、薄くスライスされていますから、やはり、すき焼き用の肉とは少し違います。
幼児などはしゃぶしゃぶ用の肉の方が食べやすいかもしれませんが、できれば、せっかくのすき焼きですから、すき焼き用の肉を使った方がいいですね。
すき焼きの肉は後入れがいい?
実は、すき焼きの作り方は、関東と関西ではかなり違いがあります。
関東では、昔、牛鍋と言っていた名残で、すき焼きは鍋料理になっています。
醤油やみりん、砂糖などで割り下を作ってから、肉や野菜などの具を煮込んでいきます。
一方、関西では、すき焼きは焼き肉の分類に入ります。
鉄鍋で肉を焼いてから、調味料を加えていき、野菜を入れていきます。
そして、煮詰まってきたら、水や酒で薄めていくので、出来栄えが調理した人によって違いがあります。
すき焼きと言っても、関東と関西ではイメージする料理が随分違うようですね。
作る前に、食べる人同士で、関東風にするのか、関西風にするのか話し合っておきましょう。
また、東北方面では豚肉、愛知や三重では鶏肉ですき焼きを作ることもあるようですから、故郷が違う人たちですき焼きを食べる時には事前のすり合わせが必要です。
まとめ
すき焼きの肉、一人前は150~200gですが、女性や子供などは少し控えめの量でも足りそうです。
けれども、食べる量は個人差がありますので、体格なども考慮し、全体としては少し多めに用意した方が心配ないでしょう。
すき焼き肉と言えば、バラ肉が一般的ですが、しゃぶしゃぶ用の肉でも作れないことはありません。
但し、しゃぶしゃぶ用の肉はすき焼き肉より薄めなので、味付けが濃いと感じたり、食べ応えが足りなかったりすることも想定されます。
ひとえに、すき焼きと言っても、関東と関西では作り方が大きく違うので、調理の前に関東風にするか、関西風にするかを話し合ってくださいね。