なめこの味噌汁、とろっとした感じがたまらなく、美味しいですよね。
だけど、気になるのが日持ちのこと。
ぬめりがなめこ特有のものなのか、腐り始めてきたのか判断がつかないところが困ってしまいます。
ここでは、なめこの味噌汁の日持ち、洗った方がいいのか、膜が張っても食べて大丈夫なのかついて紹介していきます。
なめこの味噌汁の日持ちはどれくらい??
なめこの味噌汁の日持ちは、一般的に冷蔵保存で1~2日程度と言われています。
気温が低い冬場なら、冷蔵保存で3日ぐらい大丈夫でしょう。
なめこのように、とろみのあるものは大変食中毒菌が発生しやすいので、保存には十分気を付けないといけないです。
冷蔵庫で保存する場合も、氷水を張ったボールに鍋底を浸けるなどして、素早く冷まして、菌を発生させないようにしましょう。
基本的に、とろみのある汁物は冷めにくいので、常温保存で徐々にという冷まし方ではゆっくり過ぎて、冷ましている間に雑菌などが繁殖してしまう心配がありますので、注意してください。
特有のぬめりがあるなめこですが、もし、腐敗した場合、酸っぱい臭いがしたり、ぬめり自体が濁ってきたりすることがあります。
保存しておいた味噌汁は、冷蔵庫に入れていても、食べる前によく確認してみてくださいね。
なめこを味噌汁に入れる時洗う??
なめこも生鮮食品ですから、調理の前に他の野菜と同様、水洗いしたくなりますけど、あのぬめりを洗い流してしまっていいのか、迷いますよね。
実は、なめこを洗うかどうかについては一長一短あるのです。
なめこを洗う利点としては、やはり、おがくずなど異物を洗い落とせることです。
一方、欠点としては、ぬめりに含まれている水溶性の成分(ペクチンなど)が流出してしまうし、せっかくの風味や食感も損ねてしまうことが挙げられます。
なめこのぬめりは食物繊維の一種であるペクチンからできていて、コレステロールを下げ、動脈硬化や脳梗塞の予防効果が期待できます。
流出してしまうのは残念ですよね。
ビニール袋に入った状態で販売されていることが多いなめこですが、念のため、水洗いして異物を流し落としたい気持ちもあります。
そこで、パッケージなどで推奨されている方法は、「軽く水洗い」です。
ゴシゴシ洗ってしまうと、食感や風味が落ちてしまうので、なめこをザルに入れてから水をかけて、付着している異物をサッと洗い流すのがおすすめです。
これなら、異物を取り除くこともでき、風味なども保てていいですよね。
なめこの味噌汁に膜ができても食べれる?
保存しておいたなめこの味噌汁。
表面が白っぽく、膜が張った状態になってしまうことがあります。
これって、腐っている?、それとも、もともと、保存する時点で膜張っていた?
判断が難しいですよね。
腐っている場合は酸っぱい臭いもしてきます。
だけど、臭いだけでは分からず、見た目でも変化しているか判断できない時もあります。
でも、この白い膜、産膜酵母と言い、毒性は低いですが、味噌汁内で発生しやすいカビの一種の可能性がありますので、心配な時は食べるのをあきらめましょう。
ただし、白っぽいモヤモヤではなく、白いツブツブが表面に浮いている場合は、味噌の成分であるチロシンだったり、具材の魚や肉に含まれている脂だったりする時もあります。
この場合、異臭はなく、脂については加熱すると溶けてくるので分かりやすいです。
なめこの味噌汁は、とにかく、冷蔵保存でもあまり日持ちがしませんから、一層のこと、冷凍保存した方が安心かもしれません。
なめこの味噌汁の状態で冷凍保存も可能ですが、解凍すると、味噌の香りがなくなってしまいますから、できれば、味噌となめこと分けた状態で冷凍保存し、味噌汁を飲みたい時に出汁を取って、解凍した味噌を溶かし、解凍したなめこを入れると、美味しく出来上がります。
なめこを冷凍してしまうと、ぬめりが変化しそうなのが気になるかもしれませんが、大丈夫。
解凍すると、また、ぬめりがちゃんと復活します。
まとめ
なめこの味噌汁は冷蔵保存で1~2日しか日持ちしません。
保存してある味噌汁に白い膜が張っていたり、酸っぱい臭いがしたりする時は腐り始めていますから、あきらめて処分しましょう。
なめこのぬめりには栄養成分がありますので流出しないように、軽く水洗いしてから使うとよいですよ~。