いろんな具が入っているおでんですが、味が染みた豆腐も美味しいですよね。
でも、豆腐は煮崩れしそうで、おでんを家で作る時は入れたことが無い人も多いのではでしょうか。
どうやったら、お店や屋台みたいに、煮崩れしない豆腐になるのかしら?
何か、下ごしらえをしているの?
ここでは、おでんに豆腐を入れるタイミング、種類は絹がいいのか、豆腐の下ごしらえについて説明します。
おでんに豆腐を入れるタイミングは?
豆腐は一番最初に入れるといいですよ~!!
鍋の中で、ぐつぐつ豆腐を煮込んだら、ぐちゃぐちゃになってしまいそうで心配ですよね。
でも、煮込まないと、味が染み込んでいない豆腐になってしまいそう・・・。
おでんに豆腐はいつ頃入れるのが正解なのでしょうか?
豆腐を入れるタイミングは、初めからが正解です。
おでんの汁が沸騰してくると、ブクブクと流れが速くなって、豆腐が煮崩れしやすくなってしまいます。
そこで、煮崩れを防ぐために、鍋の端の方に豆腐を入れるのがおすすめ!
鍋の中央よりも流れが緩やかなので、豆腐が煮崩れしにくくなります。
おでんに入れる豆腐は絹がいい?
おでんに入れる豆腐は、木綿がおすすめです!
豆腐といっても、いろんな種類がありますよね。
木綿豆腐に絹ごし豆腐、焼き豆腐。
一番煮崩れしにくそうなのは表面に焼き目のある焼き豆腐ですが、木綿か絹かといったら、どちらがいいのでしょうか。
やっぱり、おでんにおすすめなのは木綿豆腐です。
絹ごし豆腐は濃厚な味わいとなめらかな舌触りが特徴ですが、水分が多く、煮崩れが心配です。
しかし、木綿豆腐はしっかりと水切りがされているので安心です。
また、木綿豆腐には水切りの際に出来た小さな穴があるので、味が染み込みやすいという利点もあります。
キムチ鍋など、味の濃い鍋の時は敢えて、絹ごし豆腐を使うことがあります。
木綿豆腐では味が染み込み過ぎるので、絹ごし豆腐の方がちょうどよいのです。
ですが、おでんの時は、木綿豆腐の方がよさそうですね。
どうしても、煮崩れが気になる時は焼き豆腐や厚揚げを使うのもOK!
厚揚げは豆腐を揚げたものですから、おでんの汁を油っぽくしないためには湯通しをしてから鍋に入れるのがおすすめです。
今では、おでんの豆腐は変わり種のような扱いになってしまいっていますが、元祖おでんは豆腐の串焼きだったと言われています。
室町時代、串焼きにして焼いた料理を焼き田楽、串焼きにして煮込んだ料理を煮込み田楽と言っていたそうです。
それが江戸時代には、焼き田楽は田楽になり、煮込み田楽はおでんと呼ぶようになったそうです。
今や、おでんは地域や家庭によって、具や味付けがさまざまな料理に発展しています。
おでんの豆腐は関東風の濃い味付けによく合います。
一度、家のおでんでも、豆腐を入れてみてくださいね。
おでんの豆腐の下ごしらえはどうしたらいい?
豆腐の種類を選ぶ他にも、豆腐を煮崩れさせない下ごしらえをしましょう。
それは、豆腐の切り方です。
豆腐の切り方というと、四角が定番ですけれど、煮崩れしにくいのは三角!
いつもどおり、四角い豆腐を十文字に切ったら、次は四角を斜めに切って、三角にします。
さらに、煮崩れしないようにする方法として、塩水やゆず果汁に浸ける方法もあります。
塩水に浸ける方法は、深さのある入れ物に豆腐が浸るぐらいの水を入れ、大さじ1の塩を入れて、20分ぐらい浸します。
ゆず果汁に浸ける方法は、深さのある入れ物にゆず果汁とお湯を豆腐が浸るぐらい入れ、10分ぐらい浸します。
寄せ鍋やキムチ鍋などの汁は塩分濃度が高めなので、この方法をしなくても、塩水に浸けなくても、鍋の中で同様な状態になるので、豆腐の水分が抜けて、煮崩れしにくくなるそうです。
また、鍋に絹ごし豆腐を使う時は、あらかじめ、水抜きしておくだけでも、煮崩れしにくくなるでしょう。
下ごしらえは少し手間がかかりますけれど、これで豆腐が煮崩れしないならお安い御用ではありませんか?
とにかく、時間が無い時は、湯豆腐用や鍋用と書かれている豆腐が販売されていることがありますので、店頭で探してみてください。
少し値段が高いですけれど、便利ですね。
まとめ
おでんに豆腐を入れるタイミングは最初から!
鍋の端の方に入れれば、汁の流れがゆっくりだから、煮崩れしにくいです。
おでんに入れる豆腐の種類は焼き豆腐や木綿豆腐がおすすめです。
絹ごし豆腐も美味しいですが、水分が多いため、味が染み込みにくく、煮崩れが心配です。
煮崩れ予防には、三角に切ったり、塩水に浸したりする方法もありますので、試してみてくださいね。