今では1年中販売されているりんご。
でもりんごって、痛みが早いものです。
どうしたら、りんごを長持ちさせることができるでしょうか?
ここでは、発泡スチロールを使う等のりんごの保存方法、バナナとりんごを一緒に保存することについて紹介していきます。
りんごの保存を発泡スチロールで?
果物の中では傷みにくいりんごでも、半分に切った時に中が茶色く変色していてガッカリしたことはありませんか?
りんごは微妙な温度変化で、褐変という変色が始まりやすい果物です。
段ボール箱いっぱいにりんごをもらったのは嬉しいけれど、保存に悩むところですよね。
冷蔵庫には入りきらなくて困ってしまうでしょう。
まずは家の中を見渡して、一番温度変化が少ない場所を探しましょう。
冷暖房が無い部屋がおすすめです。
キッチンはコンロで気温が上昇することがあるので、あまりおすすめできません。
そうなると、玄関回りやガレージが適した場所になることが多いのではないでしょうか。
なるべく日差しが差し込まない場所に発泡スチロール製の箱を用意し、そこにりんごを入れます。
発泡スチロールは外気温を遮断する役割があり、りんごの保存にいいんですよ♪
ホームセンターなどで販売されています。
用意できない場合は、クーラーボックスや段ボールでも良いでしょう。
そこに木くずや新聞紙を丸めたものを敷き詰めて、りんごを保存します。
りんごの保存方法ってどうしたらいい?
できれば、家庭でりんごを保存する時は、開閉が少ない冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。
冷蔵庫で保存する時はりんご1個1個をキッチンペーパーや新聞紙で包みます。
これは乾燥を防ぐためです。
さらに、ビニール袋に入れたら口をしっかり結んで保存します。
冷蔵庫で保存している時もキッチンペーパーが湿ってきたら、交換するようにしましょう。
また、長期保存に向いている品種と剥いていない品種があります。
蜜入りりんごや紅玉、つがる、ジョナゴールドは早めに食べましょう。
常温での保存期間の目安は約1か月です。
また、どんなに頑張っても、果肉褐変症という外見からは判断できない症状が出てしまうことがあります。
これは保存方法に関係なく、収穫から時間が経つと起こる現象です。
劣化が心配な時は思い切って冷凍保存するのもおすすめです。
食感が変わってしまいますが、半解凍してシャーベット風の味わいを楽しむことができます。
また、レンジ解凍して、シナモンシュガーなどをかけて、、焼きりんご風にして味わうのもおすすめです。
バナナとりんごを一緒に保存すると?
りんごと同様、バナナも日本の食卓によく出てくる果物でしょう。
小さい子供も食べやすいバナナとりんごは、キッチンの戸棚で一緒に保存することがあります。
しかし、りんごとバナナを隣り合わせにしておくと、あっという間にバナナが黒くなってしまうことがあります。
これはりんごが放つエチレンガスの影響によるものです。
どの野菜や果物も収穫後も呼吸をするようにエチレンガスを発しますが、りんごは特にエチレンガスを発する量が多いのです。
バナナだけでなく、渋柿などの熟しきっていない果物も同様な現象が起こります。
硬いキウイやアボカドがやわらかくなって、食べごろを早く迎えられます。
青いバナナも、約1週間で黄色くなるでしょう。
しかし、すでに熟して食べごろになっている場合はあっという間に食べごろを過ぎてしまいますから、注意が必要です。
ブロッコリーやキュウリは黄色くなってしまい、白菜もしなびてしまうでしょう。
それぞれを別の場所に保存するか、りんごにビニール袋をかけて密封しましょう。
また、このエチレンガスはジャガイモの芽を抑制する作用もあります。
特性を知って、相性のいいものと一緒に保存しましょう。
まとめ
りんごを保存する時は温度変化が少ない場所を選びましょう。
冷蔵庫に入れない時は発泡スチロールの箱に入れて保存するのがおすすめです。
冷蔵庫に入れる時は野菜室で保存するのがおすすめです。
りんごも品種によって、長期保存が向かないものものあります。
また、りんごは収穫後も大量のエチレンガスを放つため、近くの果物や野菜が影響を受けてしまうことがあります。
抑制したい時はりんごをビニール袋に入れるようにしましょう。