美味しい栗をたくさんもらったけれど、食べるにしても限界があります。
栗は冷凍保存できるらしいけれど、どのくらい持つのでしょうか?
翌年もたくさん栗を入手できるかわかりませんし、1年ぐらい持ったら嬉しいですよね。
ここでは、栗は冷凍すると1年持つのか、保存方法や保存の仕方のコツについて紹介していきます。
栗は冷凍すると1年持つ?
たしかに、栗は冷凍保存できる食品ですが、1年は長すぎる印象があります。
家庭の冷凍庫は日ごろも開け閉めがあり、温度変化が全くないわけではないので、冷凍した栗の日持ちは約半年と言われています。
しかし、それでも冷凍保存すれば日持ちが伸びるだけではないメリットがたくさんあります。
それは、皮が剥きやすくなることです。
一粒一粒包丁で皮を剥いていると疲れますし、ケガもしやすいですよね。
けれども、冷凍した栗は少し解凍すると皮がふやけて、とても剥きやすくなるのです。
渋皮も一緒に剥けてしまいますから、とても簡単でおすすめです。
また、冷凍した栗は品質がキープされやすいです。
収穫された栗は徐々に水分が抜けて、ぱさぱさになりやすいです。
冷凍した栗ならば、その点、品質が変わりにくいです。
それに、冷凍庫に入れてしまえば、虫に食われる心配もないでしょう。
それから、冷凍した栗は食感が柔らかくなり、これが気に入っているという人もいます。
冷凍した栗がパサパサにならないように、しっかりと密封して保存しましょう。
砂糖にまぶした状態で冷凍保存する方法がありますが、これはあまり効果がないですよ~。
皮つきのまま冷凍した栗は約半年ぐらいの日持ちですが、皮を剥いてから冷凍すると日持ちが短くなります。
それであれば、茹で栗や蒸し栗にしてから冷凍保存するのもおすすめです。
日持ちは3か月程度になりますが、調理済みですから少し解凍して皮を剥くだけで食べられます。
栗の保存方法は常温と冷蔵と冷凍だと?
常温での保存は一番簡単ですが、とにかく乾燥と虫が付くのが心配です。
気温が高い場所に置いておくと、すぐに傷んでしまうことがあります。
すぐに食べないのであれば、冷蔵庫や冷凍庫に入れるだけで、虫が付くのは予防できます。
また、収穫した栗を4~6週間ほど0℃で冷やしておくと、栗のでんぷん質が糖に変化して甘さが増えると言われています。
もし、すぐに食べない栗があるならば、湿気除けに新聞紙に生栗を包んで、冷蔵庫の一番温度が低いところや野菜室に入れておきましょう。
新聞紙は湿気を吸収しますので、保存中も小まめに交換するのがおすすめです。
保存しながら、栗がさらに美味しくなってしまう一石二鳥のような裏技です。
NHKの「ためしてガッテン」という番組で紹介されたこの方法は、SNSでとても話題になっています。
冷蔵した栗は約1か月日持ちします。
しかし、これは皮つきの場合で、皮をむいた状態で冷蔵保存する時は日持ちが短くなりますから気を付けましょう。
甘さを増やすには、栗を蒸すのもおすすめです。
もらった栗も、買った天津甘栗のようになると口コミされている方法です。
栗1キロに対して、水1リットルを入れて、中火で沸騰させて1分したら火を止めて、10分蒸らします。
そして、再び、中火で50分蒸します。
よく冷まして、粗熱を取ったら、水分をふき取り、密封できる袋に入れて冷凍します。
この状態なら3か月日持ちし、食べたい分だけ解凍して、半分に割れば、スルッと皮も剥けやすく、手軽に栗を味わえるでしょう。
栗の保存の仕方は?
栗の保存は、皮むきをラクしたいなら冷凍保存がおすすめです。
日持ちを伸ばすのも、冷凍保存です。
甘みをプラスさせたいなら、冷蔵保存でしょう。
しかし、甘みを増やすのは蒸す方法でも可能です。
自分の好みにあった保存方法を選びましょう。
もちろん、生のまま常温保存で新鮮なうちに早めに食べるのも良いでしょう。
栗ご飯、マロングラッセなど、好きな料理が作れます。
まとめ
冷凍した栗の日持ちは約半年です。
冷凍した栗は虫が付くことなく、おいしさをキープしたまま保存できます。
パサつかないように、密封して保存しましょう。
蒸してから冷凍するのも、甘みが増えるためおすすめです。
少し解凍すれば、すぐに食べられます。