ギフトでもらった蟹。
箱を開けたら、まさかの生きた蟹!
まだ動いています!
せっかくなので、食べる時まで生きたまま保存したいけれど、どうしたらいいのでしょうか?
家で新鮮な蟹が食べられるなんて!と喜んだものの、分からないことだらけでしょう。
今回は、蟹は生きたまま保存できるのか、生きたまま茹でるのか、生のまま食べることはできるのかについて紹介していきます。
蟹は生きたまま保存できる?
生きた蟹なんて、魚市場か専門店でしかお目にかかれないと思いがちですが、最近では通販で取り寄せるのも人気です。
蟹は1~2日なら、生きたまま保存できます。
もちろん、徐々に鮮度が落ちていきますから、早めに調理するのが一番です。
しかし、せっかくなら、一緒に食べる人がそろった状態で蟹を調理したいですよね。
蟹を保存するなら、冷たい海を再現してあげましょう。
水槽や発泡スチロールの箱の中に、冷たい水を用意します。
海が近い場合は、海水でOKです。
冬ならベランダなどの屋外に置き、水に氷を入れましょう。
これで何とか生きたまま保存できるでしょう。
とにかく、常温(10℃以上)にすると、カニが弱ってきます。
冷暗所に置き、衝撃なども与えないようにしましょう。
箱のふたも閉めたままがおすすめです。
特に、毛蟹は保存が難しく、注意が必要です。
しっかり飼育したら、カニを生きたままにできないの?と、子供が多い家庭では思われるかもしれません。
子供たちがよく海で見かける蟹は、夏の海でも元気ですものね。
しかし、毛蟹やズワイガニ、タラバガニなどは深海に生息しているため、一般家庭での飼育は難しいでしょう。
せっかく、生きた蟹を入手したならば、刺身で、甘くプリプリの身を味わいたいものです。
早めに食べるのがおすすめですが、どうしてもやむを得ない事情で食べられない時は茹でてから保存しましょう。
そのまま、冷蔵庫や冷凍庫に入れると、蟹は黒ずんでしまい、風味も損なわれてしまいます。
美味しくなくなってしまうのは残念ですよね。
茹でてから保存すると、十分に美味しさを保つことができます。
次では、茹で方について説明します。
蟹は生きたまま茹でるの?
なるべく、蟹を生きた状態で保存しておいて、死んでしまったら、茹でて保存しようと考えるかもしれません。
しかし、蟹は死んでしまうと、どんどん腐敗が始まってしまいます。
茹でるなら、生きたままが美味しさをキープできます。
そして、少し残酷なのですが、丸ごと鍋に入れて茹でるのがポイントです。
捌かないで、茹でるのです。
大きい蟹の場合、大きな鍋が必要になりますが、入りきらない場合は、捌いてから茹でましょう。
蟹の大きさにもよりますが、15分程度茹でます。
水1Lに対して、15~20gの塩を入れて、茹でましょう。
茹で終わったら、蟹味噌を取り除きます。
蟹味噌は傷みやすいので、別にして冷凍します。
よく冷ましたら、しっかりとラップや新聞紙で包み、乾燥を防ぎましょう。
殻から身をはずした状態で保存すると、炒め物やサラダなど、いろいろな料理に使えて便利です。
冷凍庫で1週間程度保管できます。
冷凍した蟹を食べる時は、食べる前日から冷蔵庫解凍します。
自然解凍なら、3~4時間で食べられるようになるでしょう。
電子レンジ解凍や流水解凍をすると、水分が抜けてしまい、美味しくなくなってしまいます。
冷蔵庫でも保存できますが、日持ちは2~3日程度です。
蟹は臭いが移りやすいため、新聞紙やキッチンペーパーなどでしっかりと包んで、さらにビニール袋に入れて保存するようにしましょう。
蟹を生で食べることはできる?
生きた蟹は刺身で食べるのがおすすめです。
めったに食べる機会がありませんからね。
蟹を真水でよく洗ったら、包丁やキッチンバサミで裁くだけです。
必ず、キッチングローブを手にはめて作業しましょう。
脚・甲羅・腹部に分解し、氷水に数分浸すと、身が開いてきます。
水気を拭き取ったら、刺身の出来上がりです。
新鮮なカニの身を存分に堪能してください。
まとめ
生きた蟹はそのまま捌いて、刺身で食べるのがおすすめです。
めったに食べる機会がないため、生の蟹の身の美味しさを存分に味わいましょう。
生きた蟹は冷たい水に入れて、1~2日保存することができます。
しかし、傷みやすいため、生きたまま茹でて、冷凍保存するのがおすすめです。