
秋になると、スーパーや直売所などで栗を見かける機会が増えてきます。
栗ご飯やゆで栗、煮物、お菓子など、栗ならではのほっくりとした食感を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
ただ、栗は一度にたくさん手に入ることも多い食材です。
スーパーで大きな袋を買ったり、知人からまとめてもらったり、栗拾いへ行って予想以上にたくさん持ち帰ったりすると、
「こんなにたくさん、どうやって保存したらいいの?」
と困ってしまいますよね。
そんなときに気になるのが冷凍保存です。
栗について調べていると、
「栗は冷凍すると甘くなる」
「冷凍すると皮がむきやすくなる」
といった話を見かけることもあります。
そこで、
「それなら買ってきた栗は全部すぐ冷凍したほうがいいの?」
「生の栗をそのまま冷凍庫へ入れて大丈夫?」
「皮付きと皮なしでは、どちらがいい?」
「冷凍した栗は自然解凍するの?」
「栗ご飯にするときは凍ったまま使える?」
など、次々と疑問が出てくる方もいるでしょう。
結論からいうと、栗は生の状態でも冷凍できます。
皮付きのまま冷凍することもできますし、鬼皮と渋皮をむいてから冷凍することもできます。
すでに茹でた栗が余った場合も、冷凍保存を検討できます。
ただし、「栗は冷凍庫へ入れておけば、その期間が長いほどどんどん甘くなる」と考えるのは少し違います。
栗の甘みに注目するなら、冷凍だけを見るのではなく、冷凍する前の低温保存についても知っておくことが大切です。
また、冷凍方法も一つではありません。
皮付きのまま冷凍する方法には「下処理がラク」というメリットがあります。
一方、皮をむいてから冷凍すると、後から栗ご飯などへ使うときに便利です。
つまり、
どの方法が一番よいかは、冷凍後にどう使いたいかによって変わります。
この記事では、
- 栗は本当に冷凍すると甘くなるのか
- 冷蔵と冷凍にはどのような違いがあるのか
- 生栗はそのまま冷凍できるのか
- 皮付きと皮なしではどちらが便利なのか
- 冷凍前にどんな下処理をすればいいのか
- 冷凍栗はどのように解凍すればいいのか
- 冷凍すると栗の皮はむきやすくなるのか
- 栗ご飯へ使う場合はどうすればいいのか
- 冷凍栗がパサパサ・ぶよぶよになるのはなぜか
- 冷凍栗が変色したときはどう判断するのか
- 大量の栗をもらったときはどう保存すればいいのか
などを、初めて栗を冷凍する方にもわかりやすくご紹介します。
「せっかくの栗だから、できるだけ無駄にしたくない」
「難しい方法ではなく、家庭でできる保存方法を知りたい」
という方は、ぜひ参考にしてくださいね。
栗は冷凍すると甘くなる?最初に知っておきたいポイント
栗の保存方法を調べていると、
「栗は冷凍すると甘くなる」
という情報を見かけることがあります。
冷凍するだけで栗がおいしくなるなら、試してみたくなりますよね。
ただ、この話は少し整理して考えたほうがわかりやすくなります。
ポイントは、
「低温で保存すること」と「凍らせて長く保存すること」を分けて考えること
です。
冷凍庫へ入れた瞬間に甘くなるわけではない
まず覚えておきたいのは、栗を冷凍庫へ入れたからといって、その瞬間に甘みが増すわけではないということです。
また、
「1週間冷凍するより1か月冷凍したほうが甘い」
「半年冷凍したらもっと甘くなる」
というように、冷凍期間と甘さが単純に比例するわけでもありません。
冷凍保存の大きな目的は、すぐに食べ切れない栗を保存しやすくすることです。
そのため、
「栗を甘くしたいから長期間冷凍する」
というより、
「甘みを考えるなら低温保存、長く保存するなら冷凍」
というように、それぞれの役割を分けて考えると理解しやすくなります。
栗は低温で保存すると甘みに変化が起こる
栗は収穫した後も、保存中に状態が変化します。
低い温度で保存することによって糖の量に変化が起こることが知られており、この特徴から、
「低温で保存すると栗が甘くなる」
と言われることがあります。
ここで少しややこしいのが、
「低温保存=冷凍」
と思ってしまいやすいことです。
家庭では冷蔵庫も冷凍庫も「冷たい場所」なので、同じように感じますよね。
しかし、冷蔵と冷凍では栗の状態が大きく異なります。
冷蔵庫では栗は凍っていません。
一方、冷凍庫では栗そのものが凍ります。
そのため、栗の甘みについて考えるときは、単純に「凍らせれば甘くなる」と覚えるのではなく、低温で保存する過程に注目したほうがよいでしょう。
「冷凍すると甘くなる」と言われる理由
では、なぜ「栗は冷凍すると甘くなる」という言い方をされるのでしょうか。
一つには、冷蔵と冷凍がまとめて「低温で保存する方法」として語られることがあるためです。
また、
「冷蔵庫で一定期間保存した後、長期保存のため冷凍する」
という方法もあります。
この場合、食べるときには冷凍栗になっているため、
「冷凍した栗が甘くなった」
と感じることもあるでしょう。
しかし、実際には冷凍前の保存過程も関係しています。
そのためこの記事では、
冷凍=甘くするためだけの方法
とは考えず、
低温保存と冷凍保存を組み合わせて考える
という形でご紹介していきます。
冷蔵と冷凍では目的が違う
栗を保存するときは、冷蔵と冷凍の役割を知っておくと迷いにくくなります。
冷蔵は、
「近いうちに食べる栗を低温で保存する」
というときに使いやすい方法です。
一方の冷凍は、
「すぐには食べ切れない栗を、もう少し長く保存したい」
という場合に便利です。
例えば、たくさん栗をもらった場合なら、
今週栗ご飯に使う分は冷蔵。
しばらく使わない分は冷凍。
というように分けることができます。
すべての栗を同じ方法で保存しなくてもよいのです。
甘くしたいからと長期間放置しない
「低温保存で甘みに変化が起こるなら、できるだけ長く置けばいいのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、栗は保存期間が長くなるほど必ずおいしくなるわけではありません。
保存中には乾燥したり、状態が悪くなったりすることもあります。
冷凍庫の中でも、保存状態によっては乾燥や品質の変化が起こります。
そのため、
「もっと甘くなるかもしれない」
と必要以上に長く保存するのではなく、状態のよいうちに使うことが大切です。
栗を甘く楽しみたいなら冷凍前の保存方法も考えよう
栗の甘みが気になっている方は、冷凍方法だけではなく、
「冷凍する前にどう保存するか」
にも目を向けてみましょう。
特に大量の栗がある場合は、買った日やもらった日に全部冷凍しなければならないわけではありません。
買ったその日に全部冷凍する必要はない
栗を買ってきたとき、
「早く冷凍しないと悪くなりそう」
と焦ることもありますよね。
もちろん、長く保存する予定なら早めに処理することは大切です。
ただし、
「明日か明後日には栗ご飯を作る」
という栗まで、わざわざ全部冷凍する必要はありません。
すぐ使う分と、後で使う分を最初に分けておくと便利です。
低温保存する栗と冷凍する栗を分ける
例えば20個の栗があったとします。
数日以内に10個使う予定なら、その分は冷蔵。
残り10個はしばらく使わないので冷凍。
このように分ければ、すべての栗を同じタイミングで処理する必要がありません。
大量の栗をもらったときにも使いやすい考え方です。
冷蔵中は乾燥にも注意する
冷蔵庫の中は温度が低いだけでなく、乾燥しやすい環境でもあります。
栗をむき出しの状態で置いておくと、水分が失われてしまうことがあります。
保存袋などを使い、乾燥しにくい状態で保存しましょう。
ただし、
「乾燥させたくないから水をたくさん入れておく」
という意味ではありません。
栗の表面に余分な水分が付いたままだと扱いにくくなるため、濡れている場合は拭き取ります。
保存前に栗の状態を確認する
低温保存を始める前に、栗を一度確認しておくことも大切です。
袋に入った栗をそのまま冷蔵庫へ入れると、
「一つだけ状態の悪い栗が混ざっていた」
ということに気づかない場合があります。
栗を一度広げ、
- 小さな穴がないか
- 大きな傷がないか
- 異常にやわらかくないか
- 不自然な変色がないか
などを確認しましょう。
冷蔵した栗を後から冷凍する方法もある
すぐに使わないことがわかったら、その時点で冷凍へ切り替えることもできます。
例えば、
「週末に栗ご飯を作る予定だったけれど、予定が変わった」
という場合。
そのまま冷蔵庫で忘れてしまうより、状態を確認して冷凍保存へ切り替えるほうが管理しやすくなります。
保存方法は最初に決めたら絶対に変えられないものではありません。
使う予定に合わせて調整しましょう。
栗は生のまま冷凍できる?茹でなくても大丈夫?

初めて栗を冷凍する方が迷いやすいのが、
「生の栗をそのまま凍らせていいの?」
という点です。
野菜などでは下茹でしてから冷凍するものもあるため、栗も茹でなければならないように感じますよね。
栗は、生の状態でも冷凍できます。
生栗は皮付きのまま冷凍できる
最も手間をかけにくいのが、皮付きのまま冷凍する方法です。
栗の鬼皮や渋皮をむく作業は、意外と時間がかかります。
10個程度なら頑張れても、30個、50個となると大変ですよね。
「今日は皮をむく時間がない」
「とりあえず保存しておきたい」
という場合は、皮付き冷凍が便利です。
皮をむいてから冷凍してもよい
逆に、
「後でラクをしたい」
という方は、冷凍前に皮をむいておく方法があります。
鬼皮と渋皮を取って冷凍しておけば、後から料理へ使うときの手間を減らせます。
特に栗ご飯をよく作る方には便利です。
冷凍庫から必要な分を取り出し、加熱料理へ使いやすくなります。
茹でてから冷凍することもできる
生栗だけではなく、茹でた栗も冷凍できます。
例えば、
「一袋全部茹でたけれど、家族が思ったほど食べなかった」
ということもありますよね。
そんな場合は、余った栗を冷凍保存する方法を検討できます。
どの方法が一番いいの?
皮付き、生むき栗、茹で栗。
選択肢が増えると、
「結局どれが一番いいの?」
と迷ってしまいますよね。
これは、冷凍後に何へ使いたいかで決めると簡単です。
下処理の手間を減らしたい
→皮付きのまま冷凍。
栗ご飯などへすぐ使いたい
→皮をむいて冷凍。
すでに茹でてしまった
→茹で栗として冷凍。
という考え方で大丈夫です。
全部を同じ状態で冷凍しなくてもよい
たくさん栗がある場合は、
「半分は皮付き、半分は皮なし」
という保存方法もできます。
例えば30個あるなら、
10個は近いうちに食べる。
10個は栗ご飯用にむいて冷凍。
10個は皮付きのまま冷凍。
という分け方もできます。
一つの方法に統一しなくても、自分が使いやすければ問題ありません。
栗を冷蔵する?冷凍する?迷ったときの早見表
「説明はわかったけれど、うちの栗はどうしたらいいの?」
という方のために、簡単に整理してみましょう。
| 栗の状態・目的 | 保存方法の考え方 |
|---|---|
| 数日以内に使う予定 | 冷蔵を検討 |
| すぐには使わない | 冷凍を検討 |
| 皮むきを今したくない | 皮付き冷凍 |
| 後からすぐ料理したい | 皮をむいて冷凍 |
| 栗ご飯用にしたい | むき栗を小分け冷凍 |
| すでに茹でてしまった | 茹で栗として冷凍 |
| 大量にもらった | 冷蔵分と冷凍分に分ける |
| 使い道が決まっていない | 皮付き冷凍を検討 |
もちろん、これは絶対的なルールではありません。
大切なのは、
「いつ使うのか」と「何に使うのか」
を考えることです。
この2つが決まれば、保存方法も選びやすくなります。
栗を冷凍する前にやっておきたい下処理
栗の冷凍で大切なのは、保存袋へ入れる前の準備です。
冷凍方法ばかりに目が向きがちですが、冷凍前の栗の状態がよくなければ、凍らせても元には戻りません。
まずは一つずつ確認してみましょう。
袋から出して栗全体を確認する
スーパーで買った栗も、もらった栗も、最初に一度袋から出して広げてみましょう。
袋の上から見るだけでは、
「下のほうに傷んだ栗があった」
ということに気づかない場合があります。
新聞紙やトレーなどの上に広げると確認しやすくなります。
小さな穴が開いていないか見る
栗の表面に小さな穴がないか確認します。
特に、
- 自分で拾った栗
- 知人からもらった栗
- 収穫してから時間がたっている栗
などは、丁寧に見ておくとよいでしょう。
穴のある栗を見つけたら、ほかの栗と分けておきます。
触ったときの硬さを確認する
栗を一つずつ軽く触ってみましょう。
ほかの栗はしっかり硬いのに、一つだけ明らかにやわらかい場合などは注意します。
強く握る必要はありません。
表面を軽く触り、
「いつもの栗と違わないかな?」
と確認する程度で大丈夫です。
不自然な変色がないか確認する
栗の皮はもともと茶色なので、多少の色の違いはあります。
ただ、
「一部分だけ明らかに黒くなっている」
「表面の様子がほかと大きく違う」
という場合は、よく確認しましょう。
汚れがあればきれいにする
栗の表面に土や汚れが付いている場合は、保存前にきれいにします。
水を使って洗った場合は、次の工程で水分をしっかり取ります。
水分を残さない
ここは冷凍保存で意識したいポイントです。
洗った栗を、
「どうせ凍るからいいよね」
と濡れたまま袋へ入れないようにしましょう。
キッチンペーパーなどを使い、表面の水滴をやさしく拭き取ります。
栗のお尻側や細かな部分にも水が残ることがあるため、確認してください。
冷凍する栗とすぐ食べる栗を分ける
下処理の段階で、
「全部冷凍する」
と決める必要はありません。
例えば、
状態のよい栗→冷凍。
今日使う栗→調理。
数日以内に使う栗→冷蔵。
というように分けると、無駄なく使いやすくなります。
栗を冷凍する前に虫対策は必要?
栗を扱っていると、
「中に虫がいたらどうしよう」
という心配もありますよね。
特に栗拾いをした場合や、収穫した栗をたくさんもらった場合は気になるところです。
まずは小さな穴を探す
わかりやすい確認方法の一つが、栗の表面を見ることです。
小さな穴が開いている栗がないか、一つずつ確認します。
袋に数十個入っていると少し面倒に感じるかもしれませんが、冷凍する前に確認しておけば、後から料理するときにも安心です。
栗のお尻側も確認する
栗を見るときは、つやのある表面だけではなく、お尻側も確認しましょう。
一方向だけを見て、
「穴がないから大丈夫」
と判断しないことがポイントです。
拾った栗はより丁寧に選別する
栗拾いで持ち帰った栗は、一つずつ状態が違います。
大きくてきれいな栗もあれば、小さな傷があるものもあります。
そのまま全部を一袋へ入れて冷凍するのではなく、状態を確認してから保存しましょう。
水に入れて確認する方法もある
栗を水へ入れ、状態を確認する方法を聞いたことがある方もいるでしょう。
ただし、
「浮いた=必ずダメ」
「沈んだ=絶対に問題なし」
と一つの方法だけで判断するのは避けたほうがよいでしょう。
穴、見た目、触った感触なども含めて確認することが大切です。
気になる栗は無理に一緒に保存しない
「もったいないから、とりあえず全部冷凍してしまおう」
と思うかもしれません。
しかし、冷凍しても栗の状態が元に戻るわけではありません。
保存前の時点で明らかに状態が気になる栗は、よい栗とは分けておきましょう。
皮付きの生栗を冷凍する方法
ここからは具体的な冷凍方法です。
まずは、比較的手軽にできる「皮付き冷凍」から見ていきましょう。
大量の栗があり、
「全部の皮をむくのは大変」
という方にも向いています。
手順1:栗を一つずつ確認する
最初に、栗の状態を確認します。
小さな穴、大きな傷、不自然なやわらかさなどがないか見てください。
冷凍する栗だけを選びます。
手順2:必要に応じて栗をきれいにする
汚れがある場合は、表面をきれいにします。
水で洗った場合は、その後の水切りを忘れないようにしましょう。
手順3:表面の水気をしっかり取る
キッチンペーパーや清潔な布などで、栗の表面の水気を取ります。
水滴が見えなくなったことを確認します。
手順4:1回に使う量へ分ける
例えば家族4人分の栗ご飯なら、
「いつもこのくらい使う」
という量を一袋にします。
使う量が決まっていない場合でも、一袋を大きくしすぎないほうが便利です。
手順5:冷凍用保存袋へ入れる
栗を冷凍保存に対応した袋へ入れます。
袋へ入れるときは、栗を無理にぎゅうぎゅう押し込む必要はありません。
できるだけ平らになるよう整えます。
手順6:余分な空気を抜く
袋の中に大きな空間が残らないよう、余分な空気を抜きます。
ただし、栗を強く押して傷つけないようにしましょう。
手順7:保存日を書く
袋へ、
「生栗・皮付き・10月○日」
などと書いておきます。
複数の状態で栗を保存する場合は、「皮付き」と書いておくと後からわかりやすくなります。
皮付き冷凍のメリット
皮付き冷凍の一番のメリットは、やはり下処理の手軽さです。
栗の皮むきには時間がかかるため、
「今日は忙しい」
「大量にあって全部は無理」
というときに助かります。
また、用途がまだ決まっていない栗にも使いやすい方法です。
皮付き冷凍の注意点
冷凍後に料理するときは、皮をむく工程が残っています。
そのため、
「冷凍庫から出したらすぐ栗ご飯に入れたい」
という方には、むいてから冷凍する方法のほうが向いています。
皮をむいた生栗を冷凍する方法

次は、鬼皮と渋皮を取った「むき栗」の冷凍です。
最初の手間はかかりますが、後の調理がとてもラクになります。
鬼皮と渋皮をむく
栗の外側にある硬い部分が鬼皮、その内側にある薄い皮が渋皮です。
栗は丸くて滑りやすいため、包丁を使う場合は十分注意しましょう。
一度に深く刃を入れようとせず、少しずつ作業します。
作業中の栗は必要に応じて水へ入れる
皮をむいた栗を順番に水へ入れながら作業すると扱いやすくなります。
大量の栗をむく場合は、最初の栗を長時間そのまま置かずに済みます。
むき終わったら水気を取る
すべての皮をむいたら、水から取り出します。
そのまま保存袋へ入れるのではなく、キッチンペーパーなどで表面の水分を取ります。
栗ご飯1回分などに分ける
むき栗のメリットを活かすためにも、小分けしておきましょう。
例えば、
「2合の栗ご飯用」
「3合の栗ご飯用」
など、自宅で使いやすい量にします。
重さを量るのが面倒なら、いつも使う個数で分けても構いません。
保存袋へ平らに入れる
栗を重ねすぎず、できるだけ平らに並べます。
袋の中の余分な空気を抜き、口をしっかり閉じましょう。
日付と用途を書いておく
「むき栗・栗ご飯用」
と書いておけば、後から迷いません。
料理ごとに分けている場合は、
「栗ご飯」
「煮物」
などと書いておくのもおすすめです。
むき栗冷凍のメリット
最大のメリットは、後から料理するときの手軽さです。
仕事や家事で忙しい日に、
「今日は栗ご飯にしよう」
と思っても、生栗から皮をむくとなると少し気合いが必要ですよね。
あらかじめむいておけば、その手間を減らせます。
最初の下処理に時間がかかる
一方で、冷凍する日に時間が必要です。
大量の栗をすべてむこうとすると疲れてしまうこともあります。
そんなときは、
「今日むける分だけむき栗にする」
「残りは皮付きで冷凍する」
という方法でも大丈夫です。
茹でた栗が余ったときの冷凍方法
栗を買った日に全部茹でたものの、
「思ったより食べ切れなかった」
ということもあります。
茹で栗も冷凍保存を検討できます。
熱いまま冷凍しない
茹で上がった栗は、まず粗熱を取ります。
鍋から出したばかりの熱い状態で、そのまま冷凍庫へ入れないようにしましょう。
長時間室温へ放置しない
粗熱を取るからといって、半日そのまま置いておく必要はありません。
保存することが決まったら、必要な作業を済ませて冷凍します。
皮付きのまま冷凍する方法
茹で栗を後からそのまま食べたい場合などは、皮付きで冷凍する方法があります。
一度に食べる量へ分け、保存袋へ入れましょう。
皮をむいてから冷凍する方法
料理やお菓子へ使う予定なら、皮をむいて保存しておくと便利です。
茹でた栗は生栗とは状態が違うため、崩さないようやさしく扱いましょう。
潰して使う予定なら形にこだわらなくてもよい
お菓子などで後から潰して使う予定なら、
「きれいな形を残さなきゃ」
と神経質になる必要はありません。
少し崩れてしまった栗も、用途によっては十分活用できます。
栗は皮付きと皮なし、どちらで冷凍するのがおすすめ?
ここまで読んでも、
「やっぱりどっちにしよう?」
と迷っている方もいるかもしれません。
そこで、それぞれがどんな方に向いているのか整理してみましょう。
皮付き冷凍が向いている人
皮付き冷凍は、
- とにかく早く保存したい
- 大量の栗がある
- 今は皮をむく時間がない
- 冷凍後の使い道がまだ決まっていない
- 下処理の負担を減らしたい
という方に向いています。
「とりあえず保存を優先したい」
というときに便利です。
皮なし冷凍が向いている人
むき栗冷凍は、
- 栗ご飯をよく作る
- 冷凍後すぐ料理に使いたい
- 時間がある日に下処理を済ませたい
- 冷凍庫の中を整理しやすくしたい
という方に向いています。
迷ったら半分ずつでもよい
どちらか一方に決められないなら、半分ずつ保存する方法があります。
例えば40個の栗なら、
20個は皮付き。
20個は皮なし。
というようにしておけば、どちらの使い方にも対応できます。
家庭での保存なので、「全部同じ方法でなければいけない」と考える必要はありません。
冷凍栗は小分けしておくと使いやすい
栗の冷凍で意外と後悔しやすいのが、
「全部まとめて一袋に入れてしまった」
というケースです。
冷凍する日はラクでも、使うときに困ってしまいます。
1回で使い切れる量が基本
小分けするときは、
「普段の料理で一度にどのくらい使う?」
と考えてみましょう。
家族が多い家庭と、一人暮らしでは適量が違います。
自分の家庭に合わせて分ければ大丈夫です。
栗ご飯用なら炊飯1回分にする
栗ご飯に使うことが多いなら、1回の炊飯で使う量ごとに分けます。
こうしておけば、冷凍庫から一袋取り出すだけです。
少量の袋も作っておく
すべてを同じ量にする必要はありません。
少しだけ料理へ加えたいときのために、小さな袋を作っておくのも便利です。
保存袋に用途を書く
「栗」とだけ書くより、
「生むき栗・栗ご飯用」
「茹で栗・お菓子用」
などと書いたほうがわかりやすくなります。
数週間後の自分が見てもわかる書き方にしておきましょう。
冷凍した栗はどう解凍する?完全解凍しなくても大丈夫
栗を無事に冷凍できたら、次に気になるのが解凍方法です。
冷凍食品というと、
「食べる前日に冷蔵庫へ移して自然解凍する」
というイメージがあるかもしれません。
しかし栗の場合、使い方によっては完全解凍しないほうが扱いやすいことがあります。
冷凍栗は用途によって解凍方法を変える
まず覚えておきたいのは、
すべての冷凍栗を同じ方法で解凍する必要はない
ということです。
皮付きなのか。
皮をむいてあるのか。
茹でてあるのか。
栗ご飯へ使うのか。
そのまま食べたいのか。
これによって適した扱い方が変わります。
むき栗は凍ったまま加熱料理へ使いやすい
皮をむいて冷凍した栗は、栗ご飯や煮物などの加熱料理なら、凍ったまま使える場合があります。
これは大きなメリットです。
せっかく冷凍前に皮をむいたのですから、毎回完全解凍する必要がなければ調理がかなりラクになります。
皮付き栗は皮むきに適した状態まで戻す
皮付きの冷凍栗は、皮をむく必要があります。
この場合は、
「完全に解凍してから皮をむこう」
と考えるより、皮が扱いやすくなる程度まで戻して作業する方法があります。
完全解凍するとやわらかくなることがある
栗は解凍が進むと、冷凍前とは食感が変わる場合があります。
特に皮むき中に実がやわらかくなると、
「きれいにむきたかったのに崩れた」
ということがあります。
そのため、皮をむくことが目的なら、完全解凍させすぎないようにすると扱いやすくなります。
必要な量だけ取り出す
小分け冷凍しておけば、必要な袋だけ取り出せます。
大袋から毎回全部を出して戻す必要がありません。
ここでも、冷凍前の小分けが役立ちます。
冷凍すると栗の皮はむきやすくなる?
「栗は一度冷凍すると皮がむきやすくなる」
と聞いて、冷凍を試したい方もいるでしょう。
栗の皮むきは手間がかかるため、少しでもラクになればうれしいですよね。
冷凍栗は熱湯を利用して皮をむく方法がある
皮付きで冷凍した栗は、熱湯を利用して表面を戻しながら皮をむく方法があります。
冷凍庫から出した栗を扱いやすい状態にし、まず外側の鬼皮からむいていきます。
熱湯から出した直後は触らない
当然ですが、熱湯を使った栗は熱くなっています。
「早くむかないと」
と焦って触らず、手で安全に扱える温度になってから作業してください。
最初に鬼皮をむく
栗の外側の硬い皮が鬼皮です。
栗のお尻側など、作業しやすいところから少しずつむきます。
栗は丸く滑りやすいので、包丁を使う場合は特に注意しましょう。
次に渋皮を取る
鬼皮の内側には渋皮があります。
渋皮が簡単にはがれる部分もあれば、実へぴったり付いている部分もあります。
一度に全部取ろうとせず、少しずつ作業しましょう。
少量ずつ取り出すと作業しやすい
大量の冷凍栗を一度に全部取り出すと、最後のほうをむく頃にはかなり解凍が進んでいることがあります。
例えば20個あるなら、
5個ずつ。
10個ずつ。
というように、少量ずつ作業する方法があります。
必ずきれいにむけるわけではない
冷凍したからといって、すべての栗が同じように簡単にむけるわけではありません。
栗の種類や状態、冷凍前の状態などによって違いがあります。
「冷凍したのに渋皮が残った」
ということもあるので、無理に引っ張らず丁寧に作業しましょう。