秋の味覚と言えば、いろいろな美味しい物がありますが、なんといっても松茸は別格ではないでしょうか。
高級品なので滅多に食べられるものではないけれど、シーズンに1度は堪能したい食材ですよね。
年に一度のお楽しみ、松茸を一番美味しく食べるにはどうしたらいいでしょうか?
今回は、松茸の一番おいしい食べ方やおすすめの食べ方、一本を使ったレシピについて紹介していきます。
松茸の一番美味しい食べ方ってなに?
松茸はきのこの王様とも言われるほど、豊かな香りが魅力の高級食材です。
養殖技術が向上した現代でも、松茸は人工栽培ができません。
松茸が生えるアカマツが減少しているのも原因でしょう。
国産の松茸は入手困難に等しく、中国やカナダなどの輸入ものの松茸が出回っています。
松茸を奮発して購入したら、どうしたら、一番美味しく食べられるか迷いますよね。
失敗したくないですし、味も香りも十分に味わいたいものです。
しかし、松茸を使った料理はたくさんあります。
松茸のお吸い物に、炊き込みご飯、土瓶蒸しなど。
一体、どの食べ方がいいのでしょうか?
頻繁に食べるものではないから、迷いますよね。
しかも、そんなにいろいろな料理に使うほど、大量に松茸があるわけでもなく・・・。
手に入れた松茸、後悔しないように、満足できる食べ方が知りたいですね。
松竹の食べ方でおすすめは?
和食の料理人など、普段から松茸を料理している人によると、素人が失敗しないで松茸を食べるにはシンプルなホイル焼きがおすすめのようです。
ガスコンロや魚焼きグリルでは火力が強すぎて、焦げてしまう恐れがあるため、弱火でじっくりと焼きましょう。
オーブントースターでも焼けます。
松茸の厚みのある傘の部分は包丁で切り込みを入れ、手で半分に裂きます。
ゆっくりと裂くと、途中で折れることがなく、見映えのよい形になります。
裂くと、どんどん香りが立つため、裂くのは最小限にとどめます。
大きい物は食べる時に裂くのがおすすめです。
広げたホイルの上に、裂いた松茸を並べ、酒や塩を少々振り、じっくりと焼いていきます。
じわじわと松茸の香りが部屋中に漂い、松茸を食べる前に香りを楽しみます。
ホイルの上に、松茸から出てきた水が溜まってきたら、焼き上がりです。
やや生に見えるぐらいにとどめ、焼き過ぎないようにするのがおすすめです。
焼きあがった松茸はすだちなどの柑橘類を添えたり、醤油をたらしたりして、すぐに食べましょう。
焼き立てが一番です!
松茸が熱いうちに傘の切れ目から裂くと、芳醇な香りが上がります。
焼き松茸はシャキシャキとした歯ごたえがあり、噛むと旨味が出てきます。
これぞ、松茸です。
他のキノコとは一味違う、高級な味わいが楽しめるでしょう。
松茸1本を使ったレシピを紹介!!
まつたけを使った料理は、本当にたくさんあります。
天ぷらや茶わん蒸しなど、いろいろ作って味わいたい人もいるでしょう。
ここでは、松茸1本を使ったレシピを紹介します。
それは、松茸ならではの料理「土瓶蒸し」です。
土瓶にだし汁300ml、醤油小さじ1、酒を少々入れて、よく冷ましておきます。
その土瓶に、薄切りした松茸と鶏肉少々、小エビ1尾、銀杏2つを入れます。
土瓶を火にかけて、沸騰直前で火を止め、ふたをします。
10分程度蒸したら、三つ葉と巣立ちを添えて完成です!
だし汁に松茸の香りが広がり、上品な味わいに仕上がっています。
具はお好みでアレンジ可能です。
せっかく手に入れた松茸でも、虫に食われてしまったり、日が経ってしまったり、鮮度が落ちている場合には炊き込みご飯にするのがおすすめです。
米にだし汁と醤油、塩、酒を加えて浸しておきます。
その上に、薄くスライスした松茸、鶏肉、生姜のすりおろしを加えます。
炊飯器で炊き上げたら、具をしゃもじで混ぜて、三つ葉を添えたら完成です。
まとめ
松茸の香りも味も楽しむなら、焼き松茸がおすすめです。
ダイレクトにしっかりと味わえます。
広げたホイルの上に、手で裂いた松茸を並べ、火加減に気を付けて焼きましょう。
焼き過ぎないのが大切です。
松茸を味わうなら、土瓶蒸しや炊き込みご飯もおすすめです。
滅多にお目にかかれない松茸は、慎重に料理して、味も香りも堪能しましょう。