安全安心のホットカーペット。
小さい子供がいる家ではストーブなどは心配ですし、暖房は空気が乾燥しますから、ホットカーペットがいいですよね。
いくら暖房をつけても、冷える大きな家でも、ホットカーペットが活躍するでしょう。
ホットカーペットと一緒にアルミシートを使えば、床からの冷えを遮断してくれて、なお、温かさが増します。
しかし、最近聞いた話では、ホットカーペットとアルミシートの組み合わせで火事になった話。
それってどういうこと?
今回は、ホットカーペットとアルミシートで火事になるか、アルミシートに静電気が起きることはあるのか、アルミシートの敷き方について紹介していきます。
ホットカーペットはアルミシートで火事になる?
ホットカーペットは低温だし、火事にならないと思っていたら、大間違いです。
電化製品のため、正しく使わないと火事が発生することがあります。
アルミシートを併用すること自体は間違っていません。
しかし、ホットカーペットの上にアルミシートを敷くのはNGです。
ホットカーペットの上に保温性の高いものを長時間置くと、異常に高温になり、ホットカーペット自体の故障を招きます。
この部分的に高温になることで、カーペット内の配線が劣化してしまうのです。
その結果、断線してしまい、火事が発生することがあります。
また、ホットカーペットの上に布団などを敷くことがあります。
これも、その部分だけ高温になってしまい、ホットカーペットの故障の原因になるでしょう。
保温性がなくても、テーブルや椅子の脚などでも、ホットカーペットの上に長時間置いていると、同じような現象が起こります。
ちなみに、ホットカーペットのカバーなどは保温性が低く、部分的に高温になることがないので、問題ありません。
ホットカーペットを使う時は、なるべく上に物を置いたままにしないことを心がけましょう。
ホットカーペットが原因でアルミシートに静電気が起きることは?
ホットカーペットの下に、アルミシートを敷くと、最高に暖かいですよね。
クッション性もあるので、本当に床で寝られてしまいそうです。
しかし、気になるのが、ホットカーペットの上で動くたびに、バチバチとなる静電気のこと。
静電気というのは摩擦や接触で起こるもので、ホットカーペットとアルミシートの間で発生してしまいます。
さらに、冬は空気が乾燥する季節で、暖房を使っていればなおのこと、湿度がさがっているので、静電気が発生しやすいのです。
静電気を抑制するには、加湿することが一番手っ取り早いでしょう。
加湿器を置いたり、霧吹きをしたりすることで、湿度を上げられます。
市販の静電気防止スプレーを使うのもおすすめです。
ホットカーペットの下にアルミシートで合っている?
ホットカーペットの熱を逃がさないためにアルミシートを使うのは、もはや一般的。
しかし、その重ねる順番がよく分からないものですよね。
一つずつ確認してみましょう。
まず、一番下に冷たい床があります。
この床からの冷気を遮断するために、フェルトなどの断熱する敷物があれば敷きます。
その上に、アルミシートを敷きます。
そして、ホットカーペット、ホットカーペットカバーやラグを重ねていきます。
とにかく厚みのあるものはホットカーペットの下です。
アルミシートは、銀色のアルミ面を上にして敷きましょう。
アルミシートは放射現象によって出る赤外線を反射します。
つまり、アルミ面にホットカーペットを接触させることで、ホットカーペットの熱を反射させる、室内を保温する効果があります。
これは、ホットカーペットの電源をオフにしている時も室内の熱を反射させて、保温しています。
ホットカーペットでなくても、普通のカーペットでもアルミシートを敷いておくと保温効果があります。
まとめ
ホットカーペットは、上に保温性のあるものを置くと、一部分だけ高温になってしまい、故障や火事につながることがあります。
アルミシートはホットカーペットの下に敷きましょう。
ホットカーペットとアルミシートの間に静電気が起きることがあります。
これは空気の乾燥によるものなので、加湿することで解決できます。
ホットカーペットとアルミシートを正しく使って、寒い季節も快適にお過ごしくださいね。