大人になってから美味しさを知った食べ物ってありますよね。
私の場合、生牡蠣、カニ味噌、それからホルモン。
ホルモンを知るようになったのは、社会人になって上司や先輩たちと焼肉屋さんに行くようになってからです。
ここでは、焼肉屋さんで呼ばれる「シロ」はどこの部位なのか、他のホルモンの呼び名、ホルモンのおすすめの食べ方について説明します。
焼肉に行くと聞くシロは部位はどこ?
焼肉屋さんのホルモンで人気があるのはシロ。
部位は豚の大腸ですが、小腸もまとめて「シロ」と言われている場合もあります。
豚だけじゃなく牛でも「シロ」ということもありますね。
シロの食感は少し固めですが、噛むごとに甘みが感じられます。
クセはなく、他の部位に比べて、お手頃価格というのも人気の秘密です。
また、ご存知の通り、ホルモンは栄養豊富!
シロにも、ビタミンE・ビタミンD・ビタミンK・葉酸・鉄分・亜鉛などが含まれていますから、疲労回復に効果が期待できます。
それから、女性には嬉しいコラーゲンも含まれているそうですよ!
気になるカロリーはシロ100g当たり(約1人前)、約179kcal。
じっくり焼きながら、美味しく頂きたいですね。
焼肉でいうホルモン、部位は?
ホルモンとは、つまり内臓部分のことです。
シロ以外にも、焼肉屋さんではいろいろな種類のホルモンが用意されています。
〇ハラミ・・・牛の横隔膜の辺り。横隔膜の背中側をカクマク、横隔膜の肋骨側をサガリと言います。赤身に見えますが内臓肉なので、ロースより低カロリーでヘルシーです。
〇ミノ・・・牛の第一胃。肉厚で歯ごたえがあるので、包丁で切り込みを入れてあります。
クセがなくて食べやすく、コリコリとした食感が楽しめます。
〇ハチノス・・・牛の第二胃。独特な風味と歯ごたえがあり、あっさりと食べやすいです。
〇センマイ・・・牛の第三胃。ザクザクとした食感があり、生でも焼いても美味しいです。高級店では表面のグレーの部分を油むきして、白センマイとして出されることがあります。
〇ギアラ・アボミ・・・牛の第四胃。生に近いと歯ごたえが強く、しっかり火を通して脂を落とすと濃厚な味が楽しめます。
〇テッチャン・シマチョウ・・・牛の大腸部分。あっさりとした脂が特徴で、胃に優しいかんじです。焼き加減によって,自分好みに油を落としていくことができます。
〇マルチョウ・ヒモ・・・牛の小腸部分。テッチャンよりも柔らかく、脂がのっていて食べやすいです。
〇テッポウ・・・牛の直腸部分。柔らかく、脂もコクもあり、濃厚な味が楽しめます。
〇タン・・・牛の舌。薄切りで出され、根元部分の方が柔らかく、タンツラと言われます。
〇ハツ・・・心臓部分。脂が少ないので低カロリー。旨味が凝縮されていて、コリコリとした食感が楽しめます。
〇チレ・タチギモ・・・牛の脾臓。柔らかい書簡で、新鮮なものなら臭みもなく、生でも食べられます。
〇ウルテ・フェガミ・・・喉の軟骨。内蔵の中でも一番硬い部分なので包丁で切り込みが入っています。
〇ハツモト・フエ・・・タケノコ・コリコリとも言われ、心臓近くの動脈部分。軟骨のようにコリコリした歯ごたえが楽しめます。
〇マメ・・・牛や豚の腎臓。扱っているお店は少なく、脂肪が少なく、ビタミンAやB2が豊富に含まれています。
〇プップギ・フワ・バサ・・・牛の肺。これも扱っているお店は少なく、食感は柔らかく、淡泊な味です。
〇シビレ・・・牛の胸腺と膵臓。
〇ネクタイ・ノドスジ・・・牛の食堂部分。スキミとも言われ、赤身肉のようなクセのない味です。
〇カッパ・・・牛の前腹の皮と脂身の間にある赤いスジ肉で、濃厚な肉の旨味が特徴です。
焼肉の食べ方のおすすめは?
こんなにたくさんの焼肉の種類!!
どれから焼いたらいいか困ってしまいますよね。
そこで、おすすめの食べ方を紹介します。
まず、焼肉は食べる順番が非常に重要です。
おすすめは、脂の少ない肉が食べ始め、徐々に濃厚な肉を食べていきます。
先に濃厚な肉を食べてしまうと、あとに食べた脂の少ない肉の美味しさが分かりにくくなってしまいます。
それから、肉につける調味料も重要です。
最初は塩で、次に醤油ダレ、それから味噌ダレを味わいましょう。
上記のルールをふまえて、焼肉で注文するなら、まず、あっさり塩味で楽しめるタン・ヒレ・ミノ・トントロなどがおすすめです。
次に、焼肉で一番人気のカルビを注文します。
カルビは最後のお楽しみにとっておく人もいますが、脂を味わい、かつ醤油ダレを楽しむなら、このタイミングがベストです。
その次に、ロースなどの赤身肉、ハラミ、ホルモンと続きます。
徐々に脂が少ないものに変わり、満腹感があっても食べやすいものになっていきます。
そして、ホルモンは味噌ダレで味付けされていることがあるので、最後がおすすめです。
まとめ
焼肉に行くと、ホルモンの種類が本当にたくさんありますが、初めての方ならシロなどが食べやすくておすすめです。
焼肉の美味しさを存分に楽しむなら、非常に食べる順番が大切!
焼肉となると目の色が変わり、鍋奉行ならぬ、鉄板奉行に変身してしまう人もいますが、あくまでも、みんなで楽しく食べたいものですね。