エアコンのリモコンをよ~く見て下さい!
冷房と暖房と、それから除湿(ドライ)・・・、ちょっと待って、送風ボタンもありますよね?
使い方が今一つ分かりにくく、忘れられがちな送風機能。
ここでは、エアコンの送風は部屋の換気をしてくれているのか、送風を使っても意味はあるのか、いつ使うのかついて説明します。
エアコンの送風は部屋の換気をしてくれる?
エアコンを使うと、気になるのが空気の乾燥です。
冷暖房の運転中でも定期的に換気した方がいいみたいですが、送風機能で換気できるのでしょうか?
答えはNOです。
エアコンは外とパイプでつながっているから、なんとなく換気できそうな感じがしますが、送風機能は言わば扇風機と同じように風を起こすだけ。
ですから、送風運転にしても室内の空気が循環するだけで、換気にはならないのです。
けれども、送風運転によって空気の流れを作ることができますから、いきなり冷房や暖房運転を始めるより、少し送風運転で空気の流れを作ってから冷房や暖房運転にすると、早くお部屋が適温になりますね。
さて、ここまでエアコンの「送風」運転では、お部屋の空気を換気することはできないということを書いてきました。
でも実際にはですね、、、換気機能が付いている高性能なエアコンって存在します笑
普通の機種に比べると、少し割高な価格ではありますけどねー。
換気扇に比べると換気能力は劣ってしまうようですが、室温を変えずに換気ができるのが非常に魅力的ですよ(*‘ω‘ *)
エアコンの買い替えをするときは、量販店で確認してみるといいですよ~♪
ネットで見るデータだけだと、わからないこともありますしね。。。
エアコンの送風って意味ある?
送風機能の使い方は、他にもあります。
例えば、エアコン内部のカビ予防に効果があるのです。
久しぶりにエアコンを使用したら、かび臭いなんてこと、ありますよね?
それはエアコン内部に発生した結露によるものなのです。
そこで、カビ予防するには送風機能が効果的!
冷房や除湿を止めたら、送風運転を2時間ほどすると、エアコン内部の湿気がなくなり、フィルターも乾いてくれます。
最近のエアコンは冷暖房を止めると自動的に送風運転に切り替わるものもあり、これを実施することで性能低下予防にもつながるようです。
他にも、送風機能は扇風機やサーキュレーターと同じように使えます。
冷房を付けるほどではない少し暑い時に使う扇風機ですが、エアコンなら部屋の高い場所に付いているので、子供が触ってしまう心配がありません。
エアコンでも送風運転なら、電気代は扇風機と変わりません。
送風機能の意味については、こちらも参考にどうぞ
⇒エアコンを切る前に送風にすると良い?カビ防止?本当の意味は?
エアコンの送風はいつ使う?
エアコンの送風を使うタイミングは、冷房を付ける前がおすすめです。
帰宅して、いきなり冷房運転にするのではなく、まず部屋の窓を開けて換気し、室内の熱気を逃がしてから送風運転を行いましょう。
送風によって空気を循環させ、室温のムラをなくしてから冷房運転にすると、部屋全体が早く冷えてくれます。
冷気が直接身体に当たるのが嫌な方は、ぜひこの使い方を実践してみてください。
暖房の時も送風運転してからの方が早く暖まり、非常に経済的でもあります。
それから、冷房や暖房運転の後は送風運転に切り替えましょう。
エアコン内部の湿気を除去し、フィルターを乾かすことができるので、カビ予防になります。
しかし、完全ではないので、業者による内部洗浄も、なるべく年に1度程度は必要です。
ちなみに、家の部屋のエアコンだけではありません。
車のエアコンも同様です。
夏、駐車場に止めておいた車の中はかなりの高温です。
ドアを全開して換気してから送風運転、それから冷房に切り替えた方が省エネになります。
送風機能に関しては、こちらも参考になさってください
⇒エアコンに送風がある意味は?いつ使う?風の向きは?
まとめ
送風機能についてはメーカーや機種によって、「風だけ」「ミスト」「空清」という表示のこともあります。
また、送風機能がないエアコンの場合、冷房運転を上限の設定温度にすることで送風運転になることがあります。
つまり、外気温と同じ温度に設定することで、室外機が止まり、送風機能と同じ状態の運転になるのです。
エアコンの送風機能は、冷暖房の前後に使ったり、扇風機代わりにしたり、便利にお使いくださいね。
簡単なエアコンフィルタ―のお掃除方法はこちらが参考になるかもです
⇒エアコンのフィルタを掃除機なしでキレイにする。水洗い?洗剤は?